「うれし、懐かし、インディ・ジョーンズ!」インディ・ジョーンズと運命のダイヤル おじゃるさんの映画レビュー(感想・評価)
うれし、懐かし、インディ・ジョーンズ!
一世を風靡した懐かしのインディ・ジョーンズ。まさか令和の世になってその新作を観られるなんて思ってもみませんでした。もう待ちきれなくて、公開初日に東リべに続けて鑑賞してきました。
ストーリーは、冒険仲間のバジルとともに運命のダイヤルと呼ばれるお宝・アンティキティラをナチスから盗み出してから20年余、アンティキティラに興味があると言って突然現れたバジルの娘ヘレナ、同じくお宝を追うナチス残党のフォラーらに巻き込まれた、インディアナ・ジョーンズの大冒険を描くというもの。
まずは開幕早々、派手なアクションシーンで盛り上げます。ドキドキ、ハラハラの絶体絶命のピンチを、奇跡的なラッキーの連続で脱するのですが、これはご都合主義ではなく、シリーズ定番のお約束です。いかにもインディ・ジョーンズらしいアクションに、懐かしさと嬉しさが込み上げてきます。そして、お馴染みのレイダース・マーチで気分爆上がりです!しかもインディは、80歳のハリソン・フォードが演じているとは思えない若々しさ!聞くところによると、過去のアーカイブから生成した顔をデジタル処理してるっぽいですが、まったく違和感はありません。運命のダイヤルなんかなくても、もう気分はタイムスリップです!
その後も、舞台はアメリカ、モロッコ、シチリア、古代ローマ等、アクションシーンは列車、車、船、海中、飛行機等と目まぐるしく変わり、とことん楽しませてくれます。ストーリーもインディらしくナチスを絡めたネタを持ってきたり、ヒロインと少年を伴った冒険だったり、ラストシーンの演出だったりと、過去作へのオマージュがそこかしこにあり、もう全てが心地よいです。サラーも出ていたので、なんならエブエブよりこっちにショーティも出してほしかったです。
ただ、昨今のド派手なVFXに見慣れた目には、アクションシーンに少々物足りなさを感じましたし、年齢のせいか鞭の出番も少なく感じました。上映時間も長く、全体的にやや冗長に感じるシーンがある一方、現代への帰還シーンは端折られていて、少々バランスの悪さも感じました。とはいえ、シリーズ新作を届けてくれたことには感謝しかないです。
主演はハリソン・フォードで、80代とは思えない活躍を観せてくれます。共演はフィービー・ウォーラー=ブリッジで、強くしたたかなヘレナを好演しています。フォラー役はマッツ・ミケルセンで、味のある演技で存在感を放っています。
おじゃるさん
シリーズ完結ですね。
もう 感無量でした。
ハリソン氏もこの役を
思いきり楽しんでいましたね。
おじゃるさんの言う通り
過去作へのオマージュがありました。
(^^)/ 楽しかったです。