NOPE ノープのレビュー・感想・評価
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どうして人間は「映像」を残すのか
いやぁ、面白い!圧倒的にエンターテイメント。全く飽きることのない、畳み掛け続ける恐怖と興奮と好奇心がとても高揚感を与えてくれる、そんな映画だった。絶対に劇場で見た方がいいとオススメできる超弩級の映像体験。そう、まさに「映像」体験なのだ。この映画の本質が、そこに置かれているように。
この映画は徹底的に「目」あるいは「見ること」の映画であって、その延長線上にある、現代においてはその代替として確固たる地位を占めている「映像」の映画なのである。それを段階的に、あるいは動物的な進化論とともに語り尽くす、紛うことなき傑作なのだ。
我々が「見る」とはどういうことだろう。おそらく原初においてそれは、単純に「対象を見る」という一方的な出来事であったはずだ。それが、チンパンジーに代表される大型類人猿に至り、もちろん我々ももつ、「鏡像認知」の能力へと拡張する。それは、鏡に映った虚像を自分の姿だと認識できる能力に他ならず、ここにおいて我々は「見る」という行為が「認識する」という知覚へと結びつく。そこに自己と他者の境界が生まれ、「見る」という行為の輪郭は異次元へと拡張していく。すなわち、私たちが日々感じる「他人に見られている」という違和感や、「誰かに見守られている」という安心感がそれである。この「見る」という行為こそ、人間関係の、あるいは社会的存在として生きるホモ・サピエンスの根幹の一部として持っているといえる。そこへ疑問と恐怖を投げかけたのが、そして、それを打ち破ろうとしたのが、本作ではなかろうか。
その証拠はいくつも挙げられる。一つは、馬のラッキーが鏡に強く反応を示したことだ。あるいは、謎の飛行生命体もミラーリングマスクを被った男性を「見る」対象として排除する。そこに映った「見る」主体とは誰か。それは当然、彼ら(馬あるいは飛行生命体)に他ならず、そこには鏡像認知は介在していない。だからこそ、野生動物が「目に入ったもの」を襲うように、彼らは「目があったもの」を襲うのだ。
もう一つ、「ゴーディ事件」として引用されるキャラクターは、まさしく今問題にすべき鏡像認知の境界線に立つチンパンジーであり、彼が、ドラマの登場人物の上半身(あるいは顔)を執拗に襲う描写が印象に残る。彼は何を攻撃したのか?そして、なぜ、子役であるジュープを攻撃しなかったのか。後者を考えるとわかりやすく、ゴーディとジュープの間には、半透明な「視線を遮る」布が確かに演出されていた。彼らは“目を合わせていない”のだ。だからこそ、「目」を合わせる代わりに「拳」を合わせる。それは、動物的な距離感を正しく演出したヒントなのではないか。
さて、この作品は上述のような「目を合わせる」という動物的な感覚から、さらに一歩先へと踏み込んでいる。それが、「映像」という現代の「目」に他ならない。
1878年、マイブリッジは「動く馬」において、人間の視覚を瞬間的なコマの世界へと、そして同時に連続的な映像の世界へと導いた。それ以降、映像はリュミエールによって「映画」としてかたどられ、彼らの「工場の出口」や「汽車の到着」といった現実的な瞬間の記録から、メリエスの「月世界旅行」、あるいはエイゼンシュタインのモンタージュという創成期を経て、ドラマトゥルギーへ、そしてCGや3Dなどの技術的な大躍進へとその運命を辿る。そうした映像的、あるいは映画的な道すがら、「映像」という物的な視野は別の副産物をも生み出した。それは「見る」=「映像に残す」ということの客観性ではないか。
本作で、主人公兄妹は、未確認飛行物体をひたすらに「映像に残す」ことに拘り続ける。彼/彼女たちが「見る」ことだけでは現代的な意味での「見る」ことには繋がらないのだ。「見る」ということの証拠として、我々は「映像」を必要とし、そのことが、皮肉にも我々の「見る」ことを定義する。すなわち、「現実に見えるものが見える」のではなく、「映像に残ったものこそが見えている現実である」という奇妙な倒錯なのではないか。この大いなる矛盾は、言わずもがな、現代のSNSやYOUTUBEの渦中に生きる我々であれば、否が応でも痛感したことがあるはずだ。「事実」や「真実」といった言葉はもはや失われ、「映像」こそが「現実」という現代なのだ。
