ダウントン・アビー 新たなる時代へのレビュー・感想・評価
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うるさくて死ねないわ
ドラマから追っかけで言わずもがなの方々があの時代から少し経ち、安定の中でも波があちこちで立つ。あれだけの建物の維持管理には相当なる負担がかかるのであろうが雨漏りのままといのはあまりにも、映画撮影でどれだけ収入があろうとも雀の涙、結局手放さないとならなくなるのは何処の国でも同じこと。
バイオレットには昔の恋人からの遺産や何やかやでバタバタするが、ああ見えて恋多き女性、最初から色々とあったがなんともチャーミング。
バイオレットの死によって一つの時代が終わったという事でしょうか。そしてこの物語も
ついにあの人が…
面白さでは前作が上だけど、充分楽しめた。相変わらずテンポの良い優れた群像劇です。TVシリーズを観てない人にはちょっと難易度が高いかも。
ついにバイオレットさんが星になってしまった…非常に寂しい!彼女のいないダウントンなんて…(涙)
トーマスも違う世界へ旅立つようだし、これで本当に完結ということなのかな。
調べたらずっとこのシリーズの脚本を書いていたジュリアン・フェロウズも73歳なんですね。あともう少し観たい気もするけど、惜しまれて終わるくらいが良いのかもしれません。(まだ続く??)
とても寂しい
ダウントンアビー がひとつの時代を終える大きな節目の作品となった。シリーズを通して演じてきたベテラン俳優からは、心なしか演技を超えた生々しい表情さえ読み取れた気がした。今作は映画の撮影を許可することになりトラブル続出の屋敷と、一方では南仏の別荘の相続をめぐり、バイオレットの過去がさまざまな憶測を呼ぶという2つのストーリーが並行して進む。それらの決着を見届けて大きな存在が逝ってしまう。笑ったり喜んだりしていた後だけにショックが大きく、使用人の1人になった気分で涙した。印象的な場面がたくさんあって、それぞれの人物が好きになる。観るたびに思い入れが深くなるこの館が大好きだ。
またまた彼らが魅了してくれる極上のお・も・て・な・し
イギリス北東部ののどかなダウントン村。そこにある大邸宅で暮らす当主貴族と仕える使用人たち。
世界中で大人気の英国TVドラマシリーズの劇場版第2弾。
TVシリーズは未見、劇場版を見ただけ。一応今回も見とくか程度の感じで見たのだけれど…、
前作を見てからちと間が空いたので、さすがに始めは誰だっけ? どういう関係図だったっけ?…ばかりだったが、見ていく内に解消。思い出したと言うより、まあ全把握ではないが、登場人物や相関図はそうややこしいもんじゃない。
話もTVシリーズや前作の直接的な続きではなく、本作は本作で一本の話なのが有り難かった。
さて、その話。前作のメインイベントは国王陛下夫妻の訪問だったが、今回は二つ。
南仏の別荘の寄贈と、屋敷で映画撮影。
まずは映画撮影から。
この昔の面影を残す屋敷を舞台に、ハリウッドからサイレント映画の撮影をしたいとの申し出が。現当主ロバートは反対するも、所々傷んでいる屋敷の修繕費の為、長女メアリーは父の反対を押し切って許可。
夢の都がこの屋敷にやって来る! 当主たちは眉を潜め、使用人たちは色めき立つ中、スタッフ/キャストが到着。監督バーバーは真面目で主演男優デクスターは陽気な性格だが、主演女優ダルグリーシュは無作法不機嫌…。
それでも映画撮影は順調に進められていたが、会社から突然中止の連絡。時代はサイレントからトーキーへ。サイレント映画は当たらない。
悩むバーバーにメアリーが提案。この映画をトーキーにしては…?
その案が受け入れられ、急遽録音技師を呼び寄せ、トーキーとして撮影再開。すでに撮影したフィルムにアテレコをする。
が、ここで問題が…。デクスターはダンディな声でOKだが、ダルグリーシュは地声が訛りが強く…。イメージに合わない。
そこでまさかの、メアリーがダルグリーシュのアテレコを。本人も思わぬ事に最初は断るも、見事な声の演技を披露。
面白くないのはダルグリーシュ。撮影でバーバーといざこざを起こし、遂には撮影をボイコット。
映画はどうなる…?
