「設定の違和感を許せるかどうか」1秒先の彼 kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)
設定の違和感を許せるかどうか
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オリジナルは鑑賞済。少し不思議な話としてのSF的な設定が納得できなかったけど、全体的にはいい映画だった記憶がある。それをクドカン脚本、清原果耶でリメイクするってことなら観るしかない。
基本的な話のエッセンスはオリジナルと変わりはなかった。世界が止まるということの矛盾点(世界が止まっているわりに木々は風でなびいたり波が発生したりしていること、日曜日が1日止まったままだった人が広範囲でかなりの大人数いること、だから花火大会が開催できたことも不思議)についても解決することはなかった。それなのになんかいい映画になってる。オリジナルもそうだったけど、このリメイクのほうがいい。
オリジナルと男女の設定を入れ替えたことがスンナリ受け入れられるし、何よりも主演2人の雰囲気と演技がハマっていた(清原果耶は地味な子ではないけどね)。そして脚本。いろんな会話でクスッと笑わせたり、名前の長さに着目したのは流石な気がする。ちゃんとしたラブコメとして楽しんだ。
最後に笑福亭笑瓶が出演していることにも触れておく。彼らしいラジオパーソナリティの語りは映画の大事な要素になっていた。今更ながらだが冥福をお祈りします。
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