劇場公開日 2022年8月26日

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「【”これ以上、逃げない。”今作は、高校で苛めを受けていた少年が、苛めの相手を大怪我させ、少年院に入っても苛めを受けるも、ある男から技を学び道を切り開く物語である。】」シャーク 覚醒 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【”これ以上、逃げない。”今作は、高校で苛めを受けていた少年が、苛めの相手を大怪我させ、少年院に入っても苛めを受けるも、ある男から技を学び道を切り開く物語である。】

2025年7月17日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

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ー 最初に敢えて書くが、苛められたら苛めの相手から逃げるのも大切だと思う。
  学校なら転校。社会人なら転職。
  けれども、それが嫌な人は、暴力ではなく解決する道を探るのが良いと思う。

  今作は、苛めに対し、母と妹を強盗3人に殺されたために、その強盗を殺した格闘技チャンピオン、チョン・ドヒョン(ウィ・ハジュン)の指導で身体を鍛えて対抗する少年ウソル(キム・ミンソク)の物語だが、映画としてはマアマア面白い。

  そして、面会に来た且つて自分を苛めたために、右目を失ったソクチャン(チョン・ウォンチャン)との再会から、出所した時の二人の対決を描いている。

  弱っちい少年ウソルが、激しいトレーニングを”これ以上、逃げない。”と言う想いでこなす姿と、強くなっても少年院の中で自分からは手を出さず、売られた喧嘩は買って、徐々に少年院の中で友人が増えていく様も良い。
  観ていれば分かるが、少年ウソルは、身体を鍛えながら、自分の弱き心も鍛えていたのである。この作品のポイントはそこにあると思ったな。

  右目を失ったソクチャンは、予想通りならず者になりウソルの出所を待って対決するのだが、唯一ソクチャンを買う所は、独りで来た所かな。
  彼も又、ずっと孤独だったのだろうな。

  私の経験だと、苛める奴は、実は徒党を組む弱っちい奴が多い。
  だから、私はそんなには経験は無いのだが、そういう奴に絡まれた時は、最初は逃げたモノであるが、しつこい時には、わざと苛める奴のみを”皆が見ている前で”最短左ストレート(オイラは左利きさ。で、フックは駄目さ。)で、チン(顎ね。)を打つと大体仰向けにひっくり返って、逃げ出したモノである。
  そうすると、そいつは二度と私に絡まなくなったし、体面も無くなって静になったモノである。

  だが、それで自分が徒党を組んで苛めっ子になるという愚だけは犯さなかったな。父からキツク言われていたからである。じゃーね。-

NOBU
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