1秒先の彼のレビュー・感想・評価
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1秒遅れの彼女。
消えた日曜日(1日)の話。
郵便局窓口で働くハジメ、彼は他の人より行動するのがワンテンポ早い、その郵便局に客として来るレイカ、彼女は他の人よりワンテンポ行動が遅い。そんなワンテンポ遅いレイカがバスに乗車中、降りる停留所でボタンを押し遅れた事がきっかけで自転車が突っ込む事故に...。
そんなワンテンポ早いハジメとワンテンポ遅いレイカのストーリー。
原作は知りません。
伏線伏線で話が繋がってく話、中盤過ぎの時間が止まるシーンで何でこんな世界観?何て思ったけどその止まった時間で話しが全て繋がりハジメとレイカの幼い頃の関係性、ハジメは最初覚えなかったけどレイカの幼い頃に優しくて好きだったハジメへの一途な想いがわかった瞬間に涙が出ました。
止まった時間の中で会ったハジメの父、父から預かった百円、その百円でアイスをハジメへ買ってあげてと父からレイカへのお願い。
そのお願いを思い出したのは横断歩道を歩いてる最中、信号が赤へ変わりトラックに跳ねられてしまう。
レイカ亡くなってしまうオチ?!何て思ったけど移動したハジメの郵便局まで訪ねてきたレイカの姿を見た時はまた泣けた。
んー
90本目。
日本でリメイクを知った時から、楽しみにしてた。
去年、観終えた後も、いい意味でしばらく引きずった映画。
好きな役者さんの共演だけど申し訳ない、ちょっと違う。
もう少し、垢抜けてない感じ、普通っぽい役者さんの方がとは、それを言っては贅沢か。
でもあれ、設定が逆?って事は、彼女ではなく彼なのかと、タイトルよく見ろとは思うけど、替える必要あったかな?
あと、何だろうな役作り過ぎなのか、アクセントが気になってしまう。
細かい気にするのは野暮な作品だけど、何か違うんだよな。
ジワる所もあるけれど、たぶんそれはリメイクするには早すぎたのか?
codaみたいに忘れた頃にリメイクされたのなら、ちょっと違ったのか?
我儘な感想だけと。
2つの視点で描くラブストーリー
台湾映画のリメイク版で台湾版は未鑑賞。消えた一日を巡る展開は如何にも海外リメイクと感じるストーリー。
物語は二つの視点で描かれていて前半と後半の二部構成になっている。一日が消えるという展開は現実離れしているのであまり共感出来ないが、主演2人の演技は素晴らしく見応え充分。
2023-98
映画館で観る価値はなかった(-_-;)
台湾映画を原作に、宮藤官九郎氏が翻案した脚本を山下敦弘監督が映画化した作品。岡田将生くんと清原果耶ちゃんのW主演となっている。
意味不明なタイトルだが、岡田くん演じるせっかちなハジメと、果耶ちゃん演じるのんびりしたレイカの、淡〜いラブストーリーだ。
ハジメという人物が許せないレベルで受け入れられず、W主演のはずなのに声だけ、後ろ姿だけの果耶ちゃん、そしてイライラする展開に、真剣に途中退場を考えた。パートが変わり、レイカ目線になってからは果耶ちゃん目当てで観続けたが、映画の内容には心底がっかりした。
※以下ネタバレ※
ハジメだけが元の時間に戻れなかったのはレイカが移動したせいだろうか?
デビューが決まっている桜子が美人局まがいのことをやっているのはなぜ? デビューが決まったというのはレイカへの対抗心や見栄から吐いた嘘?
郵便局に毎日通って手紙を出しているなら、私書箱には入り切らないほどの量が溜まっているのでは? そもそもレイカは確認しに行っているのか?
他にも上げていったらきりがないレベルだ。原作ありなのでなんとも言えないが、クドカンの脚本だから許されるのか?
