ザ・メニューのレビュー・感想・評価
全282件中、181~200件目を表示
「三つ星レストラン」
今年132本目。
サンフランシスコのミシュラン三つ星レストラン「アトリエ・クレン」のシェフ ドミニク・クレンがすべての料理を監修。新聞の広告に大きく載っていたので面白そう。それより映画館の予告が秀逸でした。この秋は「ザ・メニュー」と「ラーゲリより愛をこめて」が一番見たい映画で予告でハードル上がっているのですが、ハードル超えてきました。
予告と新聞の広告の情報だけで見たので何も入れずに御覧になるのがオススメです。
最後まで緊張感が続く。役者の力量を感じる傑作
ヒロインとシェフの役者の迫力がすごい。コメディ担当のヒロインの彼氏が結構な糞野郎だったり、ナイフを刺すシーンが余計な気がして少し残念だったが、最後まで緊張感が続く良質のサスペンス。
もう少しコメディ方向にぶれた方が私は好みですが・・・心をへし折られた客が、最後にはシェフに同調してるのが地味に怖かくて良かった。
このレストランが 毎日ではなくても ある程度常設で普通に営業してい...
このレストランが
毎日ではなくても
ある程度常設で普通に営業している店だったら
なんてストーリーだったら
もっと面白そう
お帰りにチーズバーガーをどうぞ
意表をつく演出、先の見えないシナリオなど、仕掛けとして興味深く、変なお話なので惹かれます。
面白いといえば面白いのですが。
ただ……
ミステリアスと紙一重なのですが、シェフやスタッフの心情がよくわからない(取り立てて説明のない)まま最後まで行くので、「なんでそこまで」と戸惑いの方が大きくて。
また、客も妙に諦めがよく、もっと足掻けよと不思議に感じたり。
わずかなシェフのセリフから推理しながら観るということを楽しめるかどうかが、この作品を面白いと思えるかどうかかな。
私は面白いと思ったけど、完全には楽しめず微妙な気持ちも同居しておりました。
チーズバーガーはとても美味しそうでした。
観終わった後は、妙に食べたくなります。
ポテトつきで。
強烈なマインドコントロールを楽しめるか
レストランや居酒屋とかで出てきた料理についての説明・解説を聞くのが少し苦手だ。仰々しくてあまり頭に入ってこないから。あれは店側の自己満足なんじゃないかと思ってしまう。
本作に登場するホーソンという高級レストランは、その説明をさらに増やし、さらに客にいろんな制約を課す店。わがままな成金、落ちぶれた俳優、美食ライター、空気の読めない若き食通、金持ち老夫婦等、いろんな客がいてそれぞれ何かを抱えているという設定はいい。どんな物語になるのかと思っていたら、思ったよりもイカれた展開だった。強烈なマインドコントロールがあってのこと。
何事もこだわりが強すぎると不満がたまってしまうということかもしれない。そんなことを感じる映画だ。それでもアーティストとしての矜持みたいなものを感じるラストはなかなかよい。自分の作品に不要な要素は取り除くってことか。
辻褄が合わないんじゃない?とかそんな行動する?なんてことも思うが、意外と引き込まれている自分がいた。とても妙な鑑賞体験だった。
映像はきれいですが、とにかく怖かった{{ (>_<) }}
ミステリー小説に「奇妙な味」と呼ばれるジャンルがあるそうです。ブラックユーモアや幻想、怪奇などの異色の物語たち。「味」は読後感のことだが、代表的なロード・ダンセイニの「二壜の調味料」やロアルド・ダールの「味」などは、味そのものをテーマとしている。このスリラーも、奇妙な味と呼ぶにふさわしい作品だと思います。日本でいえば宮沢賢治の『注文の多い料理店』が近いのではないでしょうか。
舞台は、孤島にある世界で最も予約困難な超高級レストラン“ホーソン”。カリスマシェフとして世界的に知られているジュリアン・スローヴィク(レイフ・ファインズ)による、選び抜かれたセレブな客だけが味わうことを許された究極のフルコースを堪能するため、破格の高額な料金を払って予約を取ったゲストたちは、専用の客船に乗って意気揚々と招かれてくるのでした。みんな有名な俳優や料理評論家、IT産業で成功した若者ら富裕層ばかり。究極の美食を楽しむ客たちでした。しかし、11人の客たちの中には、予約が取れたものの代わりに来た客もいました。グルメオタクのタイラー(ニコラス・ホルト)と連れの女性マーゴ(アニヤ・テイラージョイ)です。
物々しい雰囲気の中、マース料理がふるまわれて行きます。けれども、出てきた料理に感動するタイラーとは対照的に、マーゴはどことなく違和感を抱き始めます。実はこの日のメニューには恐ろしいサプライズが用意されていたのです。やがてディナーの「演出」は常軌を逸し始め、シェフはまるでカルト集団の教祖のごとく君臨し、ゲストたちは恐怖で追い詰められていくことになるのでした。
