バッドマン 史上最低のスーパーヒーローのレビュー・感想・評価
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銀魂のようなテイスト
実写版『シティーハンター』でメガホンを取ったフィリップ・ラショーがMCUやDCの要素をうまいこと取り込んだアクションコメディ。真面目すぎるくらいアメコミ映画の研究がされており、フィリップのバルクール+アクションの組み合わせはキャプテンアメリカである意味すごかった。
真面目だけど売れない役者セドリックが運良くヒーロー映画の主役に抜擢されるが、交通事故で記憶喪失になってしまい、いるはずのない妻子を救う、というコメディ映画ではありがちなストーリーですが、勘違いヒーローセドリックが巻き起こす影響がすさまじく、笑い、ロマンス、下ネタ全開で飽きない時間でした。
ふざける所は振り切ってふざけるけど、締める所はちゃんと締める映画で、最後には鳩が豆鉄砲を食らったような気持ちになれました。映画館でこんなに笑ったのは初めてで、今作で、フランスのコメディは目が離せない体になりました。
半世紀前のアナクロなコメディスタイルに油断していると最後に驚かされる、エスプリがワサビのように効いたバカ映画
これももう死ぬほどバカ。超ミーハーなネタを素材にエスプリの効いた社会風刺とベッタベタなギャグと中学生レベルの下ネタをこれでもかとブチ込むスタイルはZAZやホイ3兄弟の影響下にある、志村けんとか小松政夫とか伊東四朗とかが出て来てもおかしくないくらいアナクロな半世紀前のスタイルをゴリ押しした後にシレッとウソやろ!?っていうネタで落とす・・・参りましたとしか言いようがないです。
バカ映画なのにバッキバキに体を仕上げているフィリップ・ラショーにもビックリしますが、本作で一番輝いているのは元彼への未練タラタラなジャーナリスト、ロールを演じているアリス・デュフォア。ゴールディ・ホーン、キャメロン・ディアス、メグ・ライアン、アンナ・ファリスといったコメディエンヌ達に比肩するキュートさを備えた逸材、今後の活躍に期待します。
メッチャ面白いフランスのコメディー映画。 本年度ベスト!
小ネタ、下ネタの連発コメディ
警察署長の父の反対を押し切って売れない役者を続けてるセドリックは、新作映画バッドマンの主役に抜てきされた。バッドモービルに乗り宿敵ピエロと戦うバッドマンというもので、セドリックはジムで体を鍛え撮影に臨んだ。撮影初日を終えた時、妹から父が倒れたという連絡が入った。セドリックはバッドスーツの衣装を着たままバッドモービルに乗って病院へと急行するが、その途中でパッドモービルのリモコン操作により事故に遭い記憶を失ってしまった。妻子の身代金のために銀行強盗から奪った大金を持ってたため、さまざまなトラブルに巻き込まれるというコメディ。
小ネタ、下ネタ連発で、ずっと笑ってた。
くだらないギャグも多く有ったが、こんなに詰め込んだのかというくらいネタのオンパレード。
銀行強盗を追う警察とのバトルもあり父が警察署長という伏線もちゃんと回収されてた。
何も考えずに楽しめる作品だと思います。
そんなに、下ネタで、笑いとろうとしないでよ
これ、予告編見たら俄然興味湧くでしょ。
フランスで、アメリカ映画に負けずとバッドマン映画を撮影しようとするが、主人公が記憶喪失になり、自分が本物のスーパーヒーローだと勘違いして巻き起こしていく下ネタ満載のストーリー。
オーニングからDCではなくマーヴェル映画の様相で始まるのだが、正直下ネタで笑いを誘うのはいかがなものか。下ネタ以外でのギャグはくだらないものの大の大人や、美女が悪ふざけするのは、ニヤリとすること多いので、その路線でせめてもらえば、より良かったろうに。
ラスト近く、バッドマン、キャプテンアメリカ風、アイアンマン風、あとはブラックウィドウ?みたいな感じでポージングするところはなんともいえないわな。
いやぁ、惜しい。ってかもっと面白くなっただろうに残念。 国民性の違いだろうか。
あと、エンドタイトルのあとマーヴェルやDC映画のようにオマケ映像が無かったのはアカンよな。
バットマンはDCですけど…
アメリカに負けないヒーローアクション映画をつくる!と企画されたバッドマンの主演俳優が、記憶喪失になり事件に巻き込まれていく話。
オープニングからパロディ映像で始まり、下ネタも満載のドタバタコメディですね!
