インディ・ジョーンズと運命のダイヤルのレビュー・感想・評価
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he is back !
第一作の監督の『スティーヴン・スピルバーグ』や
脚本の『ローレンス・カスダン』が、
どれほどを構想していたのかは判らない。
しかし同作で「I'm your goddamn partner!」と叫んだ『マリオン(カレン・アレン)』が
〔クリスタル・スカルの王国 (2008年)〕では本当にパートナーとして現れた時にはぶっ飛んだ。
『ダース・ベイダー』の「I am your father」を聞いた時に
近い驚愕度合い。
そして本作でも、彼女は重要な役回りを持たされる。
それも四十有余年を経て、
その時のエピソードを再度使い回すとの使命と共に。
これに代表されるように、今回は殊の外、過去作との関係性が
強く打ち出されている印象。
若く気の強い女性のバディに
孤児の助手とのフォーマットや
事件が旧友の残した遺品が発端となることも含め。
しかしそれらは、セルフオマージュにとどまることなく、
時代らしい様相をしっかりと付加されている。
過去作では、大学の講義中に
瞼に「LOVE YOU」と記した若い女性にアピールされた『インディ・ジョーンズ(ハリソン・フォード)』も
今ではすっかり老齢。
第二次大戦前~中は、ナチスと激しいやり取り繰り広げた壮年期も
1969年の時代では肉体も衰え、講義にも張りが無く
授業中にも居眠りをする生徒が続出する始末。
そんな彼が老体に鞭打ち、再び活劇の世界に躍り出す。
今度の争奪物は、嘗ては「オーパーツ」と言われていた
「アンティキティラ島の機械」をモチーフとしたもの。
それを紀元前の科学者『アルキメデス』が残した
時空の裂け目を予測できる機械と換骨奪胎し、
例によって「ナチス」も絡ませながらの冒険譚が繰り広げられる。
その「ナチス」の設定も様変わり。
以前はオカルトマニアである『ヒトラー』への貢物がターゲットであったのが、
戦後の時代の『ユルゲン・フォラー(マッツ・ミケルセン)』は
自身が総統に成り代わることで再興できる可能性を妄信、
組織自体がある種の劇薬であることが提示され。
勧善懲悪の結末と共に、
歴史の目撃者となる設定(例えば『インディー』の手帳には、
『ヒトラー』のサインすら記されているハズ)も盛り込まれ。
ただ、何れも新機軸が楽しい複数のチェイスのシーンは
やや時間が過多に思えるし、
得物である鞭の使用場面が少ないのも不満が残る。
が、『ジョン・ウィリアムズ』による〔レイダース・マーチ〕が聞こえて来れば
主人公の起死回生の場面と心が弾むのには変わりない。
小道具の提示とその回収、
歴史的事実を巧みに仕掛けに盛り込む脚本も素晴らしい。
懐かしいと言えば、エンドクレジットで
『フィリップ・カウフマン』の名前を久々に見る。
第一作の原案/キャラクター創造としてのものだが
彼の齢も九十歳近いとの記憶。
もう二十年も作品を世に問うていないわけだが、
今はどうしているのだろう。
期待値を上げすぎたのかも
あのインディジョーンズの最終作ということで期待値を上げすぎたのかもしれません。ハリソンフォードの若かりし頃の再現にはテンション上がりました。マッツミケルセンも好きな役者さんなのでそれも期待上げに。
なんだか同じようなアクションシーンが多いなぁ、とか子役はどうしても二作目のショーティと比べてしまう。
ヒロインもなんだか魅力に欠けるなぁ…とか。
最後のあのシーンはやはりホロっとしました。
ハリソンフォード、お疲れ様でした!