外界と隔絶した太平洋沖のレストランというたった一つの状況設定のもとで、全編が進行していくサスペンス映画。ガラス越しに荒々しい海を間近に望むレストランの内装から、軍隊のように統率された厨房スタッフの動き、現代アートのごとき料理の数々まで、緻密に構築された様式美に目を奪われます。
グルメにまつわるブラックな風刺を盛りつけた映像世界は、謎めいたスローヴィクの人物像も好奇心をかき立てられました。唯一の招かれざる客の若い女性マーゴ (アニャ・テイラージョイ)、スローヴィクとの対立劇もスリル抜群の緊迫した場面が続きました。途中で救助に現れる沿岸警備艇の登場で、狂気に満ちたメニューもジ・エンドと思ったら、とんでもないことに。
そして圧巻なのは、衝撃的なラストです。シェフもスタッフも客もレストラン全体までひっくるめて調理し、メニューにしてしまう展開は、想像を超えた世界。刺激的な映画体験に浸れる一作です。
不穏な空気に一気に引き込まれ映像ですが、恐怖が支配すると裏側には、ゴージャスで、官能的で魅惑に満ちた美しさも併せ持っていました。
例えば、劇中登場する料理は、全て実在の有名シェフが手掛けたもの。それらはもはやアートといえるものでした。レストランのデザインも洗練されていて、「死」ですら盛りつけのように飾られるのでした。あくどさを感じる過剰な描写と美しく整えられたセットデザインのバランスが絶妙なのです。
同時期公開の「土を喰らう十二ヵ月」と見比べると面白いと思います。素朴な料理で「食」が「生」そのものだと描く同作に対し、美食は追究すればするほど生から遠ざかり死に近づくのが本作です。そんなシェフの心の空虚さをファインズが熱演しています。ただ、格差社会や客たちの罪など、材料を詰め込みすぎで「味」がややぼやけてしまったことが残念です。
訳ありの登場人物たちのキャラクターは典型的で意外性はありませんが、デスゲーム系の作品が好きな人は間違いなく楽しめそうです。
うーん…
サイコスリラーだと思ってみたけど…結局暴力的な描写がただ流れてくるだけで、もっと深い理由があってやってるのかと思ったけど何もわからないまま終わった…。予告が一番面白かったな…。薄いな…。なんで最後涙ぐんでた??なぜ主人公は帰れたの??見なきゃよかったな…。映画館で見るほどの価値はなかった…。
ホラーコメディ
色々考察しながら見てましたがムカつくからお前も死ねってところでこの映画の捉え方がはっきりしました。これはコメディです、無駄に考察するよりホラーコメディとして消化した方がいいかも…と個人的に思いました。
梅干
サイコスリラーの様相を呈しているが、メッセージ性を強烈に帯びているプロテストムービーである
結論から言うと、芸術性の高さと映像の緻密さ鮮明さが際立つ現代のクオリティは間違いない
但し、他のレビュアーの方も仰るように、ストーリーそのものは所々に穴があることは隠せないし、結局庶民の味が一番だなっていうのは、日本人はおにぎりが一番だと言ってるようなもので少々陳腐感が漂う
皮肉にも、こうしてレビューを書いてる自分にさえ指摘されるシーンとしての、料理を作らせる件は中々強烈だ。「作品に文句があるなら自分で作ってみろ」は、古今東西言われ続けているが、それを映像化した意義は畏れ入った その他、金持ち達や有名人達の心が折られ続けるコースの数々は、観ている側もスッキリしてくるのは、パンしか食えない庶民側だからw
それこそ、ホリエモンやひろゆきなんかにこんなレストランの招待状出して欲しいと思う自分は、それでもシェフに追込まれて自殺の道を選ぶんだろうねw
殊更左様に、観客の社会的ステイタスが重要視されるテーマの作品であった
1人の料理人の苦悩と復讐の話
単純なサイコスリラーかと思いきや、しっかりとテーマがあり楽しめました。登場するメニューもひとつひとつビジュアルにこだわっていて、高い店に来たら出そうな感じでした笑
あとアニャテイラージョイが綺麗。
以下内容ですが、
食通オタクや味覚音痴の金持ちや食の評論家などの料理人の悩みの種である人々に対して、
成功した料理人が苦労した過去を顧みつつ、あくまで料理のメニューとして復讐を重ねていく。
料理を食べるのではなく、味わうとはどういうことかを教えてくれる作品でした。
登場しているメニューも今作の料理店がある島を模ったものから子供の好きなおやつを模したものへと、シェフの過去を遡っていくようで、芸が細かったです。
今後も料理をいただく際は頭をよぎるであろう作品になりました。
チーズバーガー食べたい。
安い2時間ドラマかよ
これ、わざわざ映画館で見る必要ないなーと思いました。
家で、倍速で見て充分でしょう。
ハンバーガーから始まって何がどうなって人を巻き込む??
