1秒先の彼のレビュー・感想・評価
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リメイクの必要性。原作が好きなのでかなり辛口評価になります。
台湾版のテンポの良さがかなり損なわれている一方、台湾版が台湾に行きたくなる映画になっていたように本作も京都に行きたくなる映画になっていたところが1番素晴らしいと感じました。
加えて、岡田将生さんの高圧的にならず可愛らしくなってしまう「嫌味っぽい」演技も最高でした。ただ、広報で繰り返されてる1秒速い彼と1秒遅い彼女という紹介では『2秒先の彼』になってしまうのでそういう細々とした製作側のリメイクに対する気の抜けた感じが良くも悪くも映画の雰囲気に影響を与えていたと思います。
単純にリメイクとしてではなく作品としてならさすがの監督と脚本家ということで想像以上に成功していると感じました。それでも、これほどの監督と脚本家とキャストが集まってくれたのなら男女を反転させるだけではなくもっと原作を崩して再構築しちゃっても良かったんじゃないかな?とも思いましたし、なんならインスパイアされたという形で全く新しい映画を作ってしまっても良かったのでは?と感じました。製作側から原作への熱いリスペクトではなく、「依頼されたから製作した」という緩い姿勢が伝わってきてしまい正直かなり複雑な気持ちになりました。なんなら全く同じ製作陣、ビターズエンドの配給でSFロマンチックコメディをオリジナルの新作として製作して欲しいです。
そもそもファンタジーにする必要はあったのだろうか?
オリジナルの「1秒先の彼女」では、無防備な女性を男性が1日連れ回すということに、ちょっと「危なさ」を感じてしまったが、本作では、女性と男性の立場が入れ替わっているため、そうした懸念が解消されている。
清原果耶の地味で冴えないヒロインぶりもハマっているし、新たな登場人物によって、女性が無理なく男性を連れ回すことができるように工夫されているのも良い。
ただし、人々は動きを止め、虫や鳥は空中で静止しているのに、木々が風に揺れ、波が打ち寄せ、太陽が動くというところには、やはり、違和感を感じざるを得ない。
ワンテンポ遅い彼は、日曜日の朝から月曜日の朝までタイムリープして、その間、どこにも存在していないはずなのだが、他の人々と一緒に静止しているところしか描かれていないため、彼だけが時間を飛び越えたということも分かりにくい。(日曜日の朝に発見されるべき40万円が、彼が目を覚ました月曜日の朝に発見されるのもおかしい。)
オリジナルを観た時にも思ったのだが、確かに時間が止まる場面は、映像的な驚きはあるし見た目も面白いのだが、そもそも、1日をもらったり返上したりするという設定は必要だったのだろうか?
テンポが合わない男性と女性が知り合い、お互いにテンポを合わせる努力をしていくうちに、徐々に相手を思いやる気持ちを深めていく。
これが、ファンタジーではなく、そんな「普通」のラブ・コメディーであったとしても、十分に楽しむことができたのではないかと思えるのである。
日本らしさ溢れる温かいリメイク
爽やかSF恋愛映画
原作(台湾映画)は見てません。試写会にて鑑賞。
同じシーンをそれぞれの目線で描くハジメ(岡田将生)パート、レイカ(清原果耶)パートがあるので、退屈に感じるかも知れません。
私は清原果耶ちゃんが大好きなので、伏線回収パートを演じる果耶ちゃんが可愛くてファンには嬉しい作品でした。
岡田将生演じるハジメは愛すべきおバカ感が可愛らしかったです。
全体的にクスリと笑えるシーンが多いけど
最後はしっかり感動。奇跡が起きる仕組みも分かりやすくて良かったと思います。京都が舞台で地名がよく出てくるので、土地感があるとより楽しめると思います。
主演の2人も京都の景色も爽やかで夏にピッタリの恋愛映画だと思いました。
一緒に鑑賞した弟(あまり映画見ない・岡田将生くらいしか知ってる出演者居ない)は、「面白い映画だった」と言っていたので普段映画を見ない人や役者さんのファンじゃなくても楽しめる映画になっていると思います。
可愛らしい
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