ハリソン・フォードありがとう
80歳でこんなにすごいアクション映画を作ったのはすごいと思いました。
インディージョーンズは小さい頃からお父さんと笑いながら見てました。
最新作ではど迫力な映像ばっかりで2時間45分があっという間に感じました。
皆さんぜひ最新作を映画館でご覧ぐださい。
ありがとう
第一作(「レイダース」)をめちゃくちゃリスペクトした最新(おそらく最終)作。
監督は交代したが、そこはさすがのジェームス・マンゴールド、きっちり面白く仕上げてきましたね。
マッツにトビー・ジョーズと愛されキャラの役者たちを投入し、インディらしいアクション満載。尺の長さをまったく感じさせない出来に、これまたインディらしいオチね。
いいね。
まぁ教授の手下が阿呆すぎるとか、ヘレナもまさかのクズキャラ設定と気になるところがないではないけど、これなら満足です…
しかし、エンドロールでルーカス、スピルバーグ、ジョン・ウィリアムズの名前を見るにつけ、70年代後半から始まったルーカス/スピルバーグ時代がいよいよ終わるのだと実感…
ありがとうと言いたい…
ハリソンのインディージョーンズを楽しむ作品
上映時間が154分と少し長めですが、出だしからサービス満点。インディファンにはたまらない印象深い作品になっています。
スティーブン・スピルバーグはジョージ・ルーカスとともに製作総指揮、
「LOGAN ローガン」「フォードvsフェラーリ」のジェームズ・マンゴールド監督がかなり頑張ってます。
15年ぶりの新作なので前シリーズを見ていたほうが楽しめますが、単品でも若い世代に十分楽しめる作品になっています。
悪役の名優マッツ・ミケルセンも相変わらず個性的、巨匠ジョン・ウィリアムズが引き続き音楽を担当しているのも嬉しい。
ラストの意外な展開に少々困惑しますが終わり方は懐かしい登場人物を登場させていつもの感じ。
ハリソンフォードのインディの最後の姿を見るという意味では良心的な作品でどの年代の方にもお勧めします。
さようならインディ、お疲れ様インディ、そして------ありがとうインディ ※追記
最初に、本作はハリソン・フォードと彼が42年間演じたインディアナ・ジョーンズに対し最大級の敬意をもって作られた花道的映画だ、内向的で暗い雰囲気もあるがインディとして考えうる最高のエンドを迎えてくれた・・・ただ、ただ感謝です、ありがとうございます、ラストもう涙目でした。
“一人の俳優が最後まで演じた創作人物”においてこれほど制作側から敬愛を込めて見送られたキャラはインディが初じゃなかろうか、CGの力でナチス相手に全盛期の顔で全盛期の暴れぶりをたっぷり見せつつ、前作から更に老いて世間からも自分自身も時代に取り残された寂しさを醸しつつも内にはいまだ考古学と冒険の熱意が失われてないなど、酸いも甘いも経験しきった理想の老境インディがしっかりといた、利益やら新規ファンやらシリーズ拡張の犠牲となったSWのハンソロとは雲泥の好待遇ぶりだ---生みの親が最後まで関わるってマージで大事、マジで。
※ここから追記
8/5時点で3回鑑賞後の最終的評価は【インディアナ・ジョーンズ=ハリソン・フォードは最高だがそれ以外は微妙】に落ち着いた。黒人給仕の世知辛い身の上話、時代的にありえん黒人女性のCIA捜査官、老インディに代わって暴れるヒロインは高飛車で男に反発、魔宮以来の少年役は可愛かったショート・ラウンドとは違いむさくパッとせず、敵はナチスの残党と小規模でマッツ演じる元ナチス科学者は僅かに存在を出していたがどうにも小者、配給先のディズニーの意向なのか、話がそうじて面白みに貢献してない多様性という名のポリコレに侵食され、シリーズ屈指の地味で起伏の少ない展開のまま進んでしまう。一本の映画としては正直ひどい有様だが、ぶっちゃけハリソンが演じるインディの若い頃と老いてなお健在な姿が見れ、終盤でマリオンが出てからのレイダースの船での一幕を再現してくれたんで全部許しちゃう。何を犠牲にし何を残し何を見せれば良いのか---さすが生みの親、かなめを理解してる。
以上、情勢・主義に物語が振り回されても肝心の“インディはインディらしく”を守り通して描き切ったスピルバーグとルーカス両者には改めて深い感謝の気持ちを表したい。
おつかれさまインディ
これは確かに賛否が別れてしまうな…と納得もしつつ
年を重ね、たくさんの大切なものを失い孤独になってしまったインディを救う話だったんだと思う。最後はちょっと泣いた。
ヘレナやテディについてはもうちょっと掘り下げてほしかったところはあり…ほぼクライマックスまで感情移入しづらかったというか愛着がわきにくかった部分がちょっとネックだったかも。多分インディの孤独と合わせて、ヘレナ、テディの孤独もすべて救う話にしたかったんだろうな。
余談ですが、字幕のMX4Dはスモークたかれすぎて字幕霞んで見えなくて笑いましたw
細かい所はあまり気にせず、帰ってきた若きインディ&最後の大冒険を楽しむべし!
めちゃくちゃ面白かったです!
最後にして最大のスケールと最高のアクションは、序盤から一気にクライマックス。
映像も音楽も素晴らしくて壮大。
インディが歳をとった?
