「マーゴの言う通り!」ザ・メニュー ゆり。さんの映画レビュー(感想・評価)
マーゴの言う通り!
本作を面白いと思う意見はもちろん分かりますが、私には合いませんでした。サスペンス×ホラーな感じですが、怖いというよりひたすら驚かされます。
カリスマシェフが最後に考えた完璧なメニューに招待客が巻き込まれる話です。
料理が美味しそうというのが売りだから観たんですが、そう感じませんでした。
ホタテの馬鹿馬鹿しい盛り付け。(これは料理評論家が「凝りすぎ」と言っていたけどそういうのを有難がる客への皮肉かもしれません)マーゴは食べる気を無くし、「私は普通に食べたいのに、空腹のまま。」
メニューは次第に異様な様相を見せ・・・追加料理だけは美味しそうですが、デザートは醜悪です。
残念だったのが、カリスマシェフがカリスマらしい神業を見せてくれなかったので説得力が無いことです。(お料理サスペンスでは、「ディナーラッシュ」が美味しそうでした)
シェフの怒りの矛先もあまり理解できないです。タラとオヒョウの区別がつかない客に「味オンチ」と怒り、評論家には「批評ばかりする」と怒る。ただのエゴイストに感じました。
「あなたの料理には愛が無い」全くその通り!
私も高級料理には無縁です。一つだけ、あれ?と思ったのは、食材が分かりやすい物しか使われてないことで、これは観客への配慮だったんだと思いました。
本作、私としては痛快な展開か恐怖のどん底か、どちらかだったら良かったんですが、アメリカではどう評価されているんでしょうか。
これを観てスカッとする人が多いとしたら、アメリカの闇(病み?)は深いなと思います。
イヤイヤ、そのようなご意見ごもっとも。映画は娯楽ですから、発散するのが一番です。細かく観ても、粗く観ても、数学、化学ではないので最適解正解は多分ないので良いのではないでしょうか?基本フィクションは完璧なものは無理ですから。世界一ではない。意味ないというご意見もごもっともです。食に対する姿勢は皆さん異なりますから、千差万別。いろいろなご意見でいいのではないでしょうか?私自身、うん十年前の若い時に女性のウケを狙って高級レストラン行った以外は高級料理は全く無縁です。ですから私自身この作品に違和感がありますが、実は高級料理のこと、もう何も知らないので、「コレはコレで良いのかなぁ・・一応アメリカのサンフランシスコの三つ星シェフ監修ということだし・・」と浅はかに自分を納得させてます。あなた様のご意見共感ですよ。あなた様の方が多分食に繊細。美味のわかる方だと思います。映画は娯楽ですから・・。お好みはご自由で素晴らしいことです。自由な世界ですから、批判的な方も、賛同的な方もどちらでもアリかと思います。
満塁本塁打さん、正論というわけでもないんですよ。確かに、あの客がそこまでひどい罰を受ける必要があるのか、という気持ちは強いです。でもブラックでシュールな作品を否定はしません。ただ、紹介の記事や番組で、素晴らしい料理の数々を期待してしまったんです。まずは美味しそうなのを見せてもらわないと、世界一のレストランの意味がありません。統率された料理人たちも、ただ軍隊みたいなだけだし。
また最後、どっちつかずにも感じました。グルメ気取りの低俗で馬鹿な客へのお仕置きなら、思いっきり安っぽく、ホイップクリームを絞って、チェリーをのせてチョコスプレーをかけてポテチでも散らして、さらし者にしてやれば拍手喝采です。
でもあのチョコレートは高級そうなんですよ。もし本物のクーベルチュ-ルなら結構お金かかってます。それをあんなアレンジ。シェフの狂気が生んだ究極のメニューなら、美しく飾り付けてこそ恐怖感が増すので、あれでは失笑なんです。
その微妙な感じが狙いなら、私の好みではないという事です。
我ながら細かいなあと思ったので書かなかったんですが、コメントを頂いたので書けました。ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
おっしゃるご感想正統派正論です。ただ製作者は貴方様のような否定的な見方の方もある割合で出ることを計算はしてるのかと・・確かに変な料理人です。理屈的にはおかしいし、三つ星レストランが監修とはいえ、変な料理です。ただグルメの「寓話を」狙ってますね。最後のハンバーガーが🍔実は美味そうという真実だけは皆さん共感ではないでしょうかねぇ。おっしゃるとおり、変な毒のある作品ではあります。迷作ですね。
会話中のお客様に割り込んで説明する、なんてケースもあるとかないとか。
それが本当だとすれば本末転倒‼️
もし、ソースには季節の◯◯を隠し味に…なんて説明されたら、隠してないじゃん⁉️
と、もうコントになっちゃいますね。
あ~よかった。同じ意見の人がいて。
チーズバーガーの値段。9ドル50セントは高いって激昂しているレビューをみましたけど、バーガー専門店の価格としては安いほうですよね。