インディ・ジョーンズと運命のダイヤルのレビュー・感想・評価
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フォードが老いを感じさせない活躍を披露。古き良き楽天的なヒーロー像はそのままに、激烈なチェイスシーンでスリルとユーモアを振りまくのでした。
ご存じハリウッドを代表する冒険活劇シースの第5作。シリーズ第1作の「レイダース」から実に42年。演じるハリソン・フォードは今年で81歳!
タフガイ。それが冒険家で考古学者でもあるインディ・ジョーンズのイメージです。だがもはやタフでいることは難しそう。シリーズ最後というこの5作目で、ヒーローは自らの老いに、どう決着をつけるのでしょうか。
けれども劇中のインディは意気軒昂。まさに老骨を“牛追いムチ”で打ち奮い立つのです。痛々しい姿は見たくない、と思うのは杞憂。人生1OO年時代に希望が持てる勇姿でした。
冒頭は第2次大戦末期。ナチスの科学者フォラー(マッツ・ミケルセン)が持つ強大な力を秘めた「運命のダイヤル」を巡って、インディとナチスとの戦いが展開します。爆発、銃撃戦、格闘。走る列車の上で延々と続く激しいアクション。フォードもミケルセンも若くて驚きました。CGで若返ったというのですが、違和感は少かったです。鳴り響くレイダース・マーチは、改めて聴いても軽快で新鮮。何度聞いてもわくわくさせられますね。
時は流れ、1969年。年相応にだらしない裸体をさらし、老いたインディが登場します。妻は出て行って独り暮らし。朝のコーヒーにドボドボとウイスキーを注ぐ。独りだとこうなってしまいがちで、思わず共感しました。若き日とのギャップが残酷です。大学教授を引退する彼を、若い女性(フィービー・ウォーラー=ブリッジ)が訪ねてきます。彼女はヘレナ。冒頭でインディとともにナチスと戦った友人の教授バジル・ショー(トビー・ジョーンズ)の娘です。父が研究していた運命のダイヤルを探していたのでした。
ここからはアクションのつるべ打ち。インディ、ヘレナ、そして屈強な手下を引き連れたフォラーが、ダイヤルを奪い合って壮絶なチェイスを繰り広げます。米ニューヨークからモロッコ、そしてイタリア・シチリア島まで。車やバイクはもちろん、馬、船、果ては飛行機も使って。
ここでフォードが老いを感じさせない活躍を披露。古き良き楽天的なヒーロー像はそのままに、激烈なチェイスシーンでスリルとユーモアを振りまくのでした。
1作目の「レイダース」公開から40年以上。CGの進歩や編集のうまさもあって、フォードの動きは往年とほぼ変わらないように見えます。アクションは派手で激しく、テンポは速く感じられました。しかし、かつては目まぐるしいほどだったスピード感は、もはやありません。どこかのんびりしているのです。それがレトロな味わいとなっていて、むしろ好ましく魅力的に感じられました。
本作はシリーズの集大成的作品でもあります。ヘビの代わりにウナギの群れが襲うなど、過去のシリーズの名場面や設定が、形を変えて再現されています。セルフパロディーが楽しいところ。そしていつも通り、終盤はトンデモSF風になっていくのです。
インディの行く手に人知を超えたオカルトやSF的な出来事が待ち受けるのもこのシリーズの魅力ではあります。けれども今回はとびきりスケールのでかいクライマックスを映像化。そして集大成として、いつもと違うのは、老いに決着をつけなければならないことでした。タフガイは選択を迫られるです。冒険か日常か。ロマンか現実か。過去か未来か。ラストには意外なほど、胸を打たれました。
なにしろインディが生涯をかけて研究してきた歴史上の偉人に直面して、究極の選択を迫られるのです。まさにフォード版インディの有終の美を飾るにふさわしい幕引きとなりました。男はタフでなくても、生きていけるのですね。
最後に、「トップガン マーヴェリック」のトム・クルーズとは異なり、フォードは老いを率直にさらけ出す在り方なのです。その人間味こそが素晴らしいと思います。序盤の、“若くなった”彼が示すCG技術にも驚かされますが、我々が喝采を送るのは生身で頑張るフォードの姿です。デジタル加工による映像の万能化か進むほど、むしろ俳優のアナログな唯一性が、映画らしさの重要な生命線となってくるのではないでしょうか。
エンディングで奏でられるレイダース・マーチが、きっとご覧になる皆さんの老後の励みとなることでしょう。
良かった~
ハリソン・フォードはインディだね〜
やっぱり、インディ・ジョーンズは、面白い!