確かに見た目は歳をとりましたが、中身はあの若かりしインディですよ!
あまり内容は言えませんがカーチェイスはカメラワークも相まって鳥肌が立つほど格好良い。
マッツ演じるフォラーも最高のキャラでした。
スピルバーグ、ルーカス、ハリソンを筆頭にこのシリーズを手掛けた全ての人にありがとうを言いたい。
IMAXで観れて幸せな150分でした✨
陸海空を股に掛ける最後の大冒険、細かいツッコミ所はあったとしても是非気にしないで思いっ切り楽しんで下さい!
最後のインディ
ヘレナがインディ・ジョーンズの前に現れ、運命のダイヤル、の話を持ち出した。歴史を変える力を持つ秘宝であり、インディは、元ナチスの科学者フォラーと争奪戦を行い・・・さてどうなる、という話。
運命のダイヤルによって時空が曲がり、タイムトラベル出来るという設定は良かった。
80歳間近の時のハリソン・フォードにアクションが出来るのか、と思ってたが、CGを上手く使ってるのか、なかなか迫力ある乗馬アクションもあり、悪くなかった。
服を脱ぐとシワも多くやはり80近い老体だったがこれが最後と思って観てたので、感慨深かった。
アルキメデスまで出てきてタイムトラベルで紀元前のシチリア島まで出てくるのには笑ってしまったが。
宿敵フォラー役のマッツ・ミケルセンやヘレナ役のフィービー・ウォーラー=ブリッジも良かった。
マリオン役のカレン・アレンも登場し、最後を締め括ったのも良かった。
インディありがとう!
拳法映画に夢中だった中学生の頃、
まだCG撮影がそんなにない時代に
魔宮の伝説をみた衝撃は今でも忘れられません。
鑑賞後晩飯を作っている母親にあれやこれやと
冒険ストーリーを興奮して力説したのを、
今でも覚えています。笑
そんなハリソンフォードも高齢になってしまい
期待はしてませんでしたが、
あのキーホイクァンがエブエブで賞とったり
スターウォーズやブレードランナー等々
思えばいろんな作品にお世話になりました。
これからどんな作品に出会えるのか。
インディやハンソロ、デッカードには
スクリーンで出会えないのか。
そんな胸熱な作品でした。
思い入れ補正で星4!
とりあえず思い入れのある吹き替えで一度鑑賞。思い入れ補正で5点満点つけたいけど、ちょっと厳しかったなー。4、5と老人インディ作品が並びましたが、やはり1〜3で味わった[あの]インディ体験は難しかったな、4の出来が微妙だったからこその5で挽回くるか!と思って、何年も前から期待してたんだけどなー。
本作、辛いとこがたくさんありました。まずはインディと冒険を共にする同行者の魅力が無さすぎる。かつてのインディの親友の娘との設定のヘレナさん、宝探しの動機が不純すぎるしまじ。最後、とある理由で懇願するインディに対してとる行動。何様だよお前。おじいちゃん引っぱたいて気絶させとんちゃうぞ。かわいそうに。あと、その女についてくる子供。魔宮の伝説のショーティ的な存在にしたかったのだろうが、残念ながら私に名前すら覚えて貰えませんでした。わははは。
はっきしいって、この2人、あまりにも必要無さすぎる。インディが冒険に出る理由なんてヘレナが出て来なくても成り立つだろうし、(例えば、敵が急にダイヤル盗みに押し入ってくる→もう半分が盗まれると世界が危ない!→冒険に出発みたいな展開)冒険のきっかけとして、敵とインディの仲介に人間がいる必要は全くない。あとインディは自分で飛行機操縦できる(着地は知らん)のでガキが助けに来なくてもなんとかなりそう。
インディ最後の冒険で、彼の人生を見直すような話にしたいのなら、インディジョーンズ一人での冒険で締めるべきだったのでは?と思います。特に最後なんてヘレナに強制連行されてるし。最後の冒険におけるインディの意志とは...🥲強制連行されるのではなく、最後行き着く[あの場所]でマリオンのことをふと思い出し、自ら帰路に発つ!の方がどう考えても良くないですか??
