ジェニファー・ロペス ハーフタイム

配信開始日:

解説

Netflixで2022年6月14日から配信。

2022年製作/96分/アメリカ
原題:Halftime
配信:Netflix
配信開始日:2022年6月14日

スタッフ・キャスト

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映画レビュー

4.0スーパーボール

2022年7月10日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

プエルトリコ人のジェニファー・ロペスはアメリカ生まれ、歌や映画で大成功する。
そして2020年のスーパーボールにてハーフタイムショーを務めることに。
アメリカのショービジネスは世界を相手にしてるため、スケールが半端ではなく、ラストは感動ものだ。
ラティーノのノリが最高で記憶に残っている。

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いやよセブン

4.0努力してきた自分を誇りに思う、大事なのは他人より自分がどう思うかってこと

2022年6月19日
Androidアプリから投稿

檻に入れられた人々=アメリカに住むラティーノや女性のために"檻は要らない"と伝え、そして子供たちのためにできること!一流のエンターテイナー表現者としてのスタンス&人としての格好良さ

J.Lo姐さんが『ハスラーズ』で役者として完全に返り咲き、前にもまして輝き始めたのはなにも偶然ではない!ダンサー、俳優、歌手そして世界的スターへと。けどどれだけ輝いてもキャリアよりも私生活のほうが注目された。ラジー賞の常連は、20年ほどの月日が経ち、30作品ほどの映画出演を経て遂にオスカーの候補者へ…?2月はハーフタイム・ショーとアカデミー賞ノミネート。『セレナ』『アウト・オブ・サイト』と役者として輝いていた瞬間、映画史にその名を刻んだ。それから20余年という時を経て夢は叶うということに加えて誇りと家族、自分と同じ境遇でアメリカに住むラティーノというコミュニティーに対して果たす役割。アメリカや世界の進む道もまたまだ道半ばのハーフタイム。
『ハスラーズ』での世間的・劇的"大復活劇"と結果的に冷遇されるという明日への原動力。アメリカ人は復活劇が大好きだと言いながらなかなか受賞には至らないのを僕たちは近年だけでも何度も見てきた ---『レスラー』ミッキー・ローク、『バードマン』マイケル・キートン、『クリード』シルヴェスター・スタローン。そして奇しくもまたもや証明されてしまった。アカデミー賞と彼らが象徴する映画界や引いては現代アメリカ社会そのものの未だに変わらぬ体制が明るみになった。(白人から見ての)有色人種と女性への絶対的な冷遇・差別。まだ変えなきゃいけないことがある、私たちの手によって変えられるものがある。
「努力してきた」「自分を誇りに思う」そう胸を張って言い切れるのカッコいいなぁ。一貫して格好良い、抗えないほど非常にクール&ホットで唯一無二な存在。人間としての魅力とセクシーさ。ストイックなショーマンシップと、そうした自身の社会に与えることができる影響力に非常に自覚的に、世の中に何を発信できるか、残せるかということを真剣に考えている姿勢。希望や共感、声を上げることを恐れずに私/僕たち・自分にもできるのだという励み・刺激。不平等を伝え続けることが使命、それができないなら意味がない。"物語を伝える"という役割を通して、人生半ばまで来てもまだまだやりたいことが沢山ある。
世界で最も有名な人物であるにも関わらず、彼女の功績は(自分を含めて)軽く見られがちだった。残酷なほど過小評価されてきた。挫折があったからこそ成長したかった。強く振る舞ってきても、それは何も彼女が微塵も傷ついてこなかった、というわけでは無論ない。だから、そうしたことを、一種掌返し的ではあるかもしれないけど、メディアが称えたときに彼女が涙を浮かべる瞬間がなんとも感慨深く忘れがたい瞬間となった。ネタにされ笑いの種にされ、そのたび今までどれだけ作り笑いでその場を耐えてきたのだろう…苦汁をなめてきたのだろう……想像するだけで胸が痛くなるようだ。
今年のジェイZなどヒップホップ勢集結ハーフタイムショーが、この流れがあってこそであることがよく分かる。J.Loとシャキーラ。今まで1人でやってきたことを2人にするというラティーノへの敬意を欠く行為、NFLの決断。問題は檻、深刻なメッセージ。次世代を生きる子供たちの世代へと、世界をより良くするために。トランプが明るみにし、築き上げていこうとしていた排他的なアメリカへと突きつける"NO!"と、そうした意見に同意する人々への"YES"。そして感動的なパフォーマンスへと"物語"は向かっていく。私たちからは決して奪えない!

♪This Land is Your Land →
スタンダード曲のカバーだけど、こんなにこの作品を、あるいは(今の)J.Loあるいはジェニファー・ロペスという人物が人生をかけて伝える物語=メッセージを象徴するものとして締めくくりと新たな始まりに相応しい曲はなかなか無いかも。それだけ思える歌声、パフォーマンス。

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とぽとぽ
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