MEN 同じ顔の男たちのレビュー・感想・評価
全171件中、141~160件目を表示
◇アコースティックなホラー
イギリス🇬🇧田園風景の緑、薄い曇り空、小鳥の囀り、古いけれども格式あるお屋敷。フォークソングで始まる長閑さに、リラックス感にゆったりと浸ってしまいます。
屋敷の庭のりんご🍎を齧る女。「旧約聖書」エデンの園の禁断の果実とイブを匂わせます。トンネルの中のこだま、教会の陽光などにも、宗教的なテーマの暗喩を感じますが、特に説明はないです。但し、映像の美しさと音響の奥深さが、世界観を広げているおかげで、B級感を払拭しています。
後半は、ホラーらしくグロテスクに展開していきます。同じ顔の男の連続攻撃です。女性から感じられる男性の幼児性、気まぐれ(突然いなくなったり、いらないときに現れたり)、不潔感、愚かな行いを繰り返すところ、などを男だけで再生産する様子を誇張して表現しています。
恐怖感よりも過度に繰り返される変態的世界の「おかしさ」みたいなものが癖になる不思議な不気味な余韻が残響します。私も男ですが、自分の中の幼児性とか愚かさとか臭いについて、ふと思いを馳せたりしてみたりするのでした。
2022 #Men
#アレックスガーランド 監督 #わたしを離さないで 脚本 #AlexGarland
・ベン・ソーリズブリー 音楽 #BenSalisbury
#ジェフバーロウ 音楽 大好きな#ポーティスヘッド の暗〜〜いトラック作ってた人。音楽と効果音の不穏さ。#Portishead #GeoffBarrow
・ロブハーディ 撮影 #RobHardy
#A24 🍎🍎🍎🍎🍎
≫ ≫ ≫ ≫ ≫ ≫ ≫ ≫ ≫ ≫ ≫ ≫
#ジェシーバックリー /ハーパー・マーロウ--夫ジェームズの転落死を目の前で直視したために心の傷を負った未亡人。心の治癒のためにイギリス田舎🇬🇧の古い屋敷へ逗留します。>> 前半は恐怖に顔を歪めて逃げていたのに、終盤までくると呆れ気味に冷静な顔付きになってきます。彼女の地味で普通な感じと変態的な世界観のアンマッチが面白いです。
#JessieBuckley
#ロリーキニア /田舎のお屋敷の管理人。その他、不気味に七変化。>>007シリーズでMI6の主任役の人です。こんなに芸達者であったとは。その不気味さがこの作品のキモです。#シャイニング の#ジャックニコルソン と被りました。
#RoryKinnear
#パーパエッシードゥ /ジェームズ・マーロウ--主人公の女性ハーパーの亡くなった夫。疑り深く激情的な性格です。>>英国🇬🇧 ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの正統派演劇俳優らしいです。叫ぶ演技はなるほどです。
#PaapaEssiedu
りんごとたんぽぽの種
ホラー映画は嫌いだけれど、A24がつくる恐怖は好きだ。ミッドサマーで深みにはまったけれど、今回の映画もよかった。次はどんな世界を見せてくれるか、楽しみ。りんごとたんぽぽの種が深い意味をもっているようですね。個々の見解は割れるでしょうが。話が少し脱線しますが、イギリスの田舎って整いすぎていて、あれでは多様性は失われることでしょう。日本も同じ道を歩んでいるようですが。
よくわからん・・・
同じ顔がたくさん出てくるって話を聞いていたので、観終わってから
『あれ?同じ顔いたか?』
って思ったら、村の男の人が同じだったのね。
特徴のある顔じゃ無かったし髪型もそれぞれだったので全然気付かなかった。
主人公も気付いて無かったんじゃないかなってくらい、そこには無反応だったよね。
クライマックスのグロさはなかなか面白かったけど、ストーリー的には全く意味が解らなかった。
最近、ストーリーが理解出来ない難しいスリラーが増えたなぁ。
特にA24スタジオに多いのかな?
自分は映画は娯楽だと思っているので、やたらと難解で複雑なストーリーは望んでいない。
多少難しいなら良いのだけれど、このレベルの作品は理解出来ない。
映画はシンプルに楽しめる物がスッキリしていいな。
グロいの好きな人は、クライマックスのグロさだけでも観る価値はあるかな。
女優と男優さん、顔がそっくりですね!
