MEN 同じ顔の男たちのレビュー・感想・評価
全174件中、21~40件目を表示
怪奇で、不思議なミステリー・ホラー
何と評していいのかよく分からないような、怪奇で、不思議なミステリー・ホラー。ホラー映画を観た感覚はなく、前衛的でありながらも、ゴシック的な要素も加味しているアート作品を鑑賞したような感覚。長閑な緑濃きイングランドの田園風景の中に佇む、豪華な洋館。そして、その風景とは対照的に洋館でくり広げられる血みどろの惨劇。『シャイニング』を想起するようなシチュエーションと色彩だった。
離婚が揉めて、言い争っている最中に、夫が目の前で転落事故を起こしたのを目撃したハーパー。夫を亡くした心を癒すために田舎の洋館へと出向くことに。最初こそ、その豪華な洋館を気に入っていたハーバーだったが、周辺を散策していると、廃墟となったトンネルから真っ裸の男に後をつけられたり、街の教会や酒場では、若い男や牧師、警察官、洋館の管理人からも嫌な言葉を浴びせられたりする。しかも、それらの男達は髪型さえ違えど、全く同じ顔をしており、その異常さに気づき始める
またそれと同時に、ハーパーは、夫の命が途絶えるシーンがトラウマとなって、何度もフラッシュバックするようになる。そんな折、とうとう男達が何の脈略も無く、洋館のハーパーの前に現れて、グロい血みどろの惨劇が繰り広げられるクライマックスを迎える。
本作のテーマはいったい何なのだろう…?ラストシーンで、次々と生まれてくる男達の最後に生まれてきた、亡き夫の言葉に象徴されているよう感じた。男である夫は、妻に母性の様な限りない愛を求めた。しかし女である妻は、男に恐怖心と悲哀を感じ、女の方が男よりも一枚も二枚も上手であることを、男を見下すハーパーの態度が物語っていたように思う。
正直、この作品を理解するのは難しく、オチと言うオチもよく分からなかった。ただ、聖書の『禁断のリンゴ』や、ギリシア神話の『白鳥になったゼウス』等が引用されていて、鬼才アレックス・ガーランドらしさが溢れた作品と言える。
A24らしい作品です
山の景色は
緑が鮮やかで気持ちがいい
宿泊する古民家も年数は経っている
ものの内装は新しく素敵な戸建て
二週間を過ごすには最適な空間
癒しというか
心身の疲れをとり
リフレッシュする為に
訪れたが…はずが
嫌なことが起こり始める
最初は全裸の男が家の周りを
ウロツキ恐怖にかられる
そこからは
嫌な男たちばかり出会って
恐怖でしかなかった
意味も解らずに恐怖な体験
最終的に自殺した彼が
…愛…
が欲しかった。と
ホントに?
それだけで死んじゃうの~
って感じ
後から後から起こる出来事に
男性の求める声が聞こえてくる
終わりの頃はソレらを察した女性が
ウルザリした顔に見える
…呆れる顔が印象的
オモシロさはある?
恐怖な体験を味わった
あっ。気持ち悪さは超一流
顔面ホラー☝️
ミッドサマーに続く、胸糞でした。
スタートから、主人公のハーパーは旦那の自殺を目撃してしまう。
その傷を癒す為に、田舎にあるカントリーハウスを借りて滞在するが同じ顔の男が、何度も登場し…
田舎の綺麗な澄んだ風景の中に、全裸の男性がいる、
老けた子供だが全員顔が同じとなんとも、奇妙で気持ち悪い。でも、ハーパーは気づいていない🤔様子。
ハーパーが、家に到着した時に落ちているりんごをかじる所から、禁断の世界に進んでしまったのか?
トラウマから、妊娠、出産、許し、愛と全編通して寓話の世界観にギュッと詰め込んだら、こんな映画出来たよ〜‼️って感じ❓
ハーパーは、一生自殺した旦那を抱えて生きていくのか?本当に最悪です。
奇想天外で、ラストは気持ち悪くて笑えてしまいました。
メンヘラ夫婦
同じ顔という演出の理由の説明!
結局ボーは恐れていると同じ手口でこちらのほうがわなりやすくは作ってるとは思います(わからないとマジでわけわからんし面白くないです)
自殺を目撃して病んでしまい自分と(乖離した色々な自分が同じ顔の男!これが核心部分)向き合いリハビリしていく過程を映像で見せてる話ですね!
