「ちょっと長いんだよなぁ〜」ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE snake666さんの映画レビュー(感想・評価)
ちょっと長いんだよなぁ〜
上映前にトムクルーズから「本作は劇場で観るべき映画です」とのメッセージ動画があったがまさにその言葉どーり映画館の大画面で楽しめる作品だった。
トムクルーズは相変わらず全力疾走で走りまくっていたが、特に後半の怒涛のアクションは昔ながらの娯楽映画ではよく言われる「手に汗握るハラハラドキドキ」的な要素満載でパート2への期待感をとてもいい形で持たせてくれたのは良かった。
ただそれだけに前半〜中盤あたりまではだいぶ長く感じてしまう展開が続き本作の上映時間がもうちょい短かったらおそらく傑作になっていたのではと思わずにはいられない。
さらに長い割には丁寧に語られるべきポイントが雑だったりしたあたりが無駄に長く感じてしまった要因だったかもしれない。
例えば今回の悪役は過去のイーサンとどのような確執があったのか、マンティス(すいません女優の名前覚えてなくて…)がラストにイーサン達を助けるくだり等は若干の説明不足を感じてしまった。
しかし物語自体は暴走するAIを軸に展開し、現実にも起きたら怖いよなと思わせる題材が良かった。
また今作から登場のエージェントカーター(こちらも女優の名前が…)はイルサのポジションを継ぐような期待感も良かったし、デヴォン青木を思わせるマンティスの活躍ぶりも存在感があってとてもよかった。
こうしてせっかくのストーリー展開や魅力あるキャストが揃ってたにもかかわらず、とてもおしいなぁと。それだけに頑張って2時間前後の上映時間にまとめてくれていたら、テンポや緊張が出ていたと思うし、次回の続編には何とかそのあたりを改善願いたい所だ。