あと、今回残念ながらサントラが微妙でした..。インディシリーズの最大の魅力はサントラだと思っています。過去のインディジョーンズ作品では、画面と音楽の一致、アクションと音楽の連携がしっかり構成されていました。キャラが映るたび、アクションする度にそのキャラのテーマが流れ、まさに生きるサントラでした。しかし今回はどうでしょう。アクションシーンに一応レイダースマーチが挟み込まれますが、なんか義務感が滲み出てます。義務マーチですよ。アクションとレイダースマーチが一致してない。こんなにアガらないレイダースマーチがあって良いのでしょうか。あとキャラごとの音楽も、全然耳に残らない。今回の映画見た人で「ヘレナのテーマ」や敵である「ネオナチのテーマ」を覚えて帰った人っているのでしょうか??世間的に不評の「クリスタルスカルの王国」ですら「ソ連軍のテーマ」や「息子君のアクションテーマ」は楽しかったのに。....
あと、冒頭の若インディの活躍シーンのバックで流れるサントラ、ほとんど過去作の再利用でしょ??ヲタクの耳は誤魔化せません。この日のために何度も過去作のサントラ聴いてましたから(涙目)
他にも言いたいことは沢山あります。パラマウントロゴから始まらないとか(これはしょうが無さすぎるが)、気持ち悪い生き物シーンの印象が薄すぎるとか(虫を嫌がりまくるインディジョーンズ博士なんて見たくなかった)、敵に対する悪趣味な残虐シーンがないとか、インディの代名詞とも言えるムチの使用回数が少なすぎな事とか、「ギリギリで助かった!はらはら!」がなかったりとか....うーん。
ただ、私はインディファンなので全く面白くなかったなんて言いません。(言いたくありません。)面白いところは所々ありました。やっぱりラストに訪れるビックリ仰天展開にはもちろんビックリ仰天でしたし、ラストのラストサプライズで登場するキャラとのやり取りは涙腺に来てしまいました。
なんやかんやインディ大好きなので、人生ラストのインディ、何度か見に行くと思います。次は字幕で!
待ちに待ったインディだけど、期待したほどではなく
結構前から予告編が流れ、期待していたんですが思ったほどではなく。
話としては普通の冒険活劇でそれ以上でも以下でもない。
突っ込みどころは結構あるけどそれはあまり気にならない。
気に入らないのはヒロインというか相棒女性に魅力が全くないこと。
あとやっぱり元気溌剌なインディを見たかった。
CGすごいですね。若きインディが普通に活躍していました。
このシリーズのファンなら必見です。
思った通り
特別最高な映画でもなく、駄作でもない、丁度いい『うん!インディージョーンズといえばこれだね!』な映画でした。
つまりインディージョーンズとしては大成功といえると思います。
マッツ・ミケルセンがとにかくかっこよかった。マッツが出てなければ行かなかったと思う。マッツ最高!マッツこそ至高!
あ、すいません....なんか急にマッツ愛が溢れてしまいました。
懐古主義とまで強い言葉が妥当かわかりませんが、団塊世代向け映画というか、若い人が他のインディージョーンズを観ずにこの映画を見ても楽しめるのかと言うと、どうなんだろう。って思っちゃいました。
そこ以外、アントニオ・バンデラスとか出てきて楽しかったです。
なぜスターが少ししか出てこないとすごい!って感じちゃうのかな。
10代の方からしたら、えっ?!あのおじさん有名な人なの?で終わっちゃいそうだなとか思ったり。
「よっ!待ってました!」と声を上げたくなる
正直言って、そんな驚くような展開も無いし、どちらかというと
「よっ!待ってました!」と声を上げたくなるような定番展開。
映画を楽しむべくして楽しむ映画。
しかし…CGってスゴイよねぇ。
インディ・ジョーンズというパラレルワールドについて来い
インディ・ジョーンズシリーズあるあるとして「古代文明に絶大な信頼を置きすぎ」というのがあると思う。古代人の怨念が詰まっている棺は開けるとマジで怨念に殺されるし、現代では考えられない超技術も古代には存在して発掘さえすれば絶大なパワーを得られたりする。今回のキーアイテムである「アンティキティラのダイヤル」についてもそうで、だからこそ主人公インディも敵対勢力であるフォラー一味も血眼になって「ダイヤル」を追い回すのだ。このノリさえ分かっていれば、間違いなくスリルと興奮のアクション超大作だ。ただ序盤で「なんで昔の遺物にそんなマジに…?」となってしまうと最後までキョトンだろう。ここインディ・ジョーンズの世界はそういうルールなのだ。
2時間半超えとい長めの上映時間だが、自分は退屈せず最後までしっかり楽しめた。80歳とは思えないハリソン・フォードのアクションあり、一方で年老いて「俺の人生これでよかったのか…?」と問いかけるメッセージ性あり、ワルだけど異様にかっこいいマッツ・ミケルセンあり(しかも色んなコスチューム)、見せ場盛りだくさんで満足です。まあ「全体的に暗い」というのは一理ある。クスっと笑えるシーンもインディ・ジョーンズの魅力だが、今回それはほとんどなかったかも。
あと、個人的にはヘレナの扱いが最後まで納得いかなかったのがイマイチ。なんで君、最初ケンカしてたのにいつの間に頼れる相棒ポジションになっているんだ。
うれし、懐かし、インディ・ジョーンズ!