辛口コメントで店潰された?いずれ潰れる店でしょ?
なんで売春やってんの?なんでいちいち感動して泣いてんの?
各人物のキャラ設定が甘すぎて、背景が不明瞭だから、
シェフが皆を巻き込む必然性がまるで見えない。
「人は人を裁けません!」と言いたくなるだけ。
なんて身勝手なシェフなんだと。
片平なぎさ&船越英一郎なら、もう少し噛み砕いて
各人物について説明してくれますけどね?崖の上。
ディズニー配給だから媚びて書いてるプロライターとか要りますか?
デンシジャラス・メニュー
怖い。でも怖い中にも、傲慢な客たちへの皮肉たっぷりな感じが面白かったです。パンのないソースだけのパン皿とか。
そういった意味でマーゴだけが、この店には相応しくなかったのですね。
作った料理を全部食べて欲しいというシェフの欲求を刺激したチーズバーガー持ち帰り作戦はユニークな脱出劇でした。あのチーズバーガーはめちゃ美味しそう。
シェフの恨みが壮大なメニューに。皮肉を込めた描き方に好感。
予約の取れない孤島の超高級レストラン。
シェフから招待を受けて訪れた客の顔ぶれは
グルメ批評家、富裕層老夫婦、成金IT億万長者
グルメリポーターに転身しようとする落ちぶれかけの俳優、ミーハーなグルメ通と彼に連れられてやってきた何者でもないマーゴ。
彼女が本作の鍵を握っていて、彼女を通して強いメッセージを訴えている。
想定外のサプライズの数々には、思わず目を塞ぎたくなるグロいシーンも。
レストランのオーナー(個人的には一番スカッとする)のシーンも静かに恐ろしい。
ジャンルで言うなら、サスペンススリラーといった感じだろうか。後味は決して良くない作品だ。
SNSにアップするために必死でカメラを撮る人やインスタ映えを狙って飛びつくインスタグラマー。金に物を言わせる成金たち。料理を何も分かっていないグルメ通…。
いるいる、こういった人たち。
富裕層の行き着く先は極上のグルメだとよく言うが、果たして料理の本質を知っている者はどれほどいるのだろうか。
本作に共感するとともに、スカッとした気持ちを覚えるのは、自分がラーメン、ハンバーガーなどのB級グルメや大衆居酒屋を好むような紛れもない庶民だからだろう。
(もちろん、高級お料理も大好きだけどね😉)
だけど最後の晩餐に食べるなら、やっぱりご飯とお味噌汁かな。
料理人たちにも是非見てもらいたい作品だ。
食べずに味わうは同感
ストーリーも展開も想定内、なんじゃこりゃ?
