「あんたが翔ばなきゃ誰が翔ぶ」ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE マスゾーさんの映画レビュー(感想・評価)
あんたが翔ばなきゃ誰が翔ぶ
ミッション:インポッシブル
1960年代にアメリカで放映された
TV版シリーズ(邦題は『スパイ大作戦』)
をベースに
「おはよう〇〇君」
「捕らわれても当局は一切関知しない」
「なおこのメッセージは自動で消滅する」
といった決まり文句で始まるのが
定番のスパイアクションシリーズ
1996年から展開している
トム・クルーズ扮するイーサン・ハント
のシリーズでは世界規模の危機を防ぐべく
暗躍するエージェントという図式
毎作監督が変わり
2作目のジョン・ウーからアクション
シーンが主体の映画にシフト
今作で7作目だが過去6作の累計興収は
35億ドルに達する化け物シリーズに成長
今作はもはやシリーズおなじみの仲間
ルーサー(ヴィング・レイムス)
ベンジー(サイモン・ペッグ)
に加え前作「フォールアウト」
からの続投キャラに加え
GoGのマンティス役で知られた
ポム・クレメンティエフなど
MCUなど最近の映画で旬な
俳優が目白押し
それでも色あせないトムの雄姿
まあおそれいりましたといったところ
話は
ほぼマクガフィンと化した
鍵の争奪戦なのですが
ポイントはAIが予測したように
世界のデジタルデータを
暴れた後自己消滅するウイルス
となり世界を操作しだす「それ」
という今っぽいテーマ
IMFが今までやってきた
ようなことをAIが
なり代わるかかみたいな
感じになってます
展開は最近の長尺映画に
ありがちな各パートを妙に
じっくり見せる感じでテンポ感は
それほどないんですが
アクションシーンもこれでもかと
じっくり
今作で思ったのは
ベニスのシーンでは
なんか最近のワイスピで同じような
大階段で爆弾が転がってたような
とかこの廃屋のセット007で見たような
とか既視感がやたらあったこと
撮影セットが共通なんですかね
列車のシーンも
インディアナジョーンズで
似たようなロケーションが・・
とか考えちゃったり
まあいいや
公開前に本人のスタントシーン
を宣伝で使っていくとかもはや
トムのトムによるトムのための
映画になってますが手抜き一切なし
で全力勝負してる姿は
心を打つものがあると思います
ストライキとか色々大変でしょうが
続編も頑張ってほしいですね