「98分の映像証拠」ナワリヌイ コビトカバさんの映画レビュー(感想・評価)
98分の映像証拠
面白かった。
最初はどういうドキュメンタリーを予定していたのだろう?
取材途中で毒殺未遂事件が起きているが、幸か不幸か、この取材のおかげで、数々の証拠が残されている事で、事件が完全には闇に葬られる事はないのは幸い。
事件が起きてからは、取材クルーにも命懸けの緊迫感があり、特に数名の容疑者の足取りを点と点を毛糸で繋ぎ、絞り込んでいく場面は、サスペンス映画を観ているようでハラハラ。
しかし今のウクライナ情勢もそうだけど、これだけ世界のメディアが監視し撮影している中で、堂々と拘束したり、関与を否定するロシアという国に驚かされる。
警察官や軍人の中にもナワリヌイ氏の支持者もいるだろうに、衝突せざるを得ないのは少々気の毒。
『潜水艦クルクスの生存者たち』『親愛なる同志たちへ』も観たけど、やはりずっとこういう国なんだろうな。
ロバかわいい。
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