そういった現実、「見る」という行為について倒錯した現実を前に、本作は最大限の抵抗を見せる。終盤、兄弟が、「見ているぞ」とアイコンタクトを交わすシーンは、まさに「見る」という行為そのものの社会性を帯びて、「生きる」ということに文字通り直結して心を打った。この兄妹は「見る」という人間的な行為を持って、社会的に生き、社会的に死のうとしていたのではないか。それは、「見る」という行為を持って、自己と他者を認識し、その境界に「愛」というものを見出す極めて人間的な所作ではないか。我々は「見る」ことによって、人を愛し。「見る」ことによって、人を守るのだ。瞳に映る彼/彼女は自分と違うから。それこそが鏡像認知を持って進化した、我々ホモ・サピエンスだから。
極め付け。妹はラストシーンにおいて、必死に撮影したその「最悪の奇跡」を捉えた一枚を捨てていく。この行動こそが、「映像」あるいは「無限大に拡張した見るという行為」へのレジスタンスではなかろうか。
あまりに長くなってしまったが、それほどまでに、本作は論じるべき傑作であった。「見る」ということ、「映像」という物理、そういう映画の本質に可能な限り迫ろうとした、恐ろしい作品である。
もっと不明瞭な恐怖が欲しかった。
◯作品全体
超巨大生命体や宇宙人よりも人間の方が怖い自分にとっては、「ホラー映画」という括りには当てはまらない映画作品だった。
怖さの方向性が超巨大生命体にしか向かないからこその終盤の痛快さはあるけれど、ジージャンが最初に登場してから最後まで、怖さのベクトルは「超巨大生命体に襲われるのが怖い」という一方向しかない。どういう特性を持っていて、どうしたら助かるのかがわからない、という怖さは確かに中盤にあるけれど、シーンは少ない。やはりどのシーンでも圧倒的な暴力が怖い…ここに行き着いてしまう。それであればやっていることは『インデペンデンス・デイ』とそこまで変わんないのでは?とか思ってしまった。『インデペンデンス・デイ』であれば「物理的に超巨大なアメリカの敵」という構図であるように、「物理的に超巨大なOJ達の敵」が超人的な攻撃を仕掛けてくる、といったような。恐怖の根源があまりにも明瞭過ぎる。
物語に組み込まれた人種差別なんかはあくまで「こういう見方もあるよね」という設定であって、多層的だがそれぞれの層が接続することはあまりない。
じゃあつまらなかったのか、と言われれば、パニック物としては十分楽しめた。けれど、もっとわからない物に恐怖したかった…という感想に尽きる。タイトルのような、純粋にその存在の恐怖からくる「ありえない」という感情をもっと抱きたかったな、と感じた。
◯カメラワークとか
・「日影の怖さ」が上手だった。見通しの良い、まばらな雲と快晴の青空はすごく爽やかな色なんだけど、日影がやってくるたびに不穏な天気のように映る。存在が見えないことの恐怖として上手く演出に使われてた。
◯その他
・中盤あたりからOJがジージャンを把握し始めるのが、見ていて頼もしくもあり、かっこよくもあり。でもそのOJの頼もしさがジージャンの恐怖を半減させていたような気もする。バトルマンガとかでも相手の能力の天井がわからないと「主人公は勝てるのか…?」と手に汗握るけど、主人公が相手の能力を冷静に分析し始めた途端「あ、これはなんとかなるな」と思って手の汗が乾いていく、あの感覚に近い。
・『インデペンデンス・デイ』って書いたけど、ラストでエメラルドが「見たかクソ野郎!」とか言って喜ぶあたりとか、なんかもう人間対超巨大生命体過ぎて『インデペンデンス・デイ』を見ている気持ちになっちゃうんだよなぁ。あのラストのテンションで終わるなら、もっと爽快感あるジージャンへのトドメを描くべきだった。
・『AKIRA』の井上俊之パートみたいなバイクの止まり方してたのが印象に残った。
