劇場公開日 2022年10月7日

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愛する人に伝える言葉のレビュー・感想・評価

全45件中、21~40件目を表示

4.0赦す 赦してほしい ありがとう 愛してる さようなら

2022年10月14日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

幸せ

たくさん考えさせられた映画だった。

治療を中止する、延命措置をしない選択をすることは希望を捨てることなんじゃないか…

その希望って誰の?

…確かに。確かにそれは家族のエゴなのかもしれない。
死ぬ事を赦してあげること、言わなくてもそう本当に心で思うこと。
心に刺さった。

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医師だって休暇を取る。
担当患者の死が迫っている。その患者にもう施せる治療はない。
明日は非番だと患者に伝え、さようなら。ありがとうと言ってその日の仕事を終える。
残酷なようで、でもお互いに後悔のない形なのか。
この医者と患者の心の交流の深さに感動して思い出すだけで涙が流れてしまう。

この病院は慰問ボランティアも患者一人ひとりに関わってくれて、ルールに沿うのではなく、その時のいい雰囲気に乗った対応してくれるところも印象的だったな…

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motti

3.0羨ましい限り

2022年10月13日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

幸せ

39歳は若すぎますが。手厚い病院に見届け役の母親。死んでからギター弾いてくれる息子さん,財産も残せたようですし。ただ死ぬまでの経緯は少し未来の自分には参考書のようでしたからありがとう。さようなら。

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たん

4.0人間にとって一番大事なことは残酷な事実を知ること。

2022年10月13日
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鑑賞方法:映画館

残酷な事実はとても辛いことだが
嘘は不安を煽るだけ・・・

これは生きるうえで全てのことに言える。

この映画は表面上は実に静謐であるが
心の揺れは物凄いものがあり、各演者
の魅せ方には痺れます、じっくり味わ
ってみたい作品です。

少なくともエンドロールでとっと立つような輩には向かないですね。

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ちゆう

2.0一般的には感動すると…

2022年10月12日
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泣ける

悲しい

単純

演劇の先生が、末期癌にかかりホスピスで過ごす、ドキュメンタリータッチな映画。
親父がホスピスで同様な生き方をしていたので特に新たな発見はなく、アーこんなんだったなと思いながら進む。
クライマックスは少し自分の状況が重なり、考えさせられたが、泣けることはなかった。

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ろくさん

4.0私は泣けました

2022年10月9日
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泣ける

悲しい

これは秀作。ガンで衰弱してゆく主人公と母親、そして周りの人達との関係の変化。
初めはそれほど関係性や感情は表立っては出てこないが、気づけば愛、悲しみ、怒りや優しさ、フランス映画らしい描写で描かれてゆく。カトリーヌ・ドヌーヴは相変わらず美しい。
母親の愛が強く出る話かと思っていたが、それほどでもなかった。でもちゃんとそれを感じさせてくれて、途中途中で涙が止まらなくなった。久しぶりに映画を見ながら涙が止まらない体験をした。
観てよかったと思えるなかなかの秀作だと思う。

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うめ

3.5末期癌の息子とその母親との愛を描いたお涙頂戴📽️と思ったら大間違い。その意味では邦題は外している。病院の窓から同じ、ひこうき雲を父と息子とが見ていたシーン(ユーミンじゃん!)が印象的。