星4をつけたいところではあるが、ちょっと現実離れしたストーリーだったので、マイナス0.5ってところかな〜
映像はかなり昔のインディ・ジョーンズを意識して古びた感じに撮影されているのが感じられて、昔のインディを思い出せたところは良かった!
懐かしいメンバーも数人出演しているのは、感動!
当たり前だけどみんな歳をとったな〜(私も含め)
アクションは健在!しかも、少し007的な!
また、ヘレナさんが、最初はいや感じだったけど、このストーリーには、なくてはならない存在!
それなりに楽しめたストーリーでした。
最近、インディみたいな冒険映画って減ってきたから寂しいですね!
そういう意味では、アンチャーテッドは、インディに近かったんだけどな〜
もう、続編はでないのかな〜
ハリソンももう歳だから最後かも。
少し寂しい気もしますが。
これを気に過去のインディをもう一度見返したくなりました。
ちょっと暴力シーン多めだわ。
久しぶりのインディ、期待大で着席。
あれ?冒頭はまだ第二次世界大戦終わってないんじゃん。ハリソンもやけに若いぞ。と、思ってたら1969年のインディが目覚める。ははん、あのダイヤルを探す話なのね、と思ってたら本人よりも、友人の娘で名付けたヘレナが現れ、一緒に探す事に。でもヘレナは学者ではなく、金儲けしか考えていない。こりゃバディで対立かなってちょっと不安。
とにかく中盤までドタバタアクションの連続。こいつら警察?インディらしく、狭い道でのカーチェイス、虫や魚に絡まれたり、地図で移動など懐かしさ満点。でも、ストーリーに深みを感じられなかったせいか、単調に感じ、ちょっとウトッ。
ま、インディもジジイになってるので、対戦は結構やられちゃう。捕まっちゃうし、撃たれて死んじゃうかと思ったよ。
後半になって、やっとSFっぽい、時空を超えた展開になる。まさか、紀元前に飛行機で飛んで行くなんてな。ビックリした。ラストは優しい感じのフワフワシーン。
そこそこ楽しめました。
鉄板
インディアナジョーンズの終活
ファンのための最終章
『インディ・ジョーンズ』完結に相応しい映画
『インディ・ジョーンズ』シリーズは幼少期から観ていた大好きな映画。テレビや録画したビデオテープで何度も観た。
余談だけど、私の幼稚園時代の初恋の男の子は、なんとなく雰囲気がインディに似た顔だったから笑
もうこの頃から渋いハリウッド男性が好みにになってしまった。
『インディ・ジョーンズ』完結編という事で、映画館で鑑賞。私にとって特別な感情が込み上げた本作だった。
冒頭はバリバリ現役時代の若かりしインディが、生き生きとアクションを繰り広げる。現代の最新のデジタル技術でなんとも違和感なく映像化されていた。
演じているのは79歳のハリソン・フォードだが、ルーカスフィルムに保管されていた膨大な量のフィルムから、シーンに合う若い頃の顔を探して当てこんだのだそう。
こうして40代のインディのシーンが実現した。
シリーズで因縁の相手だったナチスがまた登場。
マッツ・ミケルセンが悪役に抜擢されていて、ワクワクしていた☺️
『インディ・ジョーンズ』の誕生はスティーブン・スピルバーグがボンド映画を作りたかったが断られた事がきっかけなんだとか。トレジャーハンターカテゴリーでのヒーロー誕生には何くそ精神が素だった。
本作の冒頭シーンから時が立ち、70代になって教授を引退する事になったインディ。身なりもだらしなく年老いたおじいちゃん姿に、私は少しショックを受けた。
しかし、物語が進むとアクションシーンが盛り沢山で、ハリソン・フォードは老いを忘れるような演技を見せてくれた。あまりにも殴られたり落ちたりして、「もうやめてあげてー!」と声をあげたくなってしまう。そんな事もあってハラハラドキドキしながら鑑賞した。
毎回宝物の特性が異なり、それも作品の面白い所。
前作はSF寄りになってしまって、いや、インディシリーズはそうじゃない!と異論を持ってしまった。
しかし今回は、考古学者としてのインディが生涯をかけて追い求めた夢に繋がりすごくよかった。
時が経ち、生身のヒーローの老いも現実的だった。
あえて年老いたハリソン・フォードが最後にインディ・ジョーンズを演じて完結した本作には目頭が熱くなる。
実は鑑賞直後は過去シリーズ程のトレジャー感が物足りずにいた。しかし、パンフレットを読んで今回の作品への想いを知り、今は完結編としていい作品だったと感じた。
過去シリーズのオマージュもあり、最後のシーンはグッときた。
he is back !
