「予告編の崖の場面でワクワクした。イーサン、何を考えてるんだ、ふつう死ぬぞ。もちろん死なないけど。気に入った迷セリフ 「ハントと愉快な仲間たちがやりたい放題」byジャスパー。」ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE マサヒロさんの映画レビュー(感想・評価)
予告編の崖の場面でワクワクした。イーサン、何を考えてるんだ、ふつう死ぬぞ。もちろん死なないけど。気に入った迷セリフ 「ハントと愉快な仲間たちがやりたい放題」byジャスパー。
映画館の予告編でトムが出てきてM:I の予告らしいと気付いたら、いつも目をつぶって見ないようにしてるのだが、今回つい見てしまってから「シマッタ、つい見てしまった」と思ったときには後の祭り。
ハントがバイクとともに崖からダイブするシーンで、トムとバイクがワァーっと落ちていくシーンをを見たときには、「何だコレは、まるでM:Iの予告みたいじゃないか 」と思ってワクワクが止まらなかった。 早く見たいと思った。映画館でこの予告を見るのが毎回楽しみになった。テレビの予告でも何度も見たが、やはりうちの32インチ小画面と映画館の大画面とでは迫力が違う。
「まったくトム・クルーズ何を考えてるんだか、死んじゃうだろ」とは思ったが、まあいつものことである。
このシーン、本編で見る前は、敵に追われて崖からダイブしたのかなと思っていたが、実際は列車を追いかけてのダイブだった。最初はハントもさすがに躊躇したけど、グレースに必ず行くって約束したのを思い出す。
ハントが「ああもう、約束しちゃったしなあ、しょうがない」とちょっと後悔したかどうかは分からないが、覚悟を決めてダイブする。約束は守る男、我らがハントである。
この後あわやグレースが撃たれるというタイミングで列車の窓から敵にアッタクする。危機一髪。もうマンガとしか思えないし、まるでコメディである。思わず笑ってしまったが、けっこう好きな展開である。まさにインポッシブル、荒唐無稽で有り得んがお気に入りの場面だ。この非現実的、リアリティのなさが M:I の魅力だと思う。
後半、ハントを追っているCIAのジャスパーが、「ハントと愉快な仲間たちがやりたい放題」みたいなセリフをしみじみと言う。ここも思わず笑ってしまったがお気に入りのセリフだ。いみじくもM:Iとはどんな映画なのかを表していて言い得て妙だと思う。
M:IはSF映画じゃないから超能力者は出てこないが、イーサン・ハントという不死身の超絶スーパーヒーローと愉快な仲間たちがやりたい放題に活躍する映画なのだろう。
あと、見終わってから結局どういう話だったのか一瞬分からなくて少し考えてしまった。トム・クルーズのアクションと目まぐるしい展開のせいかもしれない。自我に目覚めた人工知能とガブリエルが結託して何かしようというのを、ハントたちが阻止しようという話ということで取り敢えずイイのかな?AIとガブリエルどちらが親玉か、2人が何をやりたいかは次回らしい。
今回1番ビックリしたのがイルサの退場。「砂まみれになるわ、やたら全力で走らされるわで大変、ヘトヘトだわ。疲れるからもう降りる。サッサと殺して」とレベッカ・ファーガソンが言ったかどうかは分からないがとても残念だ。まだ最新医療技術でギリギリ生き返ったという荒業があるがダメかのう。