「アイデアとしては面白いけど」インディ・ジョーンズと運命のダイヤル コショワイさんの映画レビュー(感想・評価)
アイデアとしては面白いけど
記録のために、封切時にYahoo!映画に投稿したレビューを移す。
1インディーシリーズ、5作目。アルキメデスが発明したタイムマシンを巡る争奪戦を描く
2 時代背景は、第二次世界大戦及び1969年辺りに加え紀元前。お宝はアルキメデスが発明したいわばタイムマシン的な「運命のダイヤル」。 映画は、戦争末期にナチスドイツが盗んだ「運命のダイヤル」の半分をインディージョーンズが強奪するところから始まる。次いで、時代は1969年に飛び、ナチスの残党とインディとで「運命のダイヤル」の争奪戦が繰り広げられる。 その際、「運命のダイヤル」の意味合いと残り半分の在り処の推理が行われ、最後にはアルキメデスが生きてた紀元前での戦いに巻き込まれる。
3 インディたちが「運命のダイヤル」で時空を超えて移動し、紀元前の戦いに巻き込まれるシーンはアイデアとしで面白いし、アクション場面はスリルがある。 しかし、シナリオの粗さが全体的に目に付く。①ナチスの残党に同行していた国家機関に属するとした謎の黒人女の存在意義が分かりにくいことや②残党が運命のダイヤルを手に入れる目的が戦争の端緒となった1939年に移動しヒットラーを殺害するためとするあいまいさ、③戦争末期に走行する列車から落ちて死んだと思われた残党リーダーのありえない不死身さ、④「運命のダイヤル」を使った時空を超えた移動が1969年の車からいったん戦争中のドイツ基地に行き、そこから飛行機に乗り換え紀元前に行くとする不可思議さ、⑤インディたちを後追いした相棒も何故か紀元前に移動できたこと、⑥相棒が失神したインディとともに、無事1969年にもどれたこと。
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