一世を風靡した懐かしのインディ・ジョーンズ。まさか令和の世になってその新作を観られるなんて思ってもみませんでした。もう待ちきれなくて、公開初日に東リべに続けて鑑賞してきました。
ストーリーは、冒険仲間のバジルとともに運命のダイヤルと呼ばれるお宝・アンティキティラをナチスから盗み出してから20年余、アンティキティラに興味があると言って突然現れたバジルの娘ヘレナ、同じくお宝を追うナチス残党のフォラーらに巻き込まれた、インディアナ・ジョーンズの大冒険を描くというもの。
まずは開幕早々、派手なアクションシーンで盛り上げます。ドキドキ、ハラハラの絶体絶命のピンチを、奇跡的なラッキーの連続で脱するのですが、これはご都合主義ではなく、シリーズ定番のお約束です。いかにもインディ・ジョーンズらしいアクションに、懐かしさと嬉しさが込み上げてきます。そして、お馴染みのレイダース・マーチで気分爆上がりです!しかもインディは、80歳のハリソン・フォードが演じているとは思えない若々しさ!聞くところによると、過去のアーカイブから生成した顔をデジタル処理してるっぽいですが、まったく違和感はありません。運命のダイヤルなんかなくても、もう気分はタイムスリップです!
その後も、舞台はアメリカ、モロッコ、シチリア、古代ローマ等、アクションシーンは列車、車、船、海中、飛行機等と目まぐるしく変わり、とことん楽しませてくれます。ストーリーもインディらしくナチスを絡めたネタを持ってきたり、ヒロインと少年を伴った冒険だったり、ラストシーンの演出だったりと、過去作へのオマージュがそこかしこにあり、もう全てが心地よいです。サラーも出ていたので、なんならエブエブよりこっちにショーティも出してほしかったです。
ただ、昨今のド派手なVFXに見慣れた目には、アクションシーンに少々物足りなさを感じましたし、年齢のせいか鞭の出番も少なく感じました。上映時間も長く、全体的にやや冗長に感じるシーンがある一方、現代への帰還シーンは端折られていて、少々バランスの悪さも感じました。とはいえ、シリーズ新作を届けてくれたことには感謝しかないです。
主演はハリソン・フォードで、80代とは思えない活躍を観せてくれます。共演はフィービー・ウォーラー=ブリッジで、強くしたたかなヘレナを好演しています。フォラー役はマッツ・ミケルセンで、味のある演技で存在感を放っています。
すごく良かったんですけど
なんかよくないレビューが多いみたいですけど、私はとても良かった。冒頭パラマウントロゴが無いのでちょっと物足りなさもあり、今回やや真面目インディでしたが、上手くまとまっていて、とても満足できました。
ハリソンは晩年のインディの虚しさをとても上手く演じていました。脚本は弱さもありましたがよく出来てました。ディテールもしっかり表現されていたと思います。マッツは何をやっても褒められるタイプなので今回も無難な感じでした。もう少し個性やキャラクターを出しても良かったかも。バンデラスの役はもう少しなんとかならなかったかなぁ。
今回音楽が素晴らしいと感じました。常に重厚な音楽が流れており最後まで浸れました。
よく出来ており、とてもお別れって気分にならないし、ラストはそういう事なんでしょうね。
ただ、ナッチの字幕だけはやめて欲しかった!!
