MEN 同じ顔の男たちのレビュー・感想・評価
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カメラはキレッキレやね
エクスマキナの監督ってことで鑑賞、あの映画はエロエロでしたねぇ(下品で失礼)
冒頭、英国の田舎の風景が美しく、美術や衣装も趣味も上々、撮影も凝っていてなかなかの期待感。
邦題にもあるように村人を同じ役者が演じているらしいですが、ふーん….
いろんなギミックはありそうなんですよね、教会の祭壇にある真実の口と裏のレリーフは入り口と出口ってこと?(文化的な背景とかわかりません)
クライマックスは「ザ・天丼」(困ったなぁ)
ワイの頭脳では、映画の中で補助線を発見できまへんでした、監督や脚本家が何をやりたかったのかわかりません….
誰か補助線引いて!
アレックス・ガーランド監督節炸裂!
「エクス・マキナ」で注目され、後に手がけた作品が毎度の如く話題になる時の人、アレックス・ガーランド監督。私は彼の作品を一貫してこう見ている。
"観る芸術"
この言葉を聞いて、鑑賞を止めようと思う人もいるかも知れないが、この言葉が最も当てはまるのが彼の作品なのである。ナタリー・ポートマンを主演に迎えた「アナイアレイション-全滅領域-」も、監督の示したラストがあまりにも難解な故、配給元が劇場公開を渋るという作品になったのも有名な話?である。
本作は、「ミッドサマー」等ヒット作を産むA24製作の最新作になるのだが、本当にこういう映画が好きなんだろう。もはや確信犯だ。
邦題の"'同じ顔の男たち"という興味をそそるフレーズに惹かれてしまうが、本作のヒロインは劇中でその事に気づいたのだろうか。私は集中して観ていても主人公がそういう素振りを一切見せていない様に思えていた。劇中のワンシーンである、草原にフルチン男が立っていた時の主人公の反応と同じ位の衝撃が走ると思うのだが。それは恐らく本作の言わんとする事が自分なりに理解出来れば多少は理由が分かるはずである。少々宗教の説教臭い展開や演出を見せる本作だが、主人公と自殺した夫の関係性、時折現れる意味深な描写を注意してみるとそれ程理解に苦しむ事は無い気がする。終盤の強烈シーンが数を重ねる毎に変化していく主人公の表情には注目だ。監督自身もやはり観客にそれぞれ考えて貰いたいという様な発言(それで分かり易くしたよなどと言ったら本当に監督はイカれている)をしていたが、結末はそれぞれが思う所のある形で考えて観るのが正しいのだろうか。
映画は楽しいのが1番!という人には決して向かないが、本年度に公開された「LAMB/ラム」もそうだった様に、A24の作品が大衆向け一般映画の枠で普通に公開されているのがそもそも異質なのかも知れないとさえ感じてしまう。とにかく、冒頭から息を潜めてじっくりと鑑賞する事をおすすめする。
振り切って欲しかった
人間マトリョーシカ
兎に角、奇妙奇天烈が弾け飛ぶ問題作には間違いない テーマはミソジニーなのであろうが、日本のホラーなのではと
見間違う程、そのテーマ選択は馴染みやすい題材である 同人誌などで過去にこんな類材あったのではないだろうか
顔が全て同じという設定は余り感じなかったが、とにかく後半のドライブ感、そして反比例するかのように主人公のダダ下がりっぷりが興味深い 本当に下等動物を見るかのような目つきでうんざりしていく姿が手に取るように判る 映像の綺麗さ、ヨーロッパの田舎の自然溢れる豊かさも充分表現されていて観光映画でもあるかもしれない
ラストの元夫を手に掛けたのかどうかは観客の手に委ねているが、呆れてモノも言えないといった佇まいで座っている主人公は世界中の女性の代表そのものであろう
"言わぬが華" 男はこの言葉を胸に刻み、努々軽口を叩かないようにw
結局なんなのか分からない映画
トンネルのシーンまでは美しい映像と忍び寄ってくる不気味さみたいなものを感じられ、面白くなりそうだなと期待していたのですが・・・
そこから先のストーリーは無いに等しく、結局よく分からないまま映画が終わり、「・・・で?」という感想しか出てこない(笑)。
結局全て主人公の幻覚(妄想)だったのか、でも事故車と血の痕は?
