シーフォーミーのレビュー・感想・評価
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【”自業自得の過剰防衛・・&未必の故意” 強盗さん、そんな身勝手な女はさっさと撃ち殺しちゃって下さい!スリラー映画のヒロインで、ここまで共感出来ない女性はナカナカいません・・。】
ー 以下、ネタバレ&明日から会社なので、不寛容な心になっています・・。-
◆感想
・大体だね、盲目の少女ソフィの冒頭からの母親に対する剣呑な態度、言動にイラっと来る。
ー マア、滑降スキー選手だったのに、目の病気で光を感じる位しか出来ないのだから、仕方がないか・・、などと思っていたら・・。-
・で、ソフィさん、お金持ちの山奥の家に行き、離婚したばかりの奥様からペットシッターとして雇われたので、猫の面倒を優しく見るかと思いきや、奥様が旅行に出かけた途端、イキナリの家探し・・。
そして、4500ドルもするワインを、リモートで案内するボーイフレンド、カムの制止を聞かずに慣れた手つきで懐へ・・。
ー オイオイオイオイ。(心中で、激しく突っ込む。)-
・挙句に、泥棒さんが来たので、吃驚して警察に電話するも、強盗さんと取引しちゃうソフィさん・・。
ー オイオイオイオイオイ!-
・で、親切な女性警官が寒い中、わざわざ来てくれたのに、嘘を付いちゃって・・。
ー 女性警官の身にもなって見ろ、こら!ソフィ。”未必の故意”だぞ。ドキドキするけれども、苛苛の方が募る。ー
・ソフィを盲目者サポートアプリ”シーフォーミー”(コレハ、ジツゲンスレバヨイノデハナイカナ)でサポートする元イラク兵で、今はイロイロあったみたいでデスクワークのケリーが必死にサポートするも、時折暴走するソフィ・・。
・で、お約束の闇の中の銃撃戦。泥棒さんの元締めの真の姿も明らかになり・・。
ー この辺りは、面白かったな。”リダイアル!”
けれども、ソフィさんが最初から警察の言うとおりに隠れていれば、誰も死なずに只の強盗事件で済んだ筈が、豪邸内に死体が4体・・。ー
<ラストはスキーに復帰を決めたソフィさん。お母さんから”イロイロ、用意しなくっちゃ”と嬉しそうに言われて、微笑みながら膝の上のバッグを抑えるソフィさん。
”その中身を見せなさい!ソフィ!。”
で、カムの指導の下、彼女を助けようとしてくれたケリーに動画を見せるソフィさん。
”そのまま、直滑降で滑り降りて、激突死してしまえ!”
などと、全然共感出来ないヒロインの社会復帰を、全く喜べないNOBUでした・・。>
ラストもうひと押しあればなぁ
視覚障害のある主人公プラスアプリで展開する物語、発想としては新鮮でしたが、多くのレビュアーさんが書かれているように、主人公の性格に難ありで共感できず。
アスリートとして極めている人間ならば周囲との協調、共感は必須のはずですが、あれじゃだめだよなぁと、導入部分でテンションだだ下がりでした。
隠し金庫に眠る大金なので首謀者は推して知るべしですから、スマホバッテリー残量があと僅かのところから、最後の一人とどのように立ち向かうのか、アプリの向こうのオペレーターも絡めての一発逆転、ああ、こんな手があったか!だったらハラハラドキドキ楽しめたかもしれないなぁなんて残念な感じでスクリーンを後にしました。
なんか惜しい、他の国で作り直したら面白くなりそうな題材なんじゃないかな?
