「格闘シーンの迫力とスピード感!」シャーク 覚醒 kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)
格闘シーンの迫力とスピード感!
いじめられっ子か格闘技を習い強くなる話といえば「はじめの一歩」を思い浮かべてしまう。そして少年院での格闘といえば、当然思い浮かぶのは「あしたのジョー」。そう、この「シャーク」という映画、どうしても「はじめの一歩」と「あしたのジョー」のイメージから離れられないのだ(どちらかというと一歩のイメージが強め)。
主人公ウソルが格闘技を習うのはおじさんではなく、同じ少年院に入っている総合格闘技の元世界チャンピオン。2人の師弟関係がいい。最後のシーンも微笑ましかった。でも、それだけでなく、少年院の中を仕切ってるトップ3との関係性がまた面白い。別の班の班長2人と戦うシーンは今までの自分を乗り越えるシーンとして感動的。その後4人で集まるシーンも個人的にはすごく好きだ。マンモス西が仲間になるみたいなやつ。だから、最後の格闘シーンはおまけみたいなもの。どういう勝ち方なのかが大事だが、あまり心が揺さぶられることはなかった。
それでも全体的に飽きることはなかったし、マンガ的で超人的な動きはないので安心して観ていられるアクション映画だった。実は本作の1番の魅力は格闘シーンの迫力とスピード感。韓国映画はこの手の格闘シーンの描き方が抜群にうまい。
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