「真冬の雨降る夜道も映画の興奮で寒く無い!」#マンホール おくらさんの映画レビュー(感想・評価)
真冬の雨降る夜道も映画の興奮で寒く無い!
予告には違和感があり、疑問が多い上にとにかく酷い目に合う映画ってどうよ?
ただでさえ寒いのにしんどくなりそうと思って不安でしたが、面白かったです。
雪降った後の雨天夜道を歩いても寒さを感じなくなるほどに。
一つだけシナリオの疑問は残りましたが、エンターショーとしてはバッチリだったと思います。
ついていけなくて意味不明だったり、見てる側が置いてかれたりはなく、ずっとハラハラドキドキして最初から最後まで集中して見れました。
特に中島裕翔がこれでもかと色んな酷い目に遭うわけですが、こんなに映画で酷い目に遭い続ける主役はかつて居たのか?と思うほど。
それに対しての彼の色んな表情は素晴らしかったです。
ほぼ1人芝居でずっとマンホールなのに集中出来たのは彼の演技力あってこそです。
見ていて主に辛く怖いシーンの連続ですが、所々にユーモアがあり、愛おしいとこもあります。そしてスカッとすればいいのかどうすれば良いのか最後気持ちの置き場を見失ってグルグルする事自体楽しかったです。
こんな感情にさせる映画は邦画では初めての経験だったので面白く、また観たいと思いました。
コメントする