デウス 侵略のレビュー・感想・評価
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疲労時は鑑賞注意
ジャンルとしては「2001年宇宙の旅」と近しいものを感じるが、もちろん本家に及ぶものなんて無いし、目指してもいないだろう。
自らをデウス(神)と名乗る謎の球体の調査にやってきたクルーらをどこか物悲しい暗いテンションで描くのだが、就寝前に観ようなんて考えてはいけない。開始30分位からうつらうつらしだし、最終的には鑑賞後に何も覚えていないという有り様だった。
本作の最大の難点はその暗い画面と代わり映えしない宇宙船内が舞台というところだろう。起承転結全てが同じテンションに思え、良い子守唄の役割を果たしてしまっている。
監督がグラフィックアーティスト出身という事もあり、宇宙船のデザインや、球体に現れた「それ」のビジュアルは見応えがある。その割には宇宙船内部がちゃちいという予算の都合が丸見えなのが不思議なギャップを生んでいる。
さて、肝心の球体についてだが、中から宇宙船が出てくることも無く、ひたすらに佇むだけの姿はかなり不気味であった。派手な展開など無いのだが、その不気味さが90分間続くため、ある程度の緊張感を感じながら鑑賞できた。
ラストはかなり衝撃的なものだったが、犠牲になった登場人物らが非常に気の毒である。良くも悪くも未体験ゾーンの映画たちの開催者側が好きそうな話である。
人工冬眠装置の一部か何かですか?
火星の軌道でみつかった星の様な球体の調査に向かう6人の学者達の話。
地球を出て8ヵ月、残り約9時間で球体に到着という段階で、装置のトラブルで球体の解析が出来ていないことが判明し巻き起こって行く。
「DEUS」のメッセージとか、疑心暗鬼な感じやイっちゃう感じは悪くないけれど、ゆっくりとしたペースでゆったりと間をもって議論、というか根拠の無い仮説みたいなものをぶつけ合うシーンが多くて非常に冗長。
緊迫感も船内での出来事に対してだけだし。
内容としても誰が何の為にという部分の謎解きとか、どう対抗するのかという部分はあるけれど、能書き詰め込んでムダに引っ張りまくりでとにかくテンポが悪過ぎて、30分ぐらいのショートでつくった方が良いのではという感じ。
ラストのやり取りは降りる時じゃなく乗り込む時にやってくれ。
AIに好みの対位を聞いてみた
ハードSFは眠気との闘いと言っても過言ではないが、派手なドンパチもなく、暗い画面が続く。球体の謎を最後まで引っ張る気か?
お隣の人は、開始10分くらいで首が完全に落ちてらっしゃる。
オカルトではなくSF的な答えは提示され、筋道は通っているが、探査船を飛ばす意味あるの?
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