「なんとなく撮る。」なまず 文字読みさんの映画レビュー(感想・評価)
なんとなく撮る。
2018年。イ・オクソプ監督。病院で働く看護師の女性が職場や彼氏との関係について抱く違和感やちょっとした感慨を救い上げてまとめた映画。「穴に落ちる」ことが比喩的に繰り返されているテーマになっていて、最後は本当に穴に落ちる。
内容は可もなく不可もなくの繊細な感覚を描いているのだが、人物や建物をどう撮るかについての定見がまるでなく、なんとなく撮っているのがまるわかりで開始5分でなえてしまった。せめて「なまず」の撮り方を工夫してあげてほしかった。
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