カラオケ行こ!のレビュー・感想・評価
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まさか「紅」で泣くとは!
クライマックスの少年による鎮魂の「紅」に尽きる!まさに魂の熱唱。声変わりで声が出づらいところを、想いだけで歌い上げる。決してめちゃくちゃ上手いわけじゃない。ハデなわけでもない。でも自然と涙が出てくる。テクニックうんぬんじゃないんだ歌は!愛だ!ハートだ!ということを伝えてくれる。凄い演技力だよ。(このシーンまでの2人の積み上げがあるからこそ、このシーンが活きた。)
コミックも読んだけれど、やはりこのシーンで大差がつく。コミックであの歌は表現できない。映画ならでは。
クライマックスのこのシーンだけで観る価値ある。
エンドロールで流れるリトグリの紅が、アレンジといい、ピアノといい、ギターといい、合唱といい、すげえいい!Spotifyで聞きまくってます。
幻のように居なくなった、南銀座の妖精(いかついおっさん)たち。
声変わりして前のように歌えない部長に、完全燃焼できるステージを用意してくれた。
エンドロールの後にも続きあります!
※正直、綾野剛の演技がスッキリしないとこもあったが、あれも抑制を効かせたのかな。
※「毎日牛乳飲んでますうー」
「お花畑が伝染しとる。森丘中合唱団は終わりや!」
「あーヤラし!学校でヤラしッ!」
「部長より絶対いい部長になりますからね。」
「一緒に写真撮ってください。」
この子、むっちゃ好き!!
ヤクザが出てくるほっこり映画
綾野剛が歌い上げる その2
綾野剛の芝居が気になって、映画やTVドラマ、Netflixドラマと立て続けに観ています。
直前に観た「花腐し」では、後で永遠に喪うことになる女性が歌う山口百恵の「さよならの向こう側」に、ひっそりと2番だけ合わせてひっそり歌います。
それが、このカラオケに行こ!では、綾野剛がこれでもかと紅を歌い上げます。綾野剛演じるヤクザの狂児がカラオケの先生として中学3年の聡実くんに歌の指導受ける際も、聡実から音程が合うとして渡された歌のリストの数々を練習する際も、おそらく無理して歌う演目だからか、合間には紅を歌って自分を取り戻そうとしています。聡実くんも紅を歌うしエンディングも紅!まさに紅に染まったこの映画です!!
脚本も野木亜紀子の手練れの作でした。miu404繋がりですね。
アリスin極道カラオケ
ヤクザと中学生のファンタジー
コメディヤクザ
熱いドラマでした
出演者皆の演技やセリフの言い回しが観どころ
原作ファンです!よかった!
これは893と中学生のBLです
ヤクザが似合う綾野剛
設定の妙
途中何度も笑いをこらえていたのに、クライマックスでは思わずほろり。手のひらの上で心地良く転がされてしまった。
合唱部と映画をみる部、おとんとおかん。聡実少年の世界は、とてもバランスが取れていたんだと思う。特に映画をみる部に居場所を作っているあたりに彼のバランス感覚の良さが伺える。
だが、合唱部の顧問の先生が産休に入り、自分は引退目前で変声期を迎える。これまでと同じではいられない、そんな中学三年生。
この設定だけで幾らでもストーリーが作れそうだが、この物語ではヤクザという青少年に対しては禁じ手ともいえる劇薬を投入する。そしてあろう事か、距離感が近すぎるヤクザの狂児と、ツンデレ中学男子の聡実による王道のラブコメのような展開へと進んでいく。
聡実が狂児の身を案じて、組長の誕生日会に乗り込む聡実。そこで組長や組員へ啖呵を切ってからの紅の絶唱。大切な人のために怒り、大切な人のために歌う姿はとても見応えがある。
そして、ミナミ銀座の取り壊しとともに、聡実の中学生活は終わりを迎える。最後のエピソードは蛇足のようにも思ったが、このほうが今時だし作品の雰囲気にも合っていて良いかなと思い直した。
…
途中の細かな話にも無駄がない。うまく使い分けられた怒りの表現が、良いメリハリとなっていた。
洒落てらぁ
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