劇場公開日 2022年6月17日

「20:22年、アメリカでの制作。 事実というより、創作にも見えてしまうドキュメンタリー。」ナワリヌイ caduceusさんの映画レビュー(感想・評価)

1.520:22年、アメリカでの制作。 事実というより、創作にも見えてしまうドキュメンタリー。

2022年6月26日
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軍事レベルの化学兵器ということだが、プロの手口にしては、ちょっとお粗末すぎる。
殺害に関わったという科学者の電話での音声が出てきたが、その科学者が試験して、殺害計画を作ったというのか?
ナワリヌイ氏は死の境をさまよったにしては、後遺症もなく元気すぎる。闘病生活の映像も一切出てこない。
飛行機の機内で苦しむ映像もなく、機内から運び出される映像もなく、機内から救急車へ乗せられる様子を遠くから映す映像
のみ使われている。
このあたりは、ちょっと不自然ではないか?
ロシア側の政治的な逮捕かもしれないが、映像を撮るスタッフがいるにも関わらず、肝心な部分の映像がない。
20:22年、アメリカ制作というのも気になる。反ロシアのプロパガンダとも受け取れる。
反ロシア、反プーチンはわかるが、かと言って、嘘をでっち上げていいという理屈にはならない。
ナワリヌイ氏も俳優顔負けだが、まわりの人達も俳優並の演技と言えなくもない。
この映画はドキュメンタリーだ。ロシアが犯罪を犯したなら、その事実を、証拠となる映像をともなって伝えれば、それで十分だろう。

caduceus