2022年10月9日
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鑑賞方法:映画館

①原題は“De Son Vivant”(彼の生涯)(追記:フランス人の友達によると“De son vivant” means “when he was alive” (meaning before his death”とのこと)。シンプルな題だけれども、こちらの方が📽️の中身をストレートに伝えていると思う。邦題は少し甘い。でも原題では客が入らないかもね。
②カトリーヌ・ドヌーヴが普通の母親役をするとは思っていなかったが、やはりと言って良いかどうか、いま流行りの“毒親”すれすれの役である。息子への干渉が過ぎるように思うし、自己チューっぽいところは、いよいよ息子の死期が迫って来て主治医の先生(本当の癌の専門医さんですってね)から心の準備をするように言われた時に「信じられないわ。希望を捨てるなんて」と先ずは自分の気持ちを優先していること丸わかりの台詞を吐いてしまい、先生に「息子さんのことを第一に考えるようにしましょう」と諭されるところ等に垣間見得る。20歳で女の子を孕ましてしまった息子とその女の子との関係を断たせたのも「息子を失いたくなかった」と自分で言っていたし。
毒親や過保護な親や子離れ出来ない親は世界中にいるとは思うけれども、私がフランスの親子関係・家族関係に対して抱いているイメージからは違和感があって、どちらかというと日本的だなと思った。というのも、私のフランス人の友達の親や姉妹とのつきあい方を見ていると、決して愛情がないわけでは無いがお互い自立した大人同士という距離感を持って接しているのが大変好ましく思えるからだ。
そういう面から見ると、この📽️は突然向き合わねばならなくなった息子の死という悲劇が契機ではあるが、過保護な母親がやっと子離れ出来た物語と捉えることも出来よう。ラスト、自分が息子に捨てさせた孫に手を差し伸べるシーンが印象的。そして孫が祖母の差し伸べられた手をとることで、赦しが為されたことを伝える真に映画的な表現。
③主人公への癌の告知➡️余命の告知➡️治療の日々➡️緩和ケアの日々➡️死、を描きながら決して暗くならないのは、折々に挿入される主治医の先生と看護師達とのディスカッションや合唱・音楽演奏(タンゴダンサーまで出てくる)のシーンがあるため。今までの癌闘病📽️ではあまりお目にかからなかったユニークかつ新しい取り組みである(実際に主治医の先生を演じるガブリエル・サラ医師が自分の病院で行っている活動とこのと。)
④ブワノ・マジメルは、演じるバンジャマン(英語ではベンジヤミンですね)の余命宣告から死を迎えるまでの移り行く心境を表情も含めて繊細に表現。あまりに自然すぎて演じているとは思わせない程だが、これが演技というものだろう。
④バンジャマンの最後を看取った看護師が休暇中で運転中(アカンがな😁)サラ先生に電話をかけて「先ほど息をひきとられました。」と報告した時、サラ先生の「お母さんはその場におられたのか?」という質問に対して看護師の「いいえ、でも息子さんはおられました。」という答えにサラ先生は実に嬉しそうな顔をした。
確かに病室に息子がいた(クルスタリがトイレに行っている間に入室したのだろう。)のには驚いたが、二人は親子の名乗りをしたのだろうか?
ただ、人間は息を引き取っても暫くは音は聴こえているという。息子が最後にベッド脇に座ってギターを奏でながら歌った歌がバンジャマンの耳に届いたことを祈りたい。
追記:この映画は余命宣告されてから主人公が穏やかに死を迎えるまでの、主人公の心の動き、周りの人々の主人公との絡み合い・触れ合い、穏やかな死を迎えられるように手を尽くす病院の人々のケアを描くのが主題なので、これを言うと主題から逸れてしまうのだけれども、📽️を観ている間ずっと余命宣告というのは正しいのかどうか考えていた。バンジャマンは意識が朦朧としていたしその辺りは想像するしかない。

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もーさん

5.0終末期の癌患者とその家族がどう生きるか

2022年10月9日
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泣ける

悲しい

知的

このテーマに対して医師、看護師たちが真剣に向き合い戦う姿を描く感動作品です。
医師のアドバイスは素晴らしく感動的で、終活に向かう私にとっても貴重な示唆を得られるものでした。
命とは、また家族とは深い考えさせられる
淡々と進む重いテーマの中に美しい音楽やダンスシーンがアクセントと癒やしを醸し出す
素晴らしい作品です。

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toy

5.0死や生きることの意味を教えてくれる素晴らしい映画

2022年10月9日
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死を目前にした主人公が病を受け入れ、あるがままの生を受け入れていく過程で、医師や看護師、母親との関わりの中で見せる生き様が尊く、人生で最も大切なものは極身近なところにあることを気づかせてくれた。死を覚悟した人間は人生観が変わると言うが、私達は死を目前にしなくても死を受け入れ覚悟することができるし、そのことで、自分にとって本当に大切なものを選択し生きていく覚悟ができるのだと思う。
心と魂の奥深くに響く感動とともに、人生にポジティブな思考を与えてくれる素晴らしい映画でした。

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Coco

4.0音楽がとても良かった!