やる事なす事裏目に出ちゃって正に「バッドマン」な主人公が、更に記憶喪失で突っ走る展開は笑えるし、心配になるしととても面白い。
序~前盤は小ネタを詰め込み過ぎて正直半分以上はハズして空回りな印象だだったけれど、中盤あたりからもうノリノリ♪
「クモ」は本家より美男美女だな~wなんて思っていたら、出オチな「アカデミー」系の人達とか、フライヤーのヤツのショッパイ再現とか堪りません。
ちなみにガモーラじゃなくてブルースですよね?w
マーベルキャラとバットマンを知らないと面白さが減ってしまうのは否めないけれど、とても愉しく何度も笑わされてしまった。
元ネタを全部調べたい!
フランス式コメディもたまにはいいものだ?
Reality and fiction
サクっと見るなら対抗以上。フランス映画なので注意。
今年206本目(合計482本目/今月(2022年7月度)18本目)。
ここの特集や予告、公式HPを見るまでもなく、この映画のタイトル「それ自体」からでも、ギャグものというのは簡単に推知可能ですが、ギャグものとアクションものを足して2で割った感じです(ややギャグ色が強い)。このような事情があるため、いわゆる「下ネタ」も出るのは出ますが、うまくかわしている状況です。
90分を切る映画でサクッとみるなら対抗以上になることは間違いないかなというところです。90分を切る映画といっても、じゃ真犯人はだれかとか何かとかという「ミステリーの部分」(もっとも上述した通り、アクションとギャグを2で割ったと解釈するのが妥当)を書くのは難しいのですよね…(90分を切っているのにそれを書くとネタバレどころの話ではなくなる)。
なお公式サイトやここの予告編からでもわかる通り、フランス語の映画の字幕版です。英語は大半出ません(98%フランス語、2%英語というレベル)。フランス映画といえば最後に「終わり」を意味する「FIN」はフランス映画がよく放映されていた時代にはあったようですが最近は著作権の関係やエンディングロールの関係で「FIN」すら出せない(出すのはできるが、時間が押し押しになる)映画が多いですが、本映画はこれも出ます。
※ 別に出たらどうだという話ではないですが、昔懐かしい映画のように、どうどうとど真ん中に「FIN」と出るのも珍しいのではないか…とは思えます(これも含めてギャグ映画と解することも可能?)。
まぁ惜しむべきは放映されている映画館が妙に少ないというところですが、それでも放映されていて近くで見ることができて、90分の間何か見ようかな?と思えば対抗以上にはなると思います。
特に作品として気になる点はないのでフルスコアにしています。
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(参考/登場人物の一人の名前が「エレオノール」)
・ フランスに多い女性名で、ほかイタリアなどでいらっしゃいます。人名としては多少スペリングなどは変わってもだいたい西洋なりアメリカなりで同じような名前の方がいらっしゃることが多いですが、「エレオノール」という名前はフランス・イタリアで大半を占めます。
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パンツ下ろしがち
マンガのようなコメディ映画
オンライン試写会にて鑑賞。
漫画を読んでいるような場面が盛りだくさんのコメディ映画で、それなりに楽しめた。
下ネタギャグもチラホラ出て来るものの、いやらしい感じは無く、ドライな感覚のHっぽい場面…(笑)
映画俳優になりたくて仕方ない青年が、ヒーローを演じている格好のままで交通事故を起こして記憶喪失になる……というあたりから、何これ状態(笑)
記憶喪失のまま恋愛したり、活躍したり……小ネタがたっぷり。
スパイダーマンのぶら下がりキスシーンまでギャグにしてしまうのは、お見事!
尺もサラッと観られる長さであり、恋愛あり、家族愛あり…とギャグ一辺倒ではないあたりも好感が持てる。
何よりも、主役が恋する相手の女性を演じたアリス・デュフォアなる女優は本当に綺麗で、自分好みの女優。
「この映画を観て良かった!」と思える女優との出会いは嬉しい。
<映倫No.49288>
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