「コメディを作り続ける覚悟」バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー arakazuさんの映画レビュー(感想・評価)
コメディを作り続ける覚悟
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毎度お馴染みのメンツを集めたフィリップ・ラショーの新作。
これまでの作品でも動物と子供の扱いにはどうかと思うし、あんなに簡単にパンツ脱げないだろ?とか気になる描写はあれども、話の作りがきっちりしているところは毎回感心してしまう。
(アクションシーンもなかなか頑張っている!)
最近、やたらと“伏線回収”にうるさい風潮があるけど、
そういうのにうるさい人は是非フィリップ・ラショーの映画を観てもらいたいと思う。
今作では、本家ハリウッドのヒーロームービーのパロディてんこ盛りだし、ハリウッドの象徴とも言えるトム・クルーズまで引っ張りだす(←許可とってるよね?)サービス精神に脱帽。
ノートルダム大聖堂のくだりは、ちょっと不謹慎かと思ったが、思わず笑ってしまった。
日本の喜劇の伝統はすっかり廃れたし、
ここまでコメディに特化して作品を作り続けている精神はあっぱれだし、是非これからもバカバカしく楽しい作品を作り続けて欲しい。
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