まあ多分作り手が伝えたいのはそこじゃなくて、「男は皆同じ、クソみたい」というメッセージの方だと思うので、単なる演出で整合性とかはどうでもいいんでしょう。
クライマックスのシーンは不快感を催す人も多そうですね。R15+なのはこのシーンの為かな。
そこに至るころには「これはホラー映画ではない、観に来る映画を間違えた」という心中になっていたので、今更グロ要素出されてもね・・・と冷めた顔で見ていましたが。
この作品はかなり人を選ぶ映画のような気がします。私には合いませんでした。
観に行くならひとりで行くことをお勧めします。
誰かと観ると上映後に大変後味悪い空間が出来上がると思います(笑)。
なんつうラスト
「自由を謳歌」
ある意味ステレオタイプの男性像を描いているだけなのかもしれない
見終わったばかりなので殴り書きです。
終映後はえ?これで終わり?と思って呆然としたまま劇場を去ったが、電車の中で正気に戻ってみると、案外これはステレオタイプな男女という種を描いたものかもしれないと思った。
映画「マザー!」の後もしばし放心したが、本質的には両者似ているのでは。
極端にいうと、男は女に無償の愛を求めるが、女は男に安心安全を求める。女性がずっと私の側にいてね、というのは生活の安定や安心を得たいからで、男性が俺だけを愛してくれ、っていうのは、外でやんちゃしても多少怒りっぽくて暴力ふるっても、何もいわず許してねっていう母なる愛的なものに偏る(古典的には)。
少年サミュエルが求めたように、自分の気が向いたときに嫌な顔せず相手してくれて、神父が求めたような肉欲にも応えてくれる存在。なにをしてもしょうがないわね、と許してくれる存在。(ちなみにサミュエルはヘブライ語で「彼の名は神」という意味だが、関係あるのだろうか)
突然田舎に現れた女性にあれこれとちょっかいを出す男たち。冴えない田舎の中年男。高圧的な変態神父とただの変態。鈍感な警官。ハーパーの目に映る村の全ての男性は同じ顔だけど、それは女性に敬意を払わない象徴というだけで、そこに謎解き要素はない(副題にあまり気を取られてはいけない)。
最後、すんごい生々しいものを見させられたが、これからも½の確率でエンドレスに産まれる男たちという暗喩ではなかろうか、と。
そしてたくさんの失礼なかまってちゃんたちに、これからも共存しなければならない女性たち、大変だね!っていうメッセージを、ホラー仕立てにして、聖書のスパイスを振りかけて、もしかしたらケルト神話まで挿入しちゃった、ひねくれた女性賛美の映画なのかもしれない…。
ハーパーが切り裂いたサミュエルの右手は、鉄格子に裂かれていたジェームズと共通する気もするので、男たちの所行はジェームスの怨念の権化?とも受けとれるが…。
冒頭の美しい森や自然が、閉鎖的で恐ろしい場所に代わっていくのも、ハーパーの結婚に似ているのかも。最初は居心地がいいが逃げ出したくなる。
「かもしれない」多めの自信なし見解になったが、無垢な凶暴さで戦慄させてくれた「エクス・マキナ」のように楽しませてくれたかというと、期待外れだったといわざるを得ない。ホラーにはホラーなりの見た後のすっきりさはないし、サスペンスならサスペンスなりのすっきりさもない。グロい寓話をみましたね、というただそれだけ。
ホラーとコメディは紙一重
お屋敷、原っぱ、森、トンネル、廃村、ハーパーの服装、お屋敷の小物、どれも雰囲気や色合いが素晴らしく見惚れる程。
そこに突如現れる全裸おっさん。
村でのシーンは、音楽を入れ替えただけでシュールなコメディになりそう。
堪えきれず笑ってしまっている観客もいた。
でもそれでいいのだと思う。
ラストはちょっとグロさに頼ってしまった感じもするけれど。
そしてテーマがありきたりなのが残念。
サイコにならないよう調整した結果なのかな。
グロマトリョーシカ
難解すぎ。
アート性が高すぎて
絵画観に美術館行ったかと思たわ。
なぜ男たちが皆んな同じ顔をしているのか?
なぜ彼らは主人公ハーパーを襲ってくるのか?