第一作の監督の『スティーヴン・スピルバーグ』や
脚本の『ローレンス・カスダン』が、
どれほどを構想していたのかは判らない。
しかし同作で「I'm your goddamn partner!」と叫んだ『マリオン(カレン・アレン)』が
〔クリスタル・スカルの王国 (2008年)〕では本当にパートナーとして現れた時にはぶっ飛んだ。
『ダース・ベイダー』の「I am your father」を聞いた時に
近い驚愕度合い。
そして本作でも、彼女は重要な役回りを持たされる。
それも四十有余年を経て、
その時のエピソードを再度使い回すとの使命と共に。
これに代表されるように、今回は殊の外、過去作との関係性が
強く打ち出されている印象。
若く気の強い女性のバディに
孤児の助手とのフォーマットや
事件が旧友の残した遺品が発端となることも含め。
しかしそれらは、セルフオマージュにとどまることなく、
時代らしい様相をしっかりと付加されている。
過去作では、大学の講義中に
瞼に「LOVE YOU」と記した若い女性にアピールされた『インディ・ジョーンズ(ハリソン・フォード)』も
今ではすっかり老齢。
第二次大戦前~中は、ナチスと激しいやり取り繰り広げた壮年期も
1969年の時代では肉体も衰え、講義にも張りが無く
授業中にも居眠りをする生徒が続出する始末。
そんな彼が老体に鞭打ち、再び活劇の世界に躍り出す。
今度の争奪物は、嘗ては「オーパーツ」と言われていた
「アンティキティラ島の機械」をモチーフとしたもの。
それを紀元前の科学者『アルキメデス』が残した
時空の裂け目を予測できる機械と換骨奪胎し、
例によって「ナチス」も絡ませながらの冒険譚が繰り広げられる。
その「ナチス」の設定も様変わり。
以前はオカルトマニアである『ヒトラー』への貢物がターゲットであったのが、
戦後の時代の『ユルゲン・フォラー(マッツ・ミケルセン)』は
自身が総統に成り代わることで再興できる可能性を妄信、
組織自体がある種の劇薬であることが提示され。
勧善懲悪の結末と共に、
歴史の目撃者となる設定(例えば『インディー』の手帳には、
『ヒトラー』のサインすら記されているハズ)も盛り込まれ。
ただ、何れも新機軸が楽しい複数のチェイスのシーンは
やや時間が過多に思えるし、
得物である鞭の使用場面が少ないのも不満が残る。
が、『ジョン・ウィリアムズ』による〔レイダース・マーチ〕が聞こえて来れば
主人公の起死回生の場面と心が弾むのには変わりない。
小道具の提示とその回収、
歴史的事実を巧みに仕掛けに盛り込む脚本も素晴らしい。
懐かしいと言えば、エンドクレジットで
『フィリップ・カウフマン』の名前を久々に見る。
第一作の原案/キャラクター創造としてのものだが
彼の齢も九十歳近いとの記憶。
もう二十年も作品を世に問うていないわけだが、
今はどうしているのだろう。
期待値を上げすぎたのかも
ハリソン・フォードありがとう
ありがとう
第一作(「レイダース」)をめちゃくちゃリスペクトした最新(おそらく最終)作。
監督は交代したが、そこはさすがのジェームス・マンゴールド、きっちり面白く仕上げてきましたね。
マッツにトビー・ジョーズと愛されキャラの役者たちを投入し、インディらしいアクション満載。尺の長さをまったく感じさせない出来に、これまたインディらしいオチね。
いいね。
まぁ教授の手下が阿呆すぎるとか、ヘレナもまさかのクズキャラ設定と気になるところがないではないけど、これなら満足です…
しかし、エンドロールでルーカス、スピルバーグ、ジョン・ウィリアムズの名前を見るにつけ、70年代後半から始まったルーカス/スピルバーグ時代がいよいよ終わるのだと実感…
ありがとうと言いたい…
ハリソンのインディージョーンズを楽しむ作品
上映時間が154分と少し長めですが、出だしからサービス満点。インディファンにはたまらない印象深い作品になっています。
スティーブン・スピルバーグはジョージ・ルーカスとともに製作総指揮、