南仏の別荘の件。
発端は、その別荘の持ち主である亡き侯爵から先代当主夫人ヴァイオレットが受け継ぎ、ヴァイオレットは曾孫に遺贈するとの事から。
疑問を感じたロバートは屋敷での映画撮影の反対もあって、妻やその他の面々、同じく映画撮影に反対の前執事カーソンを伴って、南仏へ。
別荘の現当主男爵は迎え入れてくれるも、先代当主侯爵夫人は不愉快な表情。
が、寄贈はもう決まった事。悪くない別荘だし、曾孫の家族は喜ぶが、驚きの事が…。
ヴァイオレットと先代当主侯爵はかつて恋仲。さらに、ロバートは二人の子供である可能性が…。
こんな素敵な別荘が何の訳もなく手に入る筈がない。そんな理由があったのか…。
でもそれ以上に、自身の出生に動揺を隠せないロバート…。
この別荘の件は元より、映画撮影の設定に助けられ、お陰で興味深く飽きずに見れた。
当時の映画界の“大事件”。サイレントからトーキーへは大変革。日本では活弁士が仕事にあぶれ、ハリウッドでも人気が下落したスターも。
ダルグリーシュの終始不機嫌は、これ。サイレントではその美貌で人気を博したものの、トーキーではこの声のせいで…。前主演作も不入りで、女優活動崖っぷち。…いや、もう私の時代は終わった。
そんな彼女を勇気付けたのは、人気女優に会えると色めき立ったものの無作法に扱われた女中たちであった…。
アンサンブルだが、特に印象的な活躍見せたのはメアリー。映画撮影を所々でフォロー。意外な才能も…!?
バーバーとは親交深め、想いを抱かれる。が、メアリーは…。
メアリーだけじゃない。台詞や物語の書き足しや変更を、映画好きの元下僕が担当。さらには、使用人たちもエキストラで出演。
ダルグリーシュは性格が丸くなり、一時はどうなるかと思った撮影も無事終了。
そして、現執事バローにデクスターからある誘いが…。
別荘の件だって悪くはなかった。
まさかまさかの母のかつての恋。自分は父と母の実子ではないのか…?
映画第2弾で驚きの事実、ずっとTVシリーズを見てきたファンには衝撃の展開…には幾ら何でもならず。もしそうなったら、TVシリーズからの設定が覆されるだろう。
ロバートは紛れもなく父と母の実子。
母ヴァイオレットにとってはかつての想いと思い出が蘇った。間もなく終わろうとしている人生で…。
両家にとっても先代たちの思い、受け継がれ今いる自分たちを見つめ直す事が出来た、文字通りの贈り物。
迎えた大団円。
あちこちでロマンスが芽生え、各々の問題も解決。
ダウントンとクローリー家はこれからも!
その矢先、悲しい別れが…。ファンにとっては劇中の皆と等しく悲痛だろう。
一つの人生、時代が終わった。
いつまでも悲しんでいてはいけない。
思いを受け継ぎ、新たな時代へ。
昨年イギリスでは、エリザベス女王が崩御。何だか妙にそれとリンクし、感慨深いものがあった。
見る前は、TVシリーズは未見だし、劇場版前作は見たから一応見ておくか程度ではっきり言ってあまり期待していなかったのだが、思いの外良かった。
と言うか、前作より良かったかも。スルーしないで見といて良かった。
一見さんや馴染み無い人でも受け入れ、魅了する。
それが彼らの変わらぬ、お・も・て・な・し。
これはなかなか。2度目 令和5年2月15日
アクションでもなく、ミステリーサスペンスでもなく、SFでもないので、まったく観る予定はありませんでした。
会社の隣の上司が良かったと言っており、映画COMでのレビューも良いので観てきました。
結果として、良かったです。
半ば辺りから、ポロポロと泣けるシーンが結構ありました。
ドラマはまったく知らないですが
何となく観ているうちに少し関係性がわかって来ます。
ドラマを観ているともっと面白く感じると、皆さん仰ってますね。
個人的には、イギリス版渡る世間は鬼ばかりと思いました。
(ラーメン屋と貴族の違いはあるけれど)
令和5年2月15日
動画配信はじまりました。
ずっと待っていました。
ドラマを全て鑑賞し、映画の1も観てからの
改めて鑑賞しました。
素晴らしかったです。
ヴァイオレットは亡くなりましたが、
皆、ハッピーになり良かったです。
ヴァローも幸せに今度こそなって欲しい…
おまけのおまけみたいな感じで。
ロバートがなんか痩せてて、どっちかってとコーラよりよっぽど病弱っぽいって思った。
リアル夫婦であるイメルダスタウントン(モード)とジムカーター(カーソンさん)が南仏の帽子屋で共演したのは、かなりニヤニヤした。
バイオレットさまが亡くなるフラグは前作でもあったけど、本当に亡くなると、やっぱり寂しい。バイオレットさまとイザベルの丁々発止が大好きだからさ。
トムはモードの娘と再婚し、パッとモアさんはメイソンさんと一緒に暮らすみたいだし、モールズリーさんはバクスターさんにプロポーズするし、そしてバローさんはハリウッドのかっこいい役者とアメリカへ!みんなパートナーができてよかったねーと思った。
マシューグードはやはり出てこなかったのに、映画.comのキャストにはマシューグードが並んでるので変な感じ。
ドラマからずっと追ってきた人にとってはボーナストラックみたいに楽しめると思います。
ドラマシリーズの時の登場人物たちの揉め事や企みや、人としてのダーク...
ドラマシリーズの時の登場人物たちの揉め事や企みや、人としてのダークな部分、
そういったものは影を潜めた本作な気がした
これからがあるのかわからないけれど、各登場人物の大団円と、まさにNew Eraに向けての一作、ともいえるよう
ラストに向けて、微笑みながら観れる作品だな、と思っていた
けれど、、それで終わらず
個人的にはバイオレットの存在感とキャラクターが好きなので、やはりさみしい
それに今年はエリザベス女王、個人的に実の祖母と、grannyたちを見送った年でもあるので、ちょっとリアル過ぎて泣きそうになってしまいました
大豪邸でバタバタ
1作目未鑑賞ですが、楽しめました!