同じ顔の男と会話してる(自分と向き合って対峙して納得して病んだ心を治療❤️🩹してる)のが正にそれで特に神父の言ってる事が最も重要な内容だったりします(日本の映画でこの内容だったらお坊さんが出てくるんだろうね)
その病んでる内面を部分を映像で見せると裸の男だったりするんですねえ(ボーの場合は外に居る変な人たちが内面の病んでる原因部分でそれを映像で見せてる)
とはいえその説明が無いから答えに辿りつき辛いのが難点だと思います!
つうかA24作品てミッドサマーとかボーとか他の会社の作品よりも全裸の男のサービスショットとチ◯ンチン◯◯チンモロ見え場面かなりあると思います笑笑笑笑笑
つうか進撃の巨人の影響って👦🗼
シビルウォーも前作がこんな作品作ったやつって知ってたらもっと評価も変わったはず🥹(こんなイカれた作品の監督の戦争映画が王道の内容な訳ないやんてなるでしょ絶対に🤣)
A24らしい映像美、内容は理解できず
うーん、、、私の頭では理解できませんでした。
女性の私からしたらイラッとする住民がやたら出てくるし。
主人公の女性、何も悪いことしてないのに、なぜここまで酷い仕打ちに合うのか。
最後まで謎は解けないまま、モヤモヤが残る映画でした。
亡き夫への罪悪感から?
正直に観た感想としては「…」となった。
恐らくこの映画の狙いとしては、夫婦喧嘩のいざこざの末に夫ジェームズが衝動的にハーパーに対して自殺してやると脅すことにより自分に対して心配してもらいたい、気にかけてもらいたいという思惑があったはず。
ところが、ハーパーは自殺なんてと叱責した上に友人のライリーに対してジェームズが怖いとメールで相談します。今までのハーパーがジェームズに対しての発言を知るジェームズはメールの文面を見るやいなや、怒りのあまりにハーパーを叩いてしまいます。叩かれた勢いで、ハーパーは激怒し、ジェームズを力付くで家から追い出します。
その結果、ジェームズはハーパーの目の前で飛び降りを図り死んでしまうのです。
ハーパーは気分転換のために、田舎へ単身で訪れたわけですが、夫への罪悪感があるために素直な気持ちが吐き出せないことを悩んでいることに神父から痛烈な一言、謝る機会を与えていれば生きていたはずだ、ハーパーはこのセリフを言い当てられたから逆上して出ていってしまう。
頭の整理がなかなかつかない、混沌としたハーパーの頭の中では見えるもの全てが恐怖と化します。その結果、村人による異常さや、マトリョーシカのように同じ顔の男性が生み出される奇妙なシーンから最終的に違う顔の男が生みだされ、それがジェームズだった。
ハーパーはジェームズに生前出来なかった謝罪の機会を与え、ジェームズが謝るとハーパーも謝りハッピーエンドで終わる。
何とも不思議な映画だった…。
腕裂け男・・・何なの?
美しいものと気持ち悪いもの。両極端である感情がどこかで奇妙に融合してしまいそうな不思議な感覚に囚われてしまった。なぜだろう。傷心旅行であったはずの田園風景の広がる田舎にあるカントリーハウス。廃墟マニアが喜びそうなトンネルというメタファーがハーパーに幻影を見せ続けたとも思われたのですが、同じ顔の男たちが亡き夫ではないことに深い意味がある気もする。
宗教的寓話をベースにして、DVとストーカーと離婚問題、男のエゴに対するハーパーの心象風景が美しくも痛々しくもあった。そして怒濤のラスト20分。男から男が次々に産まれ、最後には死んだ夫ジェームズが産まれて、彼女に愛を求めてくるのだ。愛から命が芽生えてくることを訴えてくるようにも感じるが、寛容さを求める男のバカさ加減が観る者を突き落としてくれた。
あまりにも特別にひどい男の性格だったが、男からすると日々反省すべきところもあったかな~と自戒せねばならないな。ジェフリーだけは酷い性格じゃなかったけど、それが村人全てがジェフリーに見えてしまったのだろうか。恐怖心を煽るだけなら皆ジェームズの顔にするべきだもんね。
男という生き物は綿毛によってDNAが受け継がれていく。なんだか色々と考えさせてくれる作品でもありました。神聖なはずの出産もここまで醜く描かれるとは・・・さすがA24だ。
前半の散歩シーン素敵でした。
※※※先に書きますが、この映画には、
▲受動攻撃
▲男性妊娠
▲男性の出産シーン