着地…
共感できるかはともかく、面白くはあったと思う。
予告から想像するような、一方的に「見つかる?見つからない?」や「どうやって撃退する?」だけでなく、一つツイストが入っているあたり、面白さの大事な一要素となっているが、そこが皆さんの共感を妨げるポイントとなっている。個人的にはこういうモラル感の障害者がいてもなんら不思議はないと思うが、最後なんとなく良い話に着地しちゃうのはいかがなものか…
演出はきちんとしている。最初の見回りやトラブル時に建物の構造を理解させてくれるので、後のシーンが分かりやすい。
いろいろな論点が多数にバラバラ…。こういったアプリは存在するので注意。
今年255本目(合計531本目/今月(2022年8月度)31本目)。
さて、こちらの映画です。まずタイトルにもかきましたが、 iOS では「こういうアプリ」は存在します。もちろん、映画内で使われているような不正な使い方を想定していないものです(アプリの「例」として、牛乳に賞味期限は書いてあるか?書いてあるなら、いつと書いてある?というものがあります)。
多くの方が気にされた点はやはり、主人公の「自分勝手すぎる」部分が多々あるのかな…という印象です。「身体障がい者はバカにされているし、こんなことくらいで刑務所にはいかない」など、本人自体の「福祉行政に対する諦め」が背後に見える映画です。これはまぁその「こんなことくらいで刑務所にはいかない」は国次第でしょうが、確かにどの国でも福祉行政、特に聴覚・視覚など、「本人の努力が完全に無意味な障がい類型」では、そういった「諦め」ムードになることも、ままあります(日本も同様)。
映画という「娯楽」という観点ではありかな、とは思ったのですが、皆さん書かれているラストの部分…。そこですね。その部分に違和感を持たれた方がかなりいるんじゃないか…と思います。
ただこの映画、ソフィの「次の活動」の描写のほうを優先させたのではないか…と思います(オリンピック、パラリンピックとも、出られる前の予選というのは毎年やっているし、1か月でもやっていないと腕がなまる)。この点に関しては理解は可能です。逆に思い切ってその部分、換言すれば「ソフィの次の活動」を前面に押し出したために、「まずソフィに何をさせるべきか」という論点が抜けているようには思います。ここは多くの方が書かれた点です。
ただ、この映画が前者を選んだ、という点に過ぎません。
私自身も当事者(手帳上2級)ですが、そのような行為を認めるということは絶対にありません。
さて、この映画には特殊な論点があると思うので、さっそく採点いきましょう。
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(減点0.2 ※減点幅は勘案して決めました)
実は、この映画内で使われているようなアプリは、現実のリアル社会にも存在します。日本でもiOSを持っていればダウンロードが可能です(確認済み)。
ただ、実際にお試しでもやるとわかりますが、日本人ユーザーは案外少ないです。日本ではプライバシーの問題があるので、「当事者であっても、あれこれ撮影しちゃダメ」という点はわかりうる話だからです(だから、日本で見られる数少ない利用使用例も、「この服は何色ですか?」というような単純な例しかないのです)。
そもそも日本ではリアルでユーザーが大半見当たらないこと、もう1つは、さすがにこれを用いて犯罪を…というのはもっと想定されていないところで、実は「タイトルと描写からわかる、「リアルでどうなっている?」と「実際の結果」はかなり異なる特殊な例です。
つまり、本来書くべき「リアルにもこの手のアプリがありますが、悪用して使わないようにしましょう」といったことを書くべきなのですが、それを書くと(よからぬ人に)イタズラされることになるので(「視覚障害者と「だけ」出会いツールなんだ、とか思われる)、それらの面倒な論点を全部消した結果、「そういうアプリもある」という点も伝わってこず…。ただここは民事も刑事も、下手に存在を伝えるのは非常に難しいところはあるのは、もうどうみても明らかなケースです(そして公式が避けているのに、日本だけが足していくこともできない)。
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(参考: 12時の方向にに3m走って、などの指示)
・ 視覚障害の方に方角を示すとき、その方の正面に時計ができたものとして考えます。このとき、手前は「6時」であり「12時」は「向こう側」ということになります(同様に3時や9時、10時などもわかる。これを「クロックポジション法」といいます)。
特に道案内などでは「もっと」「もう少し」「ちょっと」といった表現がよく使われがちですが、眼が不十分なこの障害をお持ちの方には理解がしづらいのです。そのため、実は、「3m」「50cm」と「数字で」言い切ったほうが良いのです。
ドント・ブリーズとは対局にありそうなんだが、主人公が良い子じゃない...
