「本物を撮る、それでしか伝わらないものがある。長い!それがうれしい!」ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE ばかちんで候さんの映画レビュー(感想・評価)
本物を撮る、それでしか伝わらないものがある。長い!それがうれしい!
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本物を撮る、それでしか伝わらないものがあると信じるトム・クルーズ。それを彼自身の実践で伝えてくれる。バイクスタント、ローマ市内でのカーチェイス、走る汽車の上での格闘、etc..。今作の敵はAI。電子データ、デジタル機器などが次々と信用できなくなっていく。デジタルの利便性の裏に潜む、脆さと危険性が示される。デジタルが世界を支配する現代、世界はそのうえで成り立っている。その中で信じられるのはリアル。
だからこその本物主義という彼の映画作りのスタイル。
CGでも作れる映像、スタントマンを代役しても撮れる映像。それでも彼自身が体を張ることで、この映画のシナリオとテーマに説得力が生まれる。
トップガンでもこのテーマは一貫していて、それ以前も本物を撮るというのは一貫していたが、最近はそれが顕著に出ていて彼にとっても大きなテーマなんだと思う。
長い!それがうれしい!まだ観れる!終わらないで!ずっと面白い!
その瞬間が楽しい!もちろん目的、オチはあるけど、その瞬間、過程が面白いのは、かなり重要。
個人的に変装シーンが好きなのでたっぷりあってよかった。
シリーズ完結編ということもあって、イーサンの過去が語られることになりそうで楽しみ。
しいて言うならガンアクションがあったらよかったかも、でも鑑賞中はそんなこと気にならなかったから別に構わない^^次回作にはブラントでれるかな?出てほしい...
イーサン主人公すぎる。かっこいい。イーサンハントと愉快な仲間たち、素晴らしい。満点。
結論最高
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