予告見た時点で、女優さんと男たちの顔が似てるなあ、て。
骨格とか。目とかも。
本編見て、これはハーパーの内面旅行。
出てくる男たちは、ハーパーの分身。
最後に夫が出て来て、やっと心の解決ができたから、最後笑顔なのかな??
私について、知らなさすぎるのは、どんな人よりたぶん私よ〜
(作詞:中島みゆき)
つーことで自分と向き合った田舎滞在なのだった??
A24て雰囲気重視で、後世に残す気サラサラないような映画ばっかりだね。
エンタメじゃなく現代アート作品
演出 ★★☆☆☆
音楽 ★★★☆☆
ストーリー ★★★★☆
良作ではありますが、おすすめはできません。
MENの怖さ、気持ち悪さが表現されてます
ストレートの女性であるが故に
嫌な記憶を抉り出される感じがありました
あと演出がグロすぎ
女性はいい気分で観れる映画じゃないです
ただ作品と考えれば◎
よく分からないスリラーだった
幻?現実?イマイチ不明。前半は森、セリフ無し、考え事をしながら観てしまった。後半はやっとスリラーらしくなったがよく分からない話し。
この映画の良さがさっぱり理解できない。
最後はグロテスク?キモい?映像が続々と。
観なくてもよかったかな(笑)
【良かった点】 キモい!、怖い!、なのに笑える。A24配給作品らし...
【良かった点】
キモい!、怖い!、なのに笑える。A24配給作品らしい癖がすごい映画を年末に鑑賞できた悦びに震えた。随所に気持ち悪さ、不安感が立ち込め、観ているこちらに嫌な汗をかかせる。ゲテモノ好きならハマること間違いなし。
【良くなかった点】
お恥ずかしいことに、海外の宗教感などについては知識が浅く、観終わったあとに調べて、「そういうことなのかな」と感じることがしばしば、この映画もそれに漏れない作品だった。観ながら思考できればより面白いんだろう。
テーマは、愛か男女のDNAか?
イントロの夫婦喧嘩で笑ってしまった。
犬も食わない物またぞろどうするの?
DVを受けた女性被害者からすれば、
男は全て同じ種族に見える。
ペンション管理人でも、
警察官でも、
バーテンダーでも、
発達障害の少年でも、
神父でも、
黒人の配偶者でも、
皆んな全裸のストーカーに見えてくる。
男は色々な言葉で親切に、
巧みに言い寄ってきて、
愛と言って、
男のDNAを産め付けようとする。
それが叶わないと分かると、
言葉で、
論理で、
愛と言って、
暴力で、
精神的にイジメで、
脅迫で、
支配しようとする。
一度DVの被害にあった女性は、
癒されることはない。
男性はそれがそんなに重大加害とは感じることはない。
そんな男女のDNAの差異か、
エデンの園で、
ニュートンのリンゴの法則か、
ラストの DNA のテロップを観てまたも笑納した。
いや、
しかし、
そもそもこの離婚話の原因は何か?
彼女の初めての性行為はあったのか?
4時間かけて彼女を助けに来た友達との関係は?
ここにもDVとDNAの解明するヒントが隠れている。
様々な考察があるがすっきりしない
旧約聖書のアダムとイブな始まりだと思えば、
ギリシア神話も出てくるし、
知識があると面白いかもですが
伏線らしい伏線があまり回収されなくて
考察サイト見るばかりでした笑。
監督が「明確な答えがないことで観客の頭に疑問が残り、自分でなんらかの答えを探してもらえたらいい」と発言していたらしいので、まさにそのような映画だと思いました。
A24らしい、
すっきりしない映像美のあるリアルな謎映画。
現実はこういう分からない部分が多いと思いますが、
映画なのですっきりしたかったですね。
禁断の果実
イギリスの田舎が舞台ですが、自然や景色が美しいです。
静かな映画かと思いきや、終わりに向かって、エロもグロも忘れず、しっかりイカれてます(笑)
A24らしい(笑)
個人的には、まあまあ(笑)
美しさと狂気、って感じかな?
デヴィッド・リンチの映画みたい
ただ残念な事にリンチのようなアクがないので、ただのよく分からない映画になってしまっている。
それに、タイトルになっている“同じ顔の男”は、劇中触れる事はなかったから、余計“?”が増すだけ。
何これ!? びっくりした! 怖いんだか笑ったらいいのか 微妙な感じ...
