ジェントル・クリーチャー
解説
「ドンバス」などで知られるウクライナのセルゲイ・ロズニツァ監督が、ドストエフスキーの短編小説「やさしい女」に着想を得て、全体主義国家の腐敗や不条理に翻弄される人々の姿を緊張感たっぷりに描いたドラマ。
ロシアの村はずれに1人で暮らす女性のもとに、収監中の夫に送ったはずの小包が何の説明もなく返送されてくる。理由を探るため刑務所へ行くことにした彼女は、夜汽車に乗り、辺境の地にある刑務所にたどり着く。しかしそこには、彼女と同じような境遇の人々が長蛇の列を作っていた。順番を待ち、差し入れを頼んだものの許可されず、抗議すると連行され、釈放されたものの今度は怪しげなブローカーたちに付きまとわれるように。やがて彼女はある謎の屋敷へ連れて行かれるが、そこには軍の管理のもと集められた様々な人たちがおり……。
2017年製作/143分/フランス・ドイツ・リトアニア・オランダ合作
原題または英題:A Gentle Creature
スタッフ・キャスト
- 監督
- セルゲイ・ロズニツァ
- 脚本
- セルゲイ・ロズニツァ
- 撮影
- オレグ・ムトゥ
- 美術
- キリル・シュバーロフ
- 編集
- ダニエリュス・コカナウスキス
全てのスタッフ・キャストを見る
受賞歴
第70回 カンヌ国際映画祭(2017年)
出品
コンペティション部門 | |
---|---|
出品作品 | セルゲイ・ロスニツァ |
詳細情報を表示