2つの目的しかないので、話がシンプルで良かったです
○南仏の別荘は誰のもの?
○大豪邸でのカジノが舞台の映画撮影
初見だったので、登場人物が多い印象でした💦
途中のピアノやバイオリンの音楽が美しかったです!✨
笑えるネタや冗談があるので、上映中に意外と笑ってる方もいました!
個人的には、イギリス豪邸のデザイン・高級な家具が置いてある雰囲気が好きです^ ^
【英国貴族と使用人たちの夫々の新たな旅立ちを、恋とユーモアを絡めて描いた作品。”ダウントニアン”でない方は、事前に”人物相関図”を把握しておくと面白さは倍加するのではないかと思います。】
ー ダウントン・アビーシリーズはドラマは未鑑賞だが、第一作目は映画館で、鑑賞した。そして、脳内フル回転で観乍らも、”これは、10年以上人気が続くはずだ。”と思ったモノである。-
◆感想
・今作は、”クローリー家”を収めて来たゴッドマザー、バイオレット(マギー・スミス)の若き頃の、秘めたる恋と、サイレント映画からトーキーに移行して行く様を並行して描いている。
ー ”クローリー家”に映画を撮りに来た、ハリウッド映画監督と、男女のスター二人。雨漏りが激しい屋敷補修のために、バイオレットは映画撮影を許可するが、主演女優の横柄な態度にオカンムリ。部屋に籠ってしまう。-
・一方、バイオレットの若き頃の恋が切っ掛けで、南仏の別荘を贈られた事を切っ掛けに、バイオレットの長男ロバートを始めとして、”クローリー家”の面々は南仏へ・・。
ー ”もしかして、フランスの血が入っている?”と心配するロバート。但し、この南仏パートは巧く描かれていない気がする・・。-
・ハリウッド映画監督は、映画製作会社から、”サイレントでは客が入らないから中止”と言う連絡を受け途方に暮れるが、急遽トーキーに切り替える事を決意する。
ー 主演男優のデクスターは好人物でもあり、皆から好かれている。そして、トーキーも見事にこなすが、高慢な主演女優マーサは、トーキーについて行けないし、台詞も巧く言えない・・。出自が貧しいからである。-
■ダウントン・アビーシリーズは、英国貴族たちと、使用人達との関係性が、良好に描かれている点であると思う。
・マーサに対し、使用人のデイジーは激を飛ばし、マーサも”貴方は私の死んだ妹にソックリだわ・・”と言って撮影に復帰する。さらに校長先生モールズリーは脚本家としての資質を開花させ、ずっと恋心を抱いていたバクスターに求婚するシーン。クスクス笑いながら鑑賞。何で、あんなところにマイクがあるんですか!求婚の言葉を聞く、映画スタッフ、貴族、使用人・・。
・更に、”クローリー家”のしっかり者の孫娘、メアリー(ミシェル・ドッカリー)はマーサの”声”をキッチリと吹き込み、大喝采。
・そして、執事のトーマスは、主演男優のデクスターから”ハリウッドに来ないか・・”と誘われ、新たな道を歩むことを決意。
ー 私は、このシーンをホモセクシュアルの萌芽として観ていた・・。新たな、生き方だからね。-
・マーサも、ハリウッドで頑張る事を決意する。
<ラストの、”クローリー家”を収めて来たゴッドマザー、バイオレットの安楽死のシーンの後の、トムとルーシーの可愛らしい赤ちゃんの姿は、世代交代の暗喩であろう。
第1作、今作と鑑賞し、人物相関図も頭に入ったので、第三作希望である。
それにしても、30名近い登場人物を濃淡はあれど、キャラ立ちさせた脚本は見事だなあ、と思った作品である。
私も”ダウントニアン”の端くれになったかな・・。>
評価が大きく分かれそうな映画だと思いました。自分にはあいませんでした。
評価が大きく分かれそうな映画だと思いました。
出演者が多いです。で、主人公がわかりません。大きな抑揚が無く、淡々と話が続きます。起承転結でいえば、起承承承です。何がいいたかったのかよくわかりません。気がつけばエンドロールです。ホームドラマです。世に「クローリー家にこんな話もありましたね!?」といいたかっただけなのでしょうか!?前評判をあてにして見に行ったのですが、申し訳ありませんが自分にはあいませんでした。
余談ですが「外国では不動産を他国の人に容易に相続できるのですね!?日本と税制が異なるのかわかりませんが、日本だとどうなるんだろう!?」とちょっと気になりました。」
<主な基準(今後のためのメモ)>
4.5 観て良かったと感じた映画
4.0 おすすめできる映画、何かしら感慨を感じる映画
3.5 映画好きなら旬なうちに見てほしい映画
3.0 おすすめはできるが、人により好みが分かれると思われる映画
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