2022年10月9日
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大きな展開があるわけではないけれど、ゆっくりと、穏やかに、死を迎え入れていくお話。

緩和ケアの医師や看護師、息子を愛する母親、父親に会ったことのない息子、未来に目を輝かせる学生たち。それぞれの人たちの心情が丁寧に描写されていました。1人の人が亡くなっても、世界はかわらず続いていく。ラスト近く、カトリーヌドヌーブの背景で日常を生きるさまざまな病院スタッフや患者の姿が映されていましたが、それぞれの人にそれぞれの思いや人生があることを想いました。

しかし、結構な涙と鼻水がダラダラ出てしまい、マスクが赤ちゃんのオムツみたいにタプタプになりました笑

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Sakiko

4.0泣いてることに気がつかなかった。。

2022年10月9日
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こんなに美しくて優しいブノワ・マジメル。。

苦悩して、後悔するカトリーヌ・ドヌーヴ。

はじめてかも。。

消化しきれない人生の最期。。

赦しを乞うこともできずに逝ってしまう不安。。

あの一滴の涙は彼の少しの安堵と喜びであると思いたい。。

遺される人もこれからの人生に後悔や怒りのない人生がおくれるであろう未来が見えた気がした。

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ムーミン

4.5やばい!数年に一度の涙腺崩壊映画でした。

2022年10月9日
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癌と戦うフランス人映画だから、感情のぶつけ合いが不快になるかもと、想像しながら着席したけど全然違ってました。
冒頭、39歳のバンジャマンは母親と訪れた病院で膵臓癌のステージ4を告げられる。この段階で医者の判断は、余命半年から1年。もしかしたらこいつヤブ医者で治っちゃうのかな?て、思ってたら、めっちゃいい人だ。死を受け入れ難い患者や家族に対しての前向きなアドバイスや看護師達との演奏会など、とても明るくて楽しい病院だ。正にNO MUSIC NO LIFE !
入院前に演劇の指導をする、厳しいバンジャマンが好きな学生達。離婚してアメリカに居る元妻と息子。ずっと寄り添っている母親など、周囲の人達の気持ちもしっかり演出されてる。ただ、看護師と恋に堕ちちゃうのはちょっとね。
季節が進む毎に進行する病、もう中盤から涙が止まらなくなっちゃって、ラストの息子のシーンなんて声が出そうになっちゃった。
楽しくて泣ける大満足作品でした。

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涼介

3.5いい映画だ。けれど、もっとよくなったはず。

2022年10月9日
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よくある話で別段驚かない。しかし、演者がまったく演技していることを感じさせない。ドキュメンタリー映画を観ているみたいだ。そこが凄い。

本当なら、あと0,5点挙げても良かった。減点した理由は結末をハッピーエンド?にしたこと。副主治医の扱い、演劇学校での演技実習がくどいことなど。でも、いい映画だ。ドブーヌはいるだけで、存在感があるし、美貌も保っている。化け物だ。いい意味で。

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いなかびと

3.0Nothing compares to you.

