「村社会文化の持つ気味の悪さが薄い」ヴィレッジ まだまだぼのぼのさんの映画レビュー(感想・評価)
村社会文化の持つ気味の悪さが薄い
「ガンニバル」「ノイズ」「楽園」など、多くの映画やドラマで語られる日本独特の村社会文化。閉鎖的な環境下における逃げ場の無さやプライバシーの欠如、馴れ合い、権力、暗黙のルール、謎の掟など、都会でしか暮らしたことのない人間から見ると田舎ののどかな暮らしに憧れはあれど、一方で薄気味悪く感じてしまう面を持つのが村での暮らし。
本作で語られるソレはどうにも薄味で、ただのサスペンスになってしまっていた印象。台詞で説明されるほどの閉塞感を最後まで感じないまま、予想外の展開も特に起きないままで終わってしまいました…。
もっと不気味で気持ち悪い人間関係を観れると思ってたので残念。
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