イリュージョン
2020年製作/108分/ロシア
原題または英題:Deadly Illusions
スタッフ・キャスト
- 監督
- オレグ・アサドゥリン
- 製作
- ゲオルギー・マルコフ
- 脚本
- セルゲイ・チェトベルヒン
- ミハイル・ズブコ
- 音楽
- エブゲーニー・ルーディン
-
アンドレイ・ブルコフスキー
-
パベル・チナリョフ
-
ダニラ・ヤクシェフ
-
アグラヤ・タラーソバ
-
セミョン・トレスクノフ
-
セバスチャン・シサク
2020年製作/108分/ロシア
原題または英題:Deadly Illusions
アンドレイ・ブルコフスキー
パベル・チナリョフ
ダニラ・ヤクシェフ
アグラヤ・タラーソバ
セミョン・トレスクノフ
セバスチャン・シサク
ジェシー・アイゼンバーグ監督作にジュリアン・ムーア、ポール・ジアマッティ
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2024年5月14日 一世を風靡した歴代マジックの種明かしを生業に、また自身らでより危険で過激なマジックを開発し世界的な注目を集めているロマノフ3兄弟。
この度さらなる飛躍を賭けたマジックショーに臨むが、なにやら不穏な空気が漂い始める。アシスタント兼フィアンセが消失しマジックに数々の妨害工作が。その時インカムから何者かの声が...
犯人との攻防をマジックの種明かしに託けて華やかな表舞台と地味で陰険な舞台裏の行き来を通じて、花形と裏方のいざこざギクシャク諸々を通してスリリングに展開していく様は見事だし、細かなブラフやフラグを個々の反応の差異や一挙手一投足で魅せようとする演出もかなり丁寧。
ただ、後々の種明かしのために必要な演出の数々を、その一連の流れにそぐわないカタチで強引に挿み込んでいるのは気になってしまうところだし、それに通じていくだろうちょっとした小ネタというか小手先のトリックを、その工程を描かずして結果だけ添えて魅せるのはどうやったって不公平感が付き纏う。
それに何より問題を解消する術(トリック)が、個々の能力や技術的な側面を一切排除した映画という媒体それ自体になってしまっているのが非常に残念だった。まぁでも気軽に手軽に面白いけど。
「グランド・イリュージョン」シリーズ...「プレステージ」(2006)...「グランドピアノ 狙われた黒鍵」(2013)...「フォーカス」(2015)...「ザ・モンスターハンター 魔界都市」(2020)...
何者かにショーを妨害され、様々な罠を仕掛けられた中、ショーを強行するしかない3兄弟。
本番中にトラブルの連続。
サクラやタネをすり替えられたりしながらの命懸けのイリュージョンはスリルがあった。
ようやく犯人が捕まり、めでたしめでたしと思いきや、さらなるどんでん返しが。
ラストは今一つだったが、なかなかのおもしろさだった。
大掛かりなマジックで人気を博す3兄弟が、公演中に謎の人物に狙われる物語。
ロシア映画は暫く鑑賞を控えようと思っていたのですが、間違えて録画。折角だから・・・と鑑賞しました。
ストーリーは違いますが、イメージとしてはロシア版「グランド・イリュージョン」でしょうか?
テンポ良く繰り広げられる大掛かりで危険なマジック。犯人の挑戦とそれに対抗する3兄弟。
中々面白い展開に思えます。
ただ、問題が幾つか。
一つ目には、同じようなマジックが繰り返されること。危険な脱出マジック。固唾を飲む観衆、そして予想外のところから誇らしげに現れるマジシャン。同じようなシーンを何回も見せられたら辟易してしまいます。そもそも映画で撮影されたマジックなわけで、そのシーンにプライオリティをおくのは如何なものかと思います。
もう一つは、サスペンス部分。制作側からすれば創意工夫を施し、意外性を幾つも求めたのでしょうが、個人的には頑張り過ぎが鼻を衝くように感じます。
動機部分も、ファンタジー色が強すぎて興ざめ。
私的評価はやや厳しめにしました。
ハラハラドキドキだが、「映画なら何でもあり」でなんとかなるんだよねえ。
というか、それ以前に投影で観客をだませるって自らが言ってるんだから、溺れる美女や燃えてる男だって映像で事足りるわけだ。なんでもOKじゃん。俺だったらそうするよ、安全だし。映画でなきゃ不可能な映像のマジックもあるわけだし(ちょっと違うか笑)。なんてツッコむのは野暮なのかな。
この展開だったら真犯人はまあ誰でもいいわけなんだよねえ。誰であっても別に意外じゃないし、驚くこともない。