2022年10月8日
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内容的にはオーソドックスな人が死に対峙したときの物語。
脚本にあまり驚きはなかった。
それでも死に向き合うと、自分の生きざまを見直さざるを得なくなる。

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CR7

5.0日本でも考え方の違いはあっても同趣旨な批評が該当する内容。

2022年10月8日
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今年293本目(合計568本目/今月(2022年10月度)7本目)。

すい臓がんだったか、末期と診断された人とその家族・友人を取り巻く物語です。

フランス映画といえば恋愛ものを全面に押し出した映画が一定数見られますが、そうではなくて余韻を残して「あなたならどう考えますか?」というところで終わるのが特徴かな…というところです(映画内でとられた方法は、方法の1つに過ぎない)。

日本では最近まで、いわゆる「末期のがん」の本人告知は本人に対して告知することを積極的に避けていた事情があります。医学的に治療法がなかった(少なかった)ということもあれば、「安らかに最期を迎えてほしい」という考え方などが背景にありました。
一方で映画内でも、日本でも、「患者が自己の病気を知って、自己の責任のもと、医師と相談して自身の考える最良の選択肢を選ぶ権利」(いわゆる、インフォームドコンセント、の考え方)は、ここ20年くらいで進み、日本ではよほど現在でも高齢者(80~)でもなければ、この考え方は妥当しているのではないか…と思います。

この観点では日本の旧態依然とした考え方がアメリカ等の「ごく一般的な考え方」に近づいたことは周知の事実であり、そのことは今では一般常識扱いなので、共感は得やすい一方で、逆に制度の差はあってもこの「本人に直接知らせる」ということが当たり前になったのが一般的になってきた今日においては、あまり「差異」は考えにくい(フランス特有のお話はまり出てこない)という部分は確かにあります。

今週は3連休でもありいろいろな作品が目白押しですが、「ゆっくりみて、自分が当事者、あるいは親がそうなったらどうするだろうか?」ということを考えられる点で好印象かな…というところです。決して「派手な」映画ではないですが、迷ったら推せる一作です。

採点対象での減点対象はとくにないのでフルスコアにしています。

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yukispica

3.5ラストの曲がリフレインする

2022年10月8日
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 自分がステージ4の末期ガンを宣告されたらどうするのか。途中から、そんな気持で物語を追っていった。

 バンジャマンが入院することになる病院は、患者にめちゃくちゃ寄り添ってくれる理想の病院で、医者はもちろんのこと、看護師も常に患者のことを考えて、ワーキンググループで行動意識を共有している。

 こんな病院だったら、自分も大丈夫かなぁなんて思っていたら、ちょっとそれは違うんじゃないのっていう出来事が発生。自分にとってはノイズになった。

 ラストで流れるアコースティックの曲はオリジナル? すごく心が洗われた。

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bion

3.5五つの言葉には、少しは順序はある

2022年10月8日
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悲しい

ボロボロのカトリーヌ ドヌーブは見たくない。

その息子バンジャマンの芝居臭い演技には見ていられない。

それがそれが終盤には見事に激痩せして、
精彩なくもあり、時には微妙に生気をよみがらせる演技は絶妙だ。

ところで題名の愛する人に伝える言葉の順序はないと言っていたがそれは違うでしょうよ。

それは自己責任で順番を検討して使用して下さい。

それにしても、
頑固でプライド高いフランス人に五つの言葉を言えるだろうか?
言えないために離婚が多いように思える。

そんな浮気な皮肉を込めたところが、
ラストの良きドクターのドライブシーンだと理解した。
アナタはどう思う?