「LOGAN ローガン」「フォードvsフェラーリ」のジェームズ・マンゴールド監督がかなり頑張ってます。
15年ぶりの新作なので前シリーズを見ていたほうが楽しめますが、単品でも若い世代に十分楽しめる作品になっています。
悪役の名優マッツ・ミケルセンも相変わらず個性的、巨匠ジョン・ウィリアムズが引き続き音楽を担当しているのも嬉しい。
ラストの意外な展開に少々困惑しますが終わり方は懐かしい登場人物を登場させていつもの感じ。
ハリソンフォードのインディの最後の姿を見るという意味では良心的な作品でどの年代の方にもお勧めします。
さようならインディ、お疲れ様インディ、そして------ありがとうインディ ※追記
最初に、本作はハリソン・フォードと彼が42年間演じたインディアナ・ジョーンズに対し最大級の敬意をもって作られた花道的映画だ、内向的で暗い雰囲気もあるがインディとして考えうる最高のエンドを迎えてくれた・・・ただ、ただ感謝です、ありがとうございます、ラストもう涙目でした。
“一人の俳優が最後まで演じた創作人物”においてこれほど制作側から敬愛を込めて見送られたキャラはインディが初じゃなかろうか、CGの力でナチス相手に全盛期の顔で全盛期の暴れぶりをたっぷり見せつつ、前作から更に老いて世間からも自分自身も時代に取り残された寂しさを醸しつつも内にはいまだ考古学と冒険の熱意が失われてないなど、酸いも甘いも経験しきった理想の老境インディがしっかりといた、利益やら新規ファンやらシリーズ拡張の犠牲となったSWのハンソロとは雲泥の好待遇ぶりだ---生みの親が最後まで関わるってマージで大事、マジで。
※ここから追記
8/5時点で3回鑑賞後の最終的評価は【インディアナ・ジョーンズ=ハリソン・フォードは最高だがそれ以外は微妙】に落ち着いた。黒人給仕の世知辛い身の上話、時代的にありえん黒人女性のCIA捜査官、老インディに代わって暴れるヒロインは高飛車で男に反発、魔宮以来の少年役は可愛かったショート・ラウンドとは違いむさくパッとせず、敵はナチスの残党と小規模でマッツ演じる元ナチス科学者は僅かに存在を出していたがどうにも小者、配給先のディズニーの意向なのか、話がそうじて面白みに貢献してない多様性という名のポリコレに侵食され、シリーズ屈指の地味で起伏の少ない展開のまま進んでしまう。一本の映画としては正直ひどい有様だが、ぶっちゃけハリソンが演じるインディの若い頃と老いてなお健在な姿が見れ、終盤でマリオンが出てからのレイダースの船での一幕を再現してくれたんで全部許しちゃう。何を犠牲にし何を残し何を見せれば良いのか---さすが生みの親、かなめを理解してる。
以上、情勢・主義に物語が振り回されても肝心の“インディはインディらしく”を守り通して描き切ったスピルバーグとルーカス両者には改めて深い感謝の気持ちを表したい。
おつかれさまインディ
細かい所はあまり気にせず、帰ってきた若きインディ&最後の大冒険を楽しむべし!
最後のインディ
ヘレナがインディ・ジョーンズの前に現れ、運命のダイヤル、の話を持ち出した。歴史を変える力を持つ秘宝であり、インディは、元ナチスの科学者フォラーと争奪戦を行い・・・さてどうなる、という話。
運命のダイヤルによって時空が曲がり、タイムトラベル出来るという設定は良かった。
80歳間近の時のハリソン・フォードにアクションが出来るのか、と思ってたが、CGを上手く使ってるのか、なかなか迫力ある乗馬アクションもあり、悪くなかった。
服を脱ぐとシワも多くやはり80近い老体だったがこれが最後と思って観てたので、感慨深かった。
アルキメデスまで出てきてタイムトラベルで紀元前のシチリア島まで出てくるのには笑ってしまったが。
宿敵フォラー役のマッツ・ミケルセンやヘレナ役のフィービー・ウォーラー=ブリッジも良かった。
マリオン役のカレン・アレンも登場し、最後を締め括ったのも良かった。
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