インディの集大成にして、ベストオブエンタメ
列車アクションで始まり、乗馬、自動車、バイク、三輪自動車、飛行機。あらゆる乗り物を使ったアクションで楽しませてくれる。全てのアクションがスリル満点の上にユーモアが味付けされていて、これぞインディ・ジョーンズ。
御年80歳のハリソン・フォードに派手なアクションは期待できないが、スクリーンに映される動きは、キビキビしている。ほとんどスタントなんだろうけど、CGによる修正技術のおかげで、本人が演じているようにしか見えない。
ナチと派手に戦った若い頃のハリソンの顔なんか昔、撮った映像にしか見えない。若いハリソンと現在のトビー・ジョーンズが同じスクリーンに映っているのに自然に感じてしまう。この技術があれば、何本でもインディシリーズができるよね。
ヘレナのキャラ造形が上手い。父親の親友でもあり、名付け親でもあるインディをお金のために躊躇なく裏切ってしまう。峰不二子みたいに憎めないし、ヘレナがインディを騙したことによって三つ巴になり、物語が俄然面白さが増す。
アポロ月着陸の熱狂的なパレードをダイヤル争奪戦の舞台にするなんて、ジェームズ・マンゴールド監督も発想が冴えてる。派手な紙吹雪の中、馬に乗って颯爽と駆けるビジュアルは、めちゃくちゃ絵になる。ずっと記憶に残るシーンとして脳に刻み込まれました。
『クリスタルスカルの王国』と違って、オカルトにもいかず、SFと古代神秘のバランスが絶妙。
インディの集大成にして、ベストオブエンタメ。インディを初めて見る人も間違いなく楽しめます。
久々に夫婦そろっての鑑賞ですが、観終わった後の感想戦が止まりません。夫婦仲まで良くしてくれる作品でございます。
大満足! 1作目公開から42年、インディアナ・ジョーンズ涙の卒業式
インディアナ・ジョーンズを演じるハリソン・フォードさんも御歳80歳、インディを演じるのもこれが本当に最後ということで、中身は全く期待せずに卒業式を見届けに行きましたが、良い意味で完全に裏切られ、想像を遥かに超える新たなる名作の誕生に感動しました
監督は前4作を監督したスティーブン・スピルバーグさんに替わりジェームズ・マンゴールドさん、さぞかしプレッシャーがあっただろうに期待を大きく上回る傑作を生み出すその力量に感服です
一番凄いと思ったのは80年代に作られた初期3作と同じ世界観を完璧に再現できているところ
何十年も空いている事を全く感じさせず、一気にインディワールドに引き込まれまれ、2時間半があっという間でした
舞台は1969年、古代ギリシャのアルキメデスが作ったとされる”アンティキティラのダイヤル”を巡るインディ最後の冒険、作品のテイストとしては3作目「最後の聖戦」と同じ雰囲気を感じました、恐らくテーマ(争奪戦のターゲット)が”古と現代を繋ぐ”ロマン溢れる伝説の秘宝であることからでしょうか
冒頭の疾走する蒸気機関車の上で繰り広げる死闘は3作目「最後の聖戦」のオープニングでリバー・フェニックスさんが演じるヤング・インディジョーンズの活躍を思い出しました
それを遙かに上回る本作で一番大興奮だったのがモロッコ市内でのトゥクトゥクでの手に汗握るド迫力のカーチェイス、2作目「魔宮の伝説」のトロッコチェイスを彷彿とさせる名シーンだと思います
マンゴールド監督は直近では名作「フォードvsフェラーリ」を撮った監督さんなので疾走するカーチェイスを捉えるカメラワークとカット割りが見事なのは納得です、久しぶりに鳥肌もののカーアクションを観ました
と過去作へのオマージュシーンがそこかしこに散りばめられ見応え満点でした
フォードさんは80歳とは思えないアクションシーンをこなし100%インディアナ・ジョーンズを演じていてカッコよかったし、ヴィランを演じたマッツ・ミケルセンさんも相変わらずカッコよくて貫禄がありましたが、本作ではもう1人、今回インディを危険なアドベンチャーに引きずり込む旧友の娘ヘレナを演じるフィービー・ウォーラー=ブリッジさんがとても魅力的でした、彼女は「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」の脚本を手掛けた1人でもあるイギリスの女優さん、シリーズ歴代の強いヒロインを引き継ぐだけでなく、活動的な中にも色っぽさを兼ね備えた素敵な女優さんでした
そして本作のアドベンチャーのラストではインディがとても切なくて重大な決断をするエモーショナルな展開がありますが、そこから更なる大団円の展開となり、42年の歴史の締めくくりとして感慨深いものがありました
と語りだしたら止まらない本作、本シリーズ、最高のラストアドベンチャーでの締めくくり、最高でした
ジョージ・ルーカスさん、スティーブン・スピルバーグさん、ジェームズ・マンゴールド監督、ジョン・ウィリアムズさん、そしてハリソン・フォードさん、镸い間、最高にエキサイティングな夢とロマンをありがとう、本当に楽しかったです
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