登場人物のキャラに魅力ないし、物語の設定に無理あるのでは・・
個人的に映画では冒頭の掴み部分が大事だと思っているのですが、この作品では初っ端から失望させられた。交番で◎◎の遺失物届・・・。うーん。
岡田将生演じる主人公に魅力ないです。うーん。
すべては○○が△△の人の帳尻合わせのために××という現象を起こすという設定は荒唐無稽で受け入れにくいし、受け入れたとしても終盤での岡田・清原果耶の行動理由がイマイチわからず。うーん。
台湾作品のリメイクだそうですが、原作必見なのかなあ・・・
まあ、クドカン作品が自分にはあわなかったということで・・・
邪(よこしま)なのに、爽やかです
こんな脚本ならもう、主要人物3人(男ひとり、女ふたり)の配役さえ間違えなければ、面白くないわけがない‼️
清原果耶さんは、やっぱり映画館がよく似合います。
(原作については何も知らずに鑑賞しました)
熱心なレミゼファンの方からは、一緒にするな❗️とお叱りを受けるかもしれませんが、繰り返し上演されても飽きられることのない〝レ・ミゼラブル〟のように感動ポイントが安定しているので、奇をてらう必要がないストーリーだと思います。
作り手がどうアレンジするか、鑑賞する側はそのアレンジを各々が好きなように受け止めればいい。
冷静に考えたら、相手が何もわかっていない状況で、自分の願望を満たしている彼女の行いは、邪(よこしま)といえばかなり邪な振る舞い。
でも、人間の願望、特に恋愛感情には嫉妬や羨望や独占欲などがつきものですから、基本形としてはネチネチドロドロしています。
それをこんなに爽やかに、後ろめたさのような負の気持ちを感じるスキも与えず描いてしまうのですから、多くの人が共感してしまうのは、自然なこと。
この映画は笑いはあるし、SF的ファンタジーでもあるから、レミゼほど重厚な印象は受けません。
むしろ、夏空の下、スカッと味わう柑橘系のフレッシュジュースのように爽やかです。ビールで例えるなら、じっくり味わうIPA系のクラフトビールというよりも、海水浴場で一気飲みしたくなるバドワイザーやのどごし生という感じ?
梅雨の鬱陶しさをしばし忘れさせてくれる、爽やかで優しい映画です。
はんなりとしたファンタジックコメディー
ちょっとちょっと、運転手さん。その状況を受け入れちゃいますか?
運転手の役は荒川良々さんだから妙に納得してしまう。
オリジナルの『1秒先の彼女』は、お気に入りの作品だったから、日本でのリメイクをすごく楽しみにしてた。『1秒先の彼女』のふんわかした雰囲気をどう出すのだろうと思っていたら、宮藤官九郎の出した答えは、京都弁。
人を小馬鹿にしているようにも、玉虫色のオブラートで本音を包んでいるようにも聞こえる京都弁。大阪弁よりもスローモーなこともあって、「はんなり」な雰囲気を醸し出している。
これが標準語だったら、ラブコメっぽくなってしまうし、大阪弁だったらコテコテ喜劇のなってしまう。
加藤雅也が、いい味。家からふらっと出ていくときの、適当な言い訳とか、見つかった時に苦し紛れのウソをつく時の様子が、おかしくてたまらない。
なんの情報もなく鑑賞するのが、一番だけど、結末がわかっていても面白い。
脚本とキャスティングの妙でございます。
2023年。山下敦弘監督。台湾映画の佳作を男女逆転してリメイク。そ...
2023年。山下敦弘監督。台湾映画の佳作を男女逆転してリメイク。それぞれにさえない日常を送る若い男女が、幼いころの思い出を活性化させて相手にたどり着くまで。原作では静止した世界に対して躍動感ある主人公(行為も心情も)が魅力的だったが、今作の主人公の二人は行為も心情も躍動感とは程遠い。わかりやすさとリアリティを優先した設定だと推察するが、ドラマの起伏は削減されてしまった。SF的設定のわかりにくさ(謎)もある程度まで解消されていて、「何だこれは」という見た者の驚きが奪われている。リメイクだから当たり前だが。せっかく男女逆転しているのだから、それ相応の別の驚きを期待していたのだが、失踪した父親の出現という細部まで妙に原作に忠実。
男性主人公のエピソードを実は追跡していた女性主人公の目線から語りなおすのだが、その時、最初の男性主人公のエピソードを写すカメラの位置が女性主人公の目線だったと場面がある(バス内とか)。すると、女性主人公のエピソードを見ているのは誰かということが意識されてくる(カメラの自意識)。これってリメイクである今作自体にも当てはまるメタ認識なのだが、たまたまなのだろうか。
脱力系、オフビート、ダメな人たちを描くのが上手、という山下監督のこれまでの作品づくりの流れには沿っている。川や海の映像は美しい。嘘のようにぎこちない京都弁はなかったことにしよう。主演の二人はそれなりに魅力的。
日本版の方が好き
なんかほんのり切ない、いい話し!
台湾本家はイマイチだった記憶だが、リメイク邦画の今作はかなり面白かった!
あれ?気分の違いだろうか。
いや、京都、関西弁設定がかなり当たりかも⁉️
あれが少し笑いありで温かい気持ちで楽しめた。
岡田君に清原さんのキャストも大正解!