何これ!?
びっくりした!
怖いんだか笑ったらいいのか
微妙な感じ
でもとにかく目が離せないままラストまで行く
B級映画としてなら傑作じゃないか?
映画本体とは別の話だけど
シンガポール人の知り合い以外で
「H」を「ヘイチ」と読む人に初めて会った
しかも英語ネイティブでもそうなんだ
まさか間違いではないとは知らなかった
それで、結局どういう事?
サイコホラーとしては楽しめるけど…
どういう事?
男なんてみんな愛を語るけど、みんな身勝手で同じヤツばっかじゃねぇか!って話?
男子3人組で観に来てる子たちいたけど、少なくとも君たちが観るべき映画では無いよ。
カップルにも厳しい。
みんな同じ顔って何その設定!予告を見ただけで鑑賞意欲MAXだったが・・・
別れ話で死をほのめかし暴力をふるった夫が自殺し、自責の念でトラウマを抱えたまま田舎町でリフレッシュしようとしたところ、デリカシーや女性に対する敬意を欠くめんどくさい男達がたくさんおり鬱陶しさに輪がかかり、メンタルが崩壊しかけていたところ最後は吹っ切れて(多分)立ち直ると言う話。
皆同じ顔というのは女性へ敬意を持つ事ができない男達を一つのアイコンとしており、彼女がそれを気味悪がらなかったところを見ると実際彼女にはそうは見えていないが、子供から大人まで男は皆心の底では同じ様に思っているという事の表現だと思われ、見せ方としては凄く斬新で面白いと思った。
男から男が連続して生まれるシーンもそう言った面倒な男達がいつの時代になっても変わらずずっと存在する事の表現かなと推測できるが、それに気づいた彼女の半ば諦め達観した様な表情は傑作でここで気持ちが切り替わったことがわかる。(強い女w)
顔だけ何役にも使われたロリー・キニアの空気が読めず不快な感じは表情一つとっても絶妙で最高のはまり役だと思う。
パブで周りがみんな同じ顔というシーンはバック・トゥ・ザ・フューチャーやナッティ・プロフェッサーでも似た様なシーン(みんな身内だったけど)があったことを思い出し笑ってしまった。
ラストで長時間かけてやって来たお友達が妊娠していたこともひねりが効いてて良かった。
生まれてくる子も同じ男の子だったらやっぱり同じ顔かも?とか想像してしまう。
最近増えてきたあまり説明がなく考えながら観ないといけないギリギリの線を狙ってくる映画の一つで自分的には結構好きな作品だったが、林檎、裸の男、教会の彫刻、たんぽぽなど宗教的な意味合いを思わせるような部分がよくわからなかったのは残念だった。
ワールドマーケットに向けた映画ではないので、ある程度個人の努力が必要になるのは仕方がないのかなと思いつつも、よくこんな設定や映像を撮ろうと思ったなwという作品。
【"妻は夫に、一切謝罪の言葉を与えなかった・・。"尋常ならざる緊迫感、圧倒的で独創的な美しくも恐ろしき世界観に嵌った作品。今作は愛情表現が下手な男の、究極の哀しき愛の物語でもある・・。】
- ハーパー(ジェシー・バックリー)は、夫ジェームスとの口論の末、彼を謝罪の言葉も与えずに家から追い出した。
そして、マンションの窓から外を呆然と見ている前を、夫が落下して行った・・。
冒頭の、ジェームスがスローモーションで落下しながら、何かをハーパーに訴えかけようとする表情とシチュエーションで、一発で映画に没入した・・。-
◆感想
・序盤、夫の死から立ち直る為か、ハーパーは英国の田舎街を訪れ、カントリーハウスに二週間滞在する予定を立て、実行する。出迎えたハウスのオーナー、ジェフリー(ロニー・キニア)は、愛想良く迎え入れる。
- ロニー・キニア演じるジェフリーの笑顔や動作が、何となくぎこちない。
そして、ハーパーは記憶が無いのだが、結婚後の名前で宿を予約していた・・。
後半に気付くのだが、巧い伏線である。-
・その後にハーパーの身に起こった数々の不可思議な出来事。
廃墟のトンネルで、彼女を追って来た男。
草原に出て写真を撮ると全裸で、全身をペインティングした男が立っている。
・ハーパーが、教会に行くとジェフリーと同じ顔をした司祭が"夫に謝罪の機会を与えたか?"と彼女に問い、仮面を被った少年サミュエルからは、激しく罵倒される。
- 此の辺りで、彼らが亡き夫ジェームスの妄念が産み出したモノか、ハーパーの悔いに依り、産み出されたモノか、どちらかだろうと勝手に推測する。-
・そして、彼らはハーパーを求めて、手を変え品を変え、カントリーハウスの中に入って来ようとする。
- もう、心臓がバクバクである。怖すぎます!郵便受けから手を入れないで!
