「フランスの福祉の現実、大人のエゴ」1640日の家族 ミツバチば~やさんの映画レビュー(感想・評価)
フランスの福祉の現実、大人のエゴ
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愛情たっぷりに里子を育てる家族。
出だしは、よかった。
だんだん雲行きが怪しくなるのは、母親の客観力のなさが浮き彫りになりだしてから。
こどもは母親の愛玩物ではない。
赤ちゃんの時から、育ててきたら可愛い盛りに手放すのは辛いだろうけど、そもそも里親だよね?いつかは親元に返すか、あるいはその先のことも予測してなかったのかな。
父親を見下すような態度も、自分のこどもたちに対する態度も、何だか自分のために、人からの称賛を受けたいためにやってるような。
結局、こどもたち全員を傷つけたことになる。突然の別れにショックを受けているのは自分だけと思ってたのかな。
ルールを守っていたら、こんなことにはならなかったかもしれない。
ちゃんとお別れできたかもしれない。
シモンは見捨てられた体験を、再度しなくてもよかったかもしれない。
預かった里子を、自分の愛着対象にするような里親は、里親になるべきじゃない。
救われるのは、夫が真っ当!
いたって真っ当。
そして、妻のことをよく理解している。
それが救い。
こどもたちが、ホントに弟として接していたところも救われる。
母だけが、身勝手に見えるのは私だけ?
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