当たりでした。
物語の後半、かなり面白かった。謎解きと新事実。
リメイクで挽回ってあるねー
1秒先の彼が、イマイチ映画から大好き映画に変わりました。
白いパピコなんでやろ(byレイカ)
リメイク元の作品(1秒先の彼女)好きとしては充分に楽しめました
男女逆にしたリメイクですが違和感はなかったです
上映時間が119分で同じだったり公開日が原作の消えた1日(7月7日)だったり印象的です
彼(ハジメさん)の演技は期待通りで文句なしです
彼女(レイカさん)の抑えたとぼけた演技はお見事です
特に(前半目立たずに映っていて後半はっきり分かる)挙動不審な動きが好きです
ラストはしみじみにやにやです(ハジメさんの涙がいい)
パピコが溶けてなければいいけどレイカさんのことなので不安(笑)
そのうち、早稲田とか目黒とか大森とかで2本まとめてお願いします
(おまけ)
「なのにあなたは京都へゆくの」は1971年のチェリッシュのデビュー曲ですが、いつも渚ゆう子さんの「京都の恋」と混同する私
今回調べて後年渚ゆう子さんが「なのにあなたは京都へゆくの」をカバーしていることを知りました、ますます勘違いしそう(笑)
【”傷ついた私の心に寄り添ってくれて有難う。忘れないよ。”今作は、クドカンの作品設定&伏線回収に長けた脚本も宜しきファンタジックな幼少期からの女性の恋物語である。清原果耶さんの魅力満載作品でもある。】
ー ご存じの通り、今作は2021年公開の台湾映画のリメイクであるが、山下監督とクドカンは、彼の秀作を素敵にアレンジメントした作品に仕上げている。-
■長宗我部レイカ(清原果耶)は、幼き時両親を自動車事故で亡くし、一人っきり。そんな時幼き皇ハジメ(柊木陽太:「怪物」でクイアの男の子を演じていた。名子役である。)は、彼女を励まそうと笑いで、勇気づけてくれていた。
そんなハジメに対し、レイカはその後も二人だけの秘密のポストで手紙のやり取りをしていた。
今作は、矢鱈と長い苗字の登場人物が多い。重要な役である、荒川良々さん演じたバスの運転手や、ハジメの失踪した父(加藤雅也)の本名も相当長く、覚えきれず・・。
だが、その長さが本作の重要なポイントになっているのである。上手い。
◆感想
・メインストーリーはオリジナルを踏襲しつつ、クドカンの脚本は前半多くの小ネタを含めた伏線を仕掛け、後半それを見事に回収していくのである。
・秀逸なのは、時が止まる理由である。
苗字の長い人は、自分の苗字を書くのに時間が掛かる。
それを”神様が時間を返してくれる。”と言う設定である。
確かに時が止まった時に動けるのは、長曾我部レイカを始め、苗字の長いバス運転手とハジメの失踪した父である。
・ハジメは鴨川象沿いで歌を歌っていた桜子(福室莉音)に恋をするが、彼女は実は余り素性が宜しくない事にレイカは気づく。
そして時が止まった時に、ハジメを救い、幼き頃から、願っていた事をバス運転手の協力を得て実行するのである。
ー 桜子に勇気を持って直談判し、啖呵を切り、バス内で桜子のために用意した40万を掏られそうになっていたハジメのポケットから40万を一時的に預かり、天橋立で念願のハジメとのツーショットの写真を撮るのである。
清原果耶さんの抑制した演技や桜子に啖呵を切るシーン等は、最早、流石の領域である。-
■伏線回収の幾つか
1.ハジメの失踪した父がそうめんを食べる時に”茗荷が必要や・・。”と言って失踪するが、時が止まった時に、ハジメの母(羽野晶紀)の手に茗荷を置くシーン。
2.時が止まった中、レイカがハジメと母と失踪した父の”家族写真”を撮るシーン。- とても、良いシーンである。-
3.ハジメの失踪した父が去る際に、レイカに”パピコを渡してやってくれ”と言うシーン。
<ラストシーンは特に秀逸である。ハジメはレイカが居ると思い、天野橋立の郵便局に異動してくるが、彼女はいない。劇中でもレイカがトラックに撥ねられる直前のシーンが映されておりハラハラするが、彼女は漸く松葉杖を使いながら、ハジメが勤める天野橋立の郵便局にやって来るのである。
今作は、山下監督とクドカンの脚本が最良の形で、オリジナリティ作品をリメイクした作品であると思います。>
リメイクの必要性。原作が好きなのでかなり辛口評価になります。
台湾版のテンポの良さがかなり損なわれている一方、台湾版が台湾に行きたくなる映画になっていたように本作も京都に行きたくなる映画になっていたところが1番素晴らしいと感じました。
加えて、岡田将生さんの高圧的にならず可愛らしくなってしまう「嫌味っぽい」演技も最高でした。ただ、広報で繰り返されてる1秒速い彼と1秒遅い彼女という紹介では『2秒先の彼』になってしまうのでそういう細々とした製作側のリメイクに対する気の抜けた感じが良くも悪くも映画の雰囲気に影響を与えていたと思います。
単純にリメイクとしてではなく作品としてならさすがの監督と脚本家ということで想像以上に成功していると感じました。それでも、これほどの監督と脚本家とキャストが集まってくれたのなら男女を反転させるだけではなくもっと原作を崩して再構築しちゃっても良かったんじゃないかな?とも思いましたし、なんならインスパイアされたという形で全く新しい映画を作ってしまっても良かったのでは?と感じました。製作側から原作への熱いリスペクトではなく、「依頼されたから製作した」という緩い姿勢が伝わってきてしまい正直かなり複雑な気持ちになりました。なんなら全く同じ製作陣、ビターズエンドの配給でSFロマンチックコメディをオリジナルの新作として製作して欲しいです。
そもそもファンタジーにする必要はあったのだろうか?