”手”は、ハーパーにナイフで刺されると、そのまま手を引き裂きながら、郵便受けから手を引き抜いて行く・・。-
・逃げ出したハーパーの車に突然現れたジェフリーが撥ね飛ばされた後に、ジェフリーはナント立ち上がり、ハーパーの車を運転し、彼女を猛スピードで追って来る。
そして、ジェフリーの腹から次々に現れる異形の人々。
人々の手は引き裂かれたままである。
だが、何故かハーパーはナイフを握ったまま、冷静な顔をしている。
- ハーパーは気づいたのではないかな?異形の人々の姿の"真実"の意味を・・。
教会のシーンで、頻繁に様々なアングルで写し出された"真実の口"を思い出す・・。-
・そして、最後に産み出された男。それはジェームスだった。
彼が口にした言葉は"愛"である。
異形の人々を産み出したのは、ジェームス自身の後悔と妻への”愛”から出たモノだったのであろう、と私は解釈した。
何故なら、田舎街の人々の顔は、映画のサブタイトルにもあるように”同じ顔”が多いからである。
- 全く、不器用な愛情表現しか出来ない男だなぁ、ジェームス・・。哀しい男である。-
<今作品は美しくも、恐ろしく、おぞましい雰囲気が横溢する映画であるが、100分間、完全に虜になった作品である。
そして、今作品は夫の妻に対する究極の愛の物語ではないか、と私は思った作品なのである。>
意味、理解できないけど…
りんごが落ちるってことはアダムとイブあたりに真相あり、なのかなー。聖書絡みなのかもしれないけれどイマイチよくわからなかった。ただ、この静かに来る不気味さは好き。同じ顔の男達と自殺したら夫の関連とかいろいろ意味ありだろう事が理解できなくても楽しめた。
A24 らしい、ビジュアル、不思議感のみ、ストーリーはどうでもよろし作品。まさに不条理な夢作品
「ミッドサマー」「グリーン・ナイト」とコレみて納得
配給会社「A24」は理屈とか経験則で観てはいけない点が共通しててブレていない。
要するに普段誰でも人間は、眠ってみる【不可思議で論理的でない】夢の延長なのだ。
要するに「話の筋」とか「伏線回収」はどうでもよくて
その場、その場の不思議感。映像美を「感じるのだ」
本作も同様、イギリスの田舎町🇬🇧一部ロンドンを舞台に
不思議映像、映像美で 不気味感を煽る。
ただ、ホラーとしてはちと違う。
なんか「管理人と同じ顔」というふれこみ、が分かりにくい
3人くらい男性いるが、よくわからない
もっとトンネルの件は引っ張っても良かった。
とにかくストーリーというより【その場限りの不思議、チト不気味映像】を感じる作品。
緑の自然のイギリス🇬🇧の田舎町、邸宅不気味な影、
夫の怪死が端緒は相違ないが、ストーリーはあってないようなもの。
ある意味 配信ではインパクト無さすぎて、サッパリわからないだろう。
【その場その場の画面のでインパクト何全て】の作品。
「ミッドサマー」ほど くどくなく
「グリーン・ナイト」ほど ストーリーは考えなくて良い 作品。
なんそれ!
2022年劇場鑑賞284本目。
タイトル通り出てくる男が全員同じ顔をしているという話なのですが。
夫が亡くなって気分転換に村の館を借りて住む事になった女性がとなると、当然夫の顔だと思うじゃないですか。
誰だよこの人!
全裸男が庭をうろつく始まりからもうちょっと笑いの方が勝ち始めまして、クライマックスのヒロインの顔はホラー映画で絶対しない顔をしていました。多分観客も同じ顔をしていたと思います。あ、これサスペンスなの?
こうきて最後いきなりこの人出てくるならそれまでが理屈に合わないだろと思いました。
あとヒロインがすぐ怒るので旦那さんがかわいそうになりました。
全171件中、141~160件目を表示