「あれ、彼女って見覚えあるけど…」ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE TWDeraさんの映画レビュー(感想・評価)
あれ、彼女って見覚えあるけど…
まずは今回も、トム・クルーズ、クリストファー・マッカリーに感謝ですね。 ありがとうございます。
3作目以降はメンバーも固まり、更に5作目以降クリストファー・マッカリーが続けて監督・脚本等をしていることもあって完全に連続性が確立されています。ただそうなると当然のように「シリーズもの」の性(さが)ですが、作を重ねるごとのインフレが止まりません。特に今回の「デッドレコニング」は2部作ということもあり話も関係性も複雑。正直に言えば、もはや何が危機なのかすらよく解らないレベルで、むしろその「謎性」を強調するように戸田奈津子さんの字幕は「それ」を連発していて、説明シーンは観ていてややボーっとしてきます。(今朝は5時半起きして来たし)
とは言え、それを吹っ飛ばして余りある今回のアクションがまた凄い。今回は「OKシーン」まで何回飛んだのか(?)、予告にある「断崖絶壁からのバイクダイブ」は観ているだけでも「ひぇぇぇ…」と感じる映像で、トムが納得するまで付き合い続けるスタッフたちの「苦労」にも頭が下がります。また、アクションもののクラシック、カーアクションや列車アクションシーンも新しいアイディアが詰まっていて見事なアップデート。一番前の席(バルト9、スクリーン3)でスクリーンを見上げながら、身体を左右によじらせ、引き攣り、息を止めての連続です。
そして、レギュラーメンバー以外に旧作からのカムバックメンバーもいる中、劣らぬ存在感の新メンバー・パリス役のポム・クレメンティエフ。前情報を何も入れずに観ていた私は、キレのあるアクションが光るパリスを見て「あれ、彼女って見覚えあるけど…」と引っ掛かっていたのですが、後で確認したらなるほど、素顔はこうだったのね!と今更ながら合致しました。
まぁ、なんだかんだと164分はあっという間なのですが、私個人的にはやはり「ここで終わっちゃうの」という展開に、贅沢は承知の上で軽く欲求不満です。すいません。
でも、本作について是非観たいと思っている皆さん、私の言っていることなど気にしていないと思いますが、間違いなく楽しめますので当然劇場でお楽しみください!