真・西遊記のレビュー・感想・評価
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モンキーキング
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お馴染みの西遊記に真を付けたのはシン・ゴジラのヒットにあやかりたくて配給会社が付けたのでしょう、原題は猿王武双Monkey King、つまり孫悟空。西遊記は中国から天竺(インド)まで経典をとりにゆく三蔵法師一行の冒険ロードムービーですが本作は旅の途中で訪れた村での出来事に徹しておりロードムービ感は希薄です、村は妖怪、三途の川の番人だった身見に支配されていて三蔵法師は身見に囚われ、助けようとする悟空を味方に組み入れようとする身見の妹、白狐の妖怪小七とのロマンスも絡めやや甘口かな。
気になったのは三蔵は悟空に何度も窮地を救われているのに暴力を非難してばかりだが、悟空の頭の輪「緊箍児(きんこじ)」を締め上げて従わせるのだって、まさにパワハラ、暴力でしょうに、口先ばかりで綺麗ごとを言うよくいる大人への風刺をこめているようにも思えます。西遊記の魅力はアクションでしょうが本作は控えめ、筋斗雲も出てきません、天界や魔界の上下関係、ゴタゴタは正直あまり興味はありませんからちょっと退屈だったかな・・。
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