ドント・ブリーズとは対局にありそうなんだが、主人公が良い子じゃないので、感情移入しづらいので、実は同じ。
サスペンスフルのはずが、家の中での移動が部屋と廊下と、主人公も犯人も当たり前の動きしかしないから、イマイチ。
そもそも、警官が単身突入とかw
主人公が好きになれない
新機軸で面白そうなんだけど、主人公のソフィに感情移入できない。性格悪いんだよね。病気で失明して、アルペンスキーの道が断たれたのは可哀想なんだけど、ソフィの行動に共感できるポイントがない。 だから、彼女がピンチになってもあんまりドキドキしない。この手の作品では、致命的。
『見えない目撃者』『ドント・ブリーズ』の痺れる緊張感を期待して足を運んだのにガッカリでございます。
黒幕はやっぱりお前かい。
わざと主人公に共感させないようにしてる?
2022年劇場鑑賞189本目。
予告を観たときから泥棒対泥棒の世界一とうでもいい殺しあいかなと思っていましたが、中盤の展開でちょっと予告から事情が変わったかな?と思いきやもっとひどい展開に。
そもそもこの主人公、障害者である事を盾にやりたい放題。いざちょっとでも障害者だから同情している素振りを見せるとキレるくせに。行動原理が常にその時自分が一番得することなので、見ていて本当に生死がとうでもいい映画でした。なんならこの主人公より生きていて欲しかった人がいたくらい。
視覚障害という設定だけに頼らない脚本の妙が冴え渡る逆『ドント・ブリーズ』
視覚障害者の主人公ソフィが自分の障害を逆手に取ってペットシッターとして赴いた家で窃盗を繰り返している常習犯であるという設定にまずビックリ。視覚障害者サポートアプリ“シーフォーミー”を使って邸宅の侵入者と淡々と攻守を繰り広げる話かと思いきやそこも違って、ソフィがアプリ経由でパートナーとなった元軍人のケリーの言うことを全然聞かず勝手な行動に出ることでどんどん窮地においこまれていく意外な展開。とにかくこちらの想定を絶妙にかわしていく軽快な展開は見事でぐいぐいストーリーに引きずられてあっという間にクライマックス。ここでも一捻りツイストが効いているので終幕間近の意味深なカットにちょっとした不協和音が残っています。
93分とタイトな尺にぎっしり詰め込んだサスペンスに加えて、ソフィを演じているスカイラー・ダベンポートがソフィと同じく成人してから視力を失った視覚障害者だということにも驚きました。
猫ちゃんは?逃げてない?
光を感じることは出来る程度の視覚障害を持つ女性がキャットシッター&お留守番をする家に窃盗団が侵入する話。
アルペンスキーの五輪代表候補だった少女が視覚障害となってやさぐれて、金持ちの家のキャットシッター&お留守番のバイトをしてはその家のものを売るというクソっぷりをみせる中、700万ドルが保管された隠し金庫が狙われるストーリー。
「人に頼りたくないの」って、同情されたくない、自立したいって気持ちはわからなくはないけれど、障害を持っていない人だって自分一人で生きている訳ではないのだけれどね…というか充分主人公もその時点で頼ってるし。
タイトルのシー・フォー・ミーはスマホカメラを使ってリアルタイムで視覚障害者の補助をしてくれる人と繋がるアプリで超有能。
というか、プライド高いし高飛車だしで言うこと聞かずポンコツな主人公をフォローできるケリーが有能なだけかもw
序盤の閉め出しの件でサッシ開けっ放し?セキュリティ解除しっぱなし?と思ったら、シーンとしてはないけれどちゃんとロックされてて一安心。てか、それが判るシーンは侵入されるシーンだから安心ではないか。
結局そのタイミングでヤルなら、何でわざわざ躊躇うの?とイライラするところもあったし、サスペンス要素全般的に息を呑む程のものはないけれどなかなか面白かった。
ケリー的には操作性の悪いバーチャルゲームみたいな?w
ただ、この雰囲気で仕上げておいてリュックをアップにするのはちょっとイヤらし過ぎませんかね?まあ、本質はそう簡単には…ということですかね。
もう少しスリルがほしいところ
目の見えないソフィが強盗団と出くわし、難を逃れることができるか、という物語です。最後の方は、そこそこスリルがありましたが、全体的にスリルが足りない感じがしました。
スマホを上手く使った攻撃は、グッドアイディアでした。
暗い背景が多く、人の行動がつかみ取りにくいのも難点ですね。
凡作という感じです。
全30件中、21~30件目を表示