「久美子部長、始動!」特別編 響け!ユーフォニアム アンサンブルコンテスト 零零2015さんの映画レビュー(感想・評価)
久美子部長、始動!
公開当時、このシリーズの続編を観れたこと自体、奇跡のように感じました。
本作公開数年前の出来事以来、新作公開日が来るとは思えなかったからです。
劇場公開初日、映画本来の感動ではないですが、京都アニメーションのスタッフの手によってオープニングで描き出される登場人物たちの元気な姿に、よくぞ無事に戻ってきてくれたと涙が止まりませんでした。
前作「誓いのフィナーレ」の関西大会から一か月後、9月の文化祭の演奏シーンから物語はスタートします。明るく力強い演奏を背景に、部活を楽しむ吹奏楽部員たちの写真が次々と流れていき、おなじみのキャラクターたちが物語の合間にも元気に過ごしていたことが伺えます。
不慣れながらも奮闘する新部長の久美子、幼馴染の秀一と親友の麗奈が、副部長、ドラムメジャーとして久美子を支える新体制。この3人の組み合わせが絶妙です。
さらに、吹部を離れた前部長&副部長コンビの優子と夏紀、リズと青い鳥コンビの希美とみぞれ、彼女たちも登場し、久美子の物語に華を添えてくれます。
空回りしつつも部長としての資質の片鱗を見せ始める久美子、3年生編に期待を持たせる良作でした。
本作公開の翌年、2024年に久美子3年生編のTVシリーズが放映され、来年2026年春には、その3年生編の劇場版が公開予定です。すでに予告編も劇場で流れています。
2026年、久美子世代の最後の活躍を映画館で見届けたいと思います。
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