・なんか服従の関係だったり、人種の関係性があるだけで「作品の下地には差別の歴史が…」みたいな解釈になるの、すごく単純な構図だなあと思ってしまう。まあ差別自体が人間の単純な価値観からくるものだし、それでも良いのかもしれないけれどなんかモヤる…。
ジュープを主役にした方が……
冒頭でチラ見せされる血まみれのチンパンジーや、スタジオでふいに跳ねる馬などは、いい感じで不穏な空気に満ちていた。
つかみがよかったので、”最悪の奇跡”の種明かしはもっと怖いものをついつい期待した。それが、結果的にほとんど怖くないまま終わったので拍子抜けしてしまった。前半、思わせぶりな描写や、怪しいものが近づいてきたと思わせてなんちゃって違いました、というくだりが少し長過ぎて、待ち疲れした。これやあれは伏線で後で何かと繋がるのかな?人間に使役される馬やチンパンジーの怨念による超常現象かな?(笑)と思っていたらあまり繋がらず終いだった。チンパン惨劇の現場で、女の子の靴が立っていたのは何だったんだろう。
物語冒頭で、旧約聖書ナホム書の一節が示される。
「私は汚らわしいものをあなたに投げかけ、あなたを辱め、見せ物にする」(3章6節)
ナホム書は、暴虐により長年中東を支配していたアッシリアがバビロンによって滅ぼされることについての預言書だ。教えを軽んじる尊大な権力者には、神の裁きがくだる。
本編がどこまで聖書を絡めた話なのか分からない。キリスト教を下敷きにした映画では毎回思うことだが、ピンと来ない部分は私の知識不足によるものなのかもしれない。
パンフレットのネタバレ解説をちょっとだけかいつまむと、ヘイウッド兄妹とジューブはハリウッドで「見過ごされた人々」(人種差別で)という共通点があり、チンパンジーはアジア人俳優のメタファーである、だから幼いジューブを襲わない、暴れ出したのはステレオタイプなキャスティングへの怒りを表す、のだそうだ(日本人ライターの書いたものなので、監督の意図がこの通りかは分からない)。ジューブが見せ物として操ろうとして失敗したあのラスボス飛行物体は、あらゆるものを見せ物として消費しようとする人間の欲望ということらしい。非アジア人監督がアジア人のメタファーにチンパンジーを使ったのだとしたらあまりいい気はしないが。
いろいろと合わせて考えると、ハリウッドにおける長年の白人優位の構造にフィクションの中で天の裁きをくだす話、だとか、動物や自分の命を危険に晒す超常現象まで消費対象にしようと集っていく人間の欲望の愚かしさが受ける罰、といった考察も出来るのかもしれない。
なお、監督自身は「自分が見たいのに存在しない映画(中略)とても怖いUFO映画」を撮りたかったと言っている。また、「僕自身とハリウッドの関係にもとづいて」ジュープのキャラクターを作り出したそうだ。ジュープは「ある意味自伝的なキャラクター」なのだという。
個人的には前置きが長くてフェイントが多過ぎたのと、飛行物体の怖さが今ひとつだった(チンパンジーの方がよほど怖かった。目を見なければ襲われないというので怖さ半減。アドバルーンを食べて爆発する最期も何だか地味だった)のとで、単純にあまりハマれなかった。電気屋のエンジェルのキャラはほっこりさせられて好き。最後まで撮影を諦めないヘイウッド兄妹は、現代だなあという感じだった。唐突なAKIRAオマージュには笑った。
むしろ数奇なトラウマを持つジュープを主役にして、ずっとジュープ目線で描いた方がホラーとしては面白そうだ。
OPENするのはNOPE
ネットフリックスにて日本語吹き替え&字幕を表示しながら大画面で迫力を堪能した。メイド・イン・ジャパンのお酒キリン一番搾りが好きな監督&プロデューサーによるSF。猿や馬がキーワードのような、そうでもないような、シンボリック過ぎて理解し難い映画で、人口削減&ライフラインの停止(電化製品使用の禁止)をしてくる謎の存在が登場する。見てはいけない空の大きな謎の物体は、まるで『エヴァンゲリオン』に登場する“使徒”の実写版のよう。無機質なのか生命体なのか最後まで不明。
OJの妹エメラルドが『AKIRA』の金田のようにバイクを乗りこなし強敵に立ち向かうシーンはカッコイイ。
...減少...