劇中での説明はまったく無いし、ハーパー自身も疑問に思う素振りもない。
ハーパーの内面で起こっている(らしい)ことなので、どこからが空想でどこまでが現実か?なんてのは愚問。
リンゴは「アダムとイブ」の聖書から、
教会にあった表裏一体の彫刻は、女性みたいなのは「シーラ・ナ・ギグ」といい、顔の方は全裸男の「グリーンマン」で共にケルト神話から、
牧師が自らを「白鳥だ」と言う場面は、ギリシャ神話の「レダと白鳥」における、白鳥の姿をした神ゼウスが、レダを誘惑して犯してしまうというエピソードからの引用らしい。(わかるかそんなもん)
アレックス監督曰く、「明確な答えがないことで観客の頭に疑問が残り、自分でなんらかの答えを探してもらえたらいい」
…確信犯やな(-_-メ)
同監督の「エクス・マキナ」は面白かったのに…
吐き気を催すほどに、深くて重い。けど、
言いたいことは理解した。
伏線も回収した(つもり)。
けど、わざわざこれほどまでの
演出にする必要があったのか。
そこを楽しめるかどうかに尽きる。
個人的には好きな作品の部類。
怒涛の押し寄せるラストの、ジェシー・
バックリーの、上から目線で冷ややかな
ツンな表情のほうに、むしろゾクゾクした。
君の愛が欲しい…という呪縛
最悪な出来事だ。『背負わされる』呪縛から逃れようと、緑が美しい田舎へ旅に。森と水に気持ちが洗われるよう…そこからのトンネルの恐怖に鳥肌が立った。あんなシンプルな映像で恐怖の演出方法があったか。神父に救われるかと思いきや…解りあえない、違う、そうじゃない、なんで?!次から次へ現れる男、解りあえない!…最後の最後…呪縛から逃れられたんだろうかハーパーは。呪縛からの解放、それだけを願う。
邦題は本当は必要ないが
MEN
清潔さを持たない親切、空気の読めない説教、男の様々な典型像を映して顔を共通させ一緒くたにする。一方で亡くなった夫の存在は個人のもので、男達の傷や主人公の扉を閉める表現での共通項を持たされてはいるけど、やはり男達とは似つかない。それでも同一視してしまう?
恐怖から軽蔑に移るがその先にあるものは。
捉え方は様々が望ましいという監督の意図がわかる。映像は綺麗だがエクスマキナの画面を期待するといけないかも。途中の移り変わるシーンの意味は読み解けなかった。
もうちょっと、手かがりを配置してほしい。
グロ描写多め。ご注意を
田舎ホラーと思ってみてたら、カルト宗教?いや違う、モンスター?たぶん違う。全裸中年男ゾロゾロ。グロ描写多いし、それ引っ張るし、とんでもない展開になるし、張り切って続けてたらヒロインが露骨にうんざりした顔するし(爆笑)
さんざん出産したのに、ラストでやってきた友達も妊婦!もう何産むんでしょ?!
デートでこれチョイスしたら絶対気まずくなる( ´艸`)
ジメジメっとした空気感が好き
結論から言うと「好き」な作品😍
A24との相性が悉くよろしくなかったので
本作を鑑賞する事はとても迷ったけど
推しの力は素晴らしい👏✨推しに感謝🙏(笑)
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冒頭から衝撃的なシーンで始まり
心を癒すために訪れた田舎の風景も
ただただ美しいだけじゃなく
異様に誇張された緑一色の森も不穏で不気味。
トンネルで楽しく遊ぶハーパーだけど
(ジェシー・バックリー)
観ているこっちはどんどん体が硬直していく。
この辺りはJホラー特有の湿度たっぷりさを
彷彿とさせ、ただの散歩風景ですら
異様に緊張して肩が凝る始末…🤣
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老若問わず、男たちが「同じ顔」という設定だったが、
ロリー・キニアの演技が秀悦過ぎて
同じ顔には見えません🤣
よって設定が狂ってしまった感があって、
なんだかもったいない。
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きっと同じ顔に見えているのは、
ハーパーだけであって、
そう見えてしまうのは、
夫の自殺を目の当たりにしたトラウマから、
男が持つ女性軽視・蔑視概念を象徴しているのかも。
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それにしてもラスト、怒涛のグロ描写は
2回まではよかったけど、あそこまで繰り返すと
ハーパーの表情同様「もうええけぇ🤨」って感じw
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高速で4時間の村までぶっ飛ばしてきてくれるほどの
友人がまさかの…😳
そこからまたハーパーにとっては、転生を繰り返す
同じ顔の男が産まれてくるって感じなのかなぁ🍎
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