などがあります。上記が苦手な方は視聴を控えてくださいね。かなり強めの忠告、失礼しました。
---
難しすぎたので、とある方の考察サイトを拝読して納得した気になったから、いいや…。
その考察サイトの方は、この映画に登場する男性たちを「有害な男」と書いていました。
言われてみれば確かに。ずっと不快感が胸のなかをうずまいていました、彼らが登場すると。
言いようのない怖さとか、不気味さとか、苛立ち?これらを感じました。
そしてラストのあの衝撃シーンは、昔から現代にかけて、「有害な男」の有害さを
後世に受け継いでいくシーンだろう、ともあって、なるほどなぁと思いました。
家父長制度による男らしさの押し付け。された男性たちの心の歪み。それらが
女性への無償の愛・母の愛を求めるこどものように縋りついてくる様子。
次々うみおとされていく男たちを見て、始めは恐怖の顔を見せていたハーパーが
いつしか"諦め"の表情に変わっていった、とも。そして最後、夫がうみおとされて。
ハーパーが「あなたは私に何を望むの?」と聞くと、夫は「愛がほしい」と言う。
……ため息しか出ないですよね、ハーパー。と何だか同情してしまいました。。
でも、その考察サイトにもありましたが、前半の森や自然のシーン、雨のシーン、トンネルのシーン、
声の反響シーンは素晴らしかったです。とても美しくて、浮世離れしていて。すごく癒されました。
あんなに美しい緑を、映画で観たのは初めてかもしれません。
美しかった…。もっと見たかったです。
邪魔さえなければ…。そこが惜しかったです
ラストの笑顔が素敵
最初の夫婦喧嘩はリアル。
久ぶりにまともな夫婦喧嘩を映像で観た感じ。
そうなのよ、夫婦って赤の他人だから、こんなにも自分の思いを全部出しちゃったら、噛みあうわけない。
100%分かりあえないんだからさ
自分のしたいことと、
相手が自分に求めていること
お互いがちょっとずつ妥協したり無理したりしないと。
前半の映像の美しさ。森の中、葉っぱの1枚1枚が光って見えて、時間が止まったよう。トンネルの先に見える小さな不気味な人影とのコントラスト。
素晴らしい映像美に、しばし癒しのひととき。
だけど、いきいなりフルチンのおじさんが出てきて、こ、これはコントなのか…
そういえば、ミッドサマーでもフルチンのおっさんが走ってたと思い出す。
そして「同じ顔の男」というのは、そういうことなのか!と気づく。だって、役者さんの演技が上手過ぎて、最初は気づかないよ、同じ人が演じているという「同じ顔」。
お屋敷の中にどうしても入りたい男たち。
突然男どもが押し入り、ハーパーも「ぎゃー」ってなるんだけど
でも、だんだんとそんな構ってちゃんな男たちに辟易してくる。あきれ顔。
分かるなー なんで男って、こんなにまで女にまとわりつくのだろう。
お屋敷の中の出来事は、主人公の心理描写なのだと思う。だから、見えたり見えなかったり沸いて出たり消えたり。
そしてラストは現実の映像で終わる。
ハーパーは現実と幻想の狭間で、関係のない人を殺してしまったんでしょうね。でもその笑顔を見ることができて、私は嬉しいです。
分かったふりしてもいいんだけども・・・
※フルチン有り、流血あり、欠損あり、その他もろもろ
感想: わかんなさすぎて草
綺麗な場所だった
家も広くて住んでみたい
死んだ夫がすげぇメンヘラということは分かったけど、ほんの極々少しだけ愛が重くなることには共感してゲロ吐きそうになった。(愛でもなんでもないけど)
最後まで死んだ夫がネチネチ未練がましいこと言ってきたのがウザかった。ありゃ斧でやってるね
終盤のマトリョーシカはわけわからん。全裸男がみんな生み出してた?
りんごは禁断の果実だから、食べたからとんでもないことになった?
ハーパー→メンヘラ
ジェフリー→ノンデリカシー
全裸男→露出狂
警察官→楽観的男
面の男→クソガキ
神父→ロジハラチクチクスケベ神父
酒場の男→暴漢
???
いやもうわけわからない
A24はこれでいいのだ
A24の映画観て
何本投げっぱなしスープレックス喰らうんや?
でも悪くないよ。
こういう風にとらえるの
ワタシは好きですよ。
んで、また観に行って
唖然とした感じでエンドロールになるんやろなぁ。
70点
4
TOHOシネマズ日比谷 20221209
全174件中、21~40件目を表示