自分がこの場に参加してたら余興かと思ってガッツリ食べて飲んでそう。ソースだけ?OK、OK、酒飲みには問題なし。ソース舐めながワインがぶ飲み。で、酔い覚ましにフラッ〜外に出て戻ろうとしたら…こんなお客は、マーゴの様に異物とも認められず、簡単に外に出られそうwww
ラストシーン、打ち上げ花火を観ながらチーズバーガー🍔が美味そう。これが一番ヨダレ出た。
けっこう面白い
グルメでもなんでもないので、あんな偉そうなお高いレストランには全く行きたくないし、料理も全然食べたくない。一々でかい音で手を叩かれるのもたまらないし、その後のうんちくもうざい。
主人公が風俗嬢で思い切りがいい。また、シェフは率直に物申してそれが腑に落ちるものなら受け入れるタイプだ。チーズバーガーが本当においしそうで、映画館を出た後モスバーガーでとびきりチーズバーガーを食べた。おいしかったのだけど、自宅で自作したらもっと美味しいような気もするので今度やってみたい。
めちゃめちゃ後味の悪いレストランだ。でもこういう映画、いつかは出来るはずだった。
メーク濃いアニヤ・テイラー=ジョイの、はすっぱな喋り方、物腰がかっこよかった。
鑑賞後しばらくは、お客の歓談を遮るが如きのフロア担当蘊蓄付きのコースメニューは無理だと思うので、予定を確認してから見るべし笑。
ジャンキー
かなり期待していた作品、その期待通りのメニューを提供してくれました。
まずR指定をしっかり活かす凄惨さが素晴らしいです。口の中に銃を突っ込んでの自殺、男の大切な部分にハサミをぶっ刺す、指を思いっきりナイフで切り裂く、海に沈める、首吊り自殺…豊富な凄惨さに目を背けたくもなりますが、しっかり目に焼き付ける事で物語の狂気さが際立ちました。
次にブラックユーモアたっぷりの社会批判。上流階級の人間が客としてきているので、お客様は神様精神を間に受けて偉そうな奴らばかりなので、顧客名簿やレビューで潰した店の写真や、風俗の写真をタコスの生地に印刷して提供するという意地の悪さも好きですし、シェフがとことん狂ってるいるので底意地の悪い奴らでも可哀想に見えてくるのが不思議でした。不気味なまでのシンクロ率や小声で囁いたりと、とにかく気味の悪さが不安を煽ってくれます。
突然の鬼ごっこは特別意味がありませんでしたが、もしかしてメンズはここで一掃されるのか?という緊張感はずっとありました。最後まで逃げ残った人に料理は提供するけど連れ戻すというのは中々に残酷でした笑
今作の根幹にあるのは食事を美味しそうに、楽しくする事の大切さだと思います。上流階級の人々は価値があるという理由のみでシェフの知名度と料金で食事を堪能していましたが、アニャ演じるマーゴにのみ提供されたチーズバーガー、マーゴが最後の切り札で料理のオーダーをして、シェフはそれに応えて、皮肉にもジャンキーで形も綺麗ではない、コース料理とは程遠いチーズバーガーを作っている際の表情が一番楽しそうというのも現実を醸し出しているなと思いました。作中で最も美味しそうだったのがこのチーズバーガー&フライドポテトでした。ジャンクフードは正義。
オチは大爆発とだけ聞くと投げやりのように思えますが、コース料理の最後のデザートをシェフとスタッフと客で仕上げるという大胆な一手でした。客にチョコとマシュマロを身に付けさせ、ソースなんかで彩っちゃって、着火して大爆発とある種の芸術のように思えました。材料に客と書いてあるのがツボです。
マーゴが船に乗って、チーズバーガーにかぶりついてスパッと終わるのも後味が良かったです。そうは来ないで〜の連発で戦々恐々としていましたが、終わってみればとても楽しい作品でした。これは絶品です。
鑑賞日 11/18
鑑賞時間 17:50〜19:50
座席 B-13
サイコ感半端ないレイフ・ファインズに立ち向かうアニャの目力
孤島のレストランが舞台のサスペンス、くらいの前知識で観に行ったら、展開が怖すぎてビビったww
孤島に到着したスタート時点で、もう不穏な空気が渦巻き、レイフ・ファインズ演じる天才シェフが物々しく登場した辺りから静かな狂気が劇場内に広がり、突然凄まじいスピードで加速する
強烈なインパクト、暴力、ささやかな希望からの失望、共感、拒否、最後の希望からの絶望、という完璧な洗脳を経て導かれる結末
後半に差し掛かる辺りまで、予想が出来ない展開に背筋が寒くなるくらい不気味で怖いんだけど、盛り込み過ぎた感が無きにしも非ずで、ラスト手前で一瞬減速したのが惜しい
狂気のシェフに立ち向かうヒロインを、アニャ・テイラー=ジョイが好演
レイフ・ファインズのサイコ具合がハマり過ぎてる分、彼女の強すぎる目力が生きた
彼女がシェフの家で見つけた過去がどういうことなのか、観客に判断を委ねる形なので、解釈次第で最後の展開の評価が変わると思うけど、評価がどちらであれ、映画を見終わるとチーズバーガーが食べたくなるのは必須
贅を尽くした豪華な料理がいくつも出される中で、一番美味しそうだったのがチーズバーガーっていうのも、中々な皮肉だな
最後まで狂気に満ちてるから、ただのサスペンスだと思って観に行くには要注意
楽しかった
みる前よりもっと食べ物に作ってくれた人に感謝しようと思えた。
島の中でやってるレストラン❗️
めちゃめちゃどこを見ても景色がいいし綺麗で出てきたご飯も美味しそうで本当にあったら一回行ってみたいレストランだなぁって思いました☺️💕
最後1人脱出できたのとか最後皆でデザートになるって展開がすごく良かった❗️
暇だから映画見て帰るか〜ってノリで行ったけど見て良かった!
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