「はたして、今更撮る必要があったのか?」インディ・ジョーンズと運命のダイヤル shantiさんの映画レビュー(感想・評価)
はたして、今更撮る必要があったのか?
ルーカスフィルムにディズニーが乗り出してから、金儲けでしかない作品が乱発されているようだ。この作品自体も全編に渡って、往年の作品へのオマージュに終始しており、目新しいもこは何もない。ただハリソン・フォード始め、過去作品に出演していた俳優たちの老いを感じる寂しさがある。
お爺ちゃんのハリソン・フォードが痛々しく思えて来る。前半はCGだかAIだか知らないが、中年期のハリソン・フォードがアクションをこなしているが、現実でない作りにつまらなさを覚えた。「それなら、スティーブ・マックィーンでも、ジェームズ・ディーンでも、ジョン・ウェインでも、何でも良いんじゃないか」といった白けた気分にさせられた。面白くコミカルな作品設定なだけに、何作でも作れるし、作りたいのだろうが、柳の下はディズニーの金になる養殖ドジョウがひしめいているようだ。
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