オリジナルの「1秒先の彼女」では、無防備な女性を男性が1日連れ回すということに、ちょっと「危なさ」を感じてしまったが、本作では、女性と男性の立場が入れ替わっているため、そうした懸念が解消されている。
清原果耶の地味で冴えないヒロインぶりもハマっているし、新たな登場人物によって、女性が無理なく男性を連れ回すことができるように工夫されているのも良い。
ただし、人々は動きを止め、虫や鳥は空中で静止しているのに、木々が風に揺れ、波が打ち寄せ、太陽が動くというところには、やはり、違和感を感じざるを得ない。
ワンテンポ遅い彼は、日曜日の朝から月曜日の朝までタイムリープして、その間、どこにも存在していないはずなのだが、他の人々と一緒に静止しているところしか描かれていないため、彼だけが時間を飛び越えたということも分かりにくい。(日曜日の朝に発見されるべき40万円が、彼が目を覚ました月曜日の朝に発見されるのもおかしい。)
オリジナルを観た時にも思ったのだが、確かに時間が止まる場面は、映像的な驚きはあるし見た目も面白いのだが、そもそも、1日をもらったり返上したりするという設定は必要だったのだろうか?
テンポが合わない男性と女性が知り合い、お互いにテンポを合わせる努力をしていくうちに、徐々に相手を思いやる気持ちを深めていく。
これが、ファンタジーではなく、そんな「普通」のラブ・コメディーであったとしても、十分に楽しむことができたのではないかと思えるのである。
日本らしさ溢れる温かいリメイク
すごく良かったー!!👏
テンポの合わない2人が出会ったことで起こる奇跡。
オリジナルから男女逆転させたことで、運んだりとか…移動とか…どうすんのかしら…?とか色々思ってたけど、まさかの新しい要素がいい味出していて、とても楽しかった!
さすがクドカンの優しい笑いが溢れる、温かい一作。
京都の設定が、そんな生かされ方するんだね〜と、すごく感心した。
オリジナル好きな人も、観てない人も、多くの人が楽しめると思う!
子役達!2人とも好きな子達で嬉しい!可愛すぎる!あの2人のスピンオフ観たい!
あと、笑瓶さん…🥲
岡田将生、至高。
爽やかSF恋愛映画
原作(台湾映画)は見てません。試写会にて鑑賞。
同じシーンをそれぞれの目線で描くハジメ(岡田将生)パート、レイカ(清原果耶)パートがあるので、退屈に感じるかも知れません。
私は清原果耶ちゃんが大好きなので、伏線回収パートを演じる果耶ちゃんが可愛くてファンには嬉しい作品でした。
岡田将生演じるハジメは愛すべきおバカ感が可愛らしかったです。
全体的にクスリと笑えるシーンが多いけど
最後はしっかり感動。奇跡が起きる仕組みも分かりやすくて良かったと思います。京都が舞台で地名がよく出てくるので、土地感があるとより楽しめると思います。
主演の2人も京都の景色も爽やかで夏にピッタリの恋愛映画だと思いました。
一緒に鑑賞した弟(あまり映画見ない・岡田将生くらいしか知ってる出演者居ない)は、「面白い映画だった」と言っていたので普段映画を見ない人や役者さんのファンじゃなくても楽しめる映画になっていると思います。
可愛らしい
謎の種明かしをして行く展開は同じながら、台湾版の方がテンポ良く、色々な事が明らかになっていく課程の驚きや爽快感が強かった様な気がしました。しかし、全体的な可愛らしさや面白さは期待通り、舞台が京都なのも味があって良かったです。
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