フランス映画のラストは曲者だ。

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カールのおっちゃん

4.5涙腺崩壊のクライマックス

2022年10月8日
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やや疲れの残る土曜の午前中、新宿ピカデリーに辿り着き「映画.com」の本作品へ「チェックイン」をしつつ「そう言えば、監督さんはどなたかな?」と確認。そもそもトレーラーも観ずに「ドヌーブの新作なのか」という認識しかないままだったので、正直本作品にそれほど大きな期待はしていませんでした。ところが、確認すると監督は『モン・ロワ 愛を巡るそれぞれの理由(17)』『バハールの涙(19)』で印象に残る演技をしていたエマニュエル・ベルコ。彼女の監督作品は初鑑賞と言うこともあり、興味がグッとあがってきました。
とは言うものの、フランス語の映画を観ているとその言葉の抑揚に眠気に襲われることが多い私。それでも頑張って「主人公の背景や他の人物との関係性」を知るための前半を何とか乗り切りると、いよいよ興味が深まり集中力高まります。
またもう一つ、フランス映画への苦手意識は「激しい感情のぶつかり合い」。この作品も「ステージ4のすい臓癌で死期が近い息子と、その息子から子離れが出来ない母」他、そこら中に「感情の渦」で、案の定所々で大小様々のコリジョン発生です。ところが、劇中の人(達)だけでなく、観ている我々までも「確かな哲学」をもってなだめ、諭し、見事にカウンセリングしてくれる「本物で現役の医者」ガブリエル・サラが素晴らしい。
さらに、シーンの切り替えの巧さとシックリくる劇伴、そして各所に差し込まれる歌(音楽)が作品に深みと愛情を感じさせてくれます。そしてクライマックス、鑑賞者全員が感じる「これから起こること」を想像力を掻き立てる見せ方でカメラを回転させ、振り返るとそこにいる人、そして差し伸べあう手、からの『Nothing Compares 2 U』はもう涙腺崩壊です。
観終わってまだ、これを(あれと引き換えに)今年の暫定1位に更新するか悩んでいます。いやぁ、予想を超越して良かった。

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TWDera

3.5愛おしい という言葉を 全編通して感じた 抱っこのシーンは良かった

2022年10月8日
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愛おしい

という言葉を

全編通して感じた

抱っこのシーンは良かった

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jung

4.0説教臭く無い、生き様、死に様の物語。感動はしないが共感する作品。

2022年10月8日
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悲しい

知的

女優のカトリーヌ・ドヌーブ大物より
死に行く中年の息子「ブノア・マジメル」が主役。

おフランス様の洒脱は無くて、
死に様を感じ入る作品。
死へのカウントダウンの静かな受容。そんな静かな作品

ただ「G線上のアリア」のジャズバージョン❓が
ブラッド・ピットの「セブン」と違った意味で効いている。
死への恐怖と絶望
人生への赦し、感謝
死を受け入れる。周囲の人も。

決して楽しくは無い、膵臓がん末期の苦痛がわかるからの死に様に共感なのだ

ワシも家族を膵臓がんで亡くした経験がある

確かに「ガンの世界のラスボス」であるから
時系列生存率というのが、グラフの意味を成していないのは衝撃だった
もう即日から1ヶ月単位で急降下だから・・

親が息子失うほど悲劇はない・・
人生善行ばかりではない。気づいたときは・・・

でも最後は、見捨てたものの「ギリギリの赦し」で本人も救われただろう
「ブノア・マジベル」がやつれて、最後は放心状態、気力も萎える役柄を好演。

生きるとは、死ぬとは、生と死のコントラストで魅せる。

主治医が、若干冷静冷酷に見えるが、実は「誠意に溢れた、患者と向きあう聖人のような紳士」なのだった。

イヤ実際にも、そこらへんの内科や心療内科で金満のドクター
と 膵臓がんに対峙する専門医は 月とスッポン 真剣さが違う。前者は偉そうに処方だけの文系職。

若干「看護(婦・・)→邦訳ママ」の愛情❤️‍🔥表現は
不可解なおフランスさま🇫🇷だった。

しかし死を見つめ、人生を見つめ「進んで行く」描き方は極めて好感、共感。
こういう類の作品に多い、冗長さ、抽象的な描写、テンポのユルサは全く感じない構成、カメラワークの良さ

ジジイには沁みるねぇ。感動は全くしないけど。
まあ恋愛や仕事と違って「生きているものは生まれたその瞬間から死へと向かっている」
再認識しました。

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満塁本塁打

3.0すい臓癌

2022年10月8日
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歌うことは、大切ですね!

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かん