得体の知れない存在が大地から人をさらってしまう。さわられた人が死ぬのか生きたままどこか別の場所に移動するのか詳細は謎だが、少なくともその場所からは消えていなくなる。劇中では登場する人物が戻ってくる描写はない。
...現象...
電気が止まってしまう。バッテリーも使えない。手動式以外の電化製品は一切ダメ。「Gジャン」と名付けられたUFOは、馬型のオブジェを取り込んだが吐き出し、人型のバルーンも取り込もうと一生懸命追いかける。
監視カメラを設置したエンジェルのUFOとUAPの話が興味深い。
前2作より微妙に感じた!!
序盤から兄妹にな興味を持てませんでした。話が中々進まず、またロケーションの空気の良さは伝わってくるので、スローペースの良し悪しがありました。UFOの話かと思ったら中盤から怪物でしたとなり、ポカーンとなりました。ラストでやっと動きが見えた様子でしたが、前2作より微妙に感じました。
新感覚ホラー。アニメ好きにも見てもらいたい。
行動範囲が少しでなんというかそんな広い壮大なホラーじゃない。
個人的には新感覚で面白かった。
音が大事な映画ということでイヤホンやヘッドホンがあるといいかもしれない。
エヴァンゲリオンや『AKIRA』オマージュがあるということで、アニメ好きにもぜひ見てもらいたい。
なんとなくわかったらおお~となると思う。
人がなんかするホラーばかり見ていたので、これは新感覚で面白かった。
一番怖いのは人!から脱却した珍しいホラーだと思った。
目的がUFOの正体を録画し、メディアに売れば一攫千金!なのだが、そこは現実的だなと思った。
今日本でも物価高が続きお金欲しさに人をだましたり傷つけたり最悪の場合お金のために人を殺すなんてニュースがある。
この主人公(ヒロイン)は人を傷つけずに、自分でちゃんと稼ごうとするところいいと思う。
ホラー映画でこんなはっきりした爽快エンドあった~!?っていう。
ホラーって怖い世品を楽しんでほしいのかいつも不穏な雰囲気を漂わせて終わるよね。
これは見事な爽快エンド。
サルの事件が実際にあった事件と聞いて2度ぞっとしている。
知らなかった人は見終わった後、考察サイトでまたぞっとすることになってしまうと思う。
最後まで見たけど。
ゲットアウト、アスがとても好きな作品だったため
3作品目と聞き、すごく楽しみに見ました。
UFOがASPという言い方に変わっていることを
この映画で知りました。
未確認生物はいると思って生きているので
違和感なく見始めることはできたのですが
チンパンジーが爆発して人を殺めてしまうシーン等
目を引く部分がたくさんありましたが
どれが何につながっている伏線なのか見つけられず、
一人一人を紹介するシーンごとのような表現もあったのですが、なんだか難しく理解が追いつかずに
未確認生物の撮影に成功して、撃退して
ハッピーエンドみたく終わりましたが
結局死人(?)がえげつないほど出ている件。
いつもは黒人白人差別などがテーマにある状態の作品が多かったですが、今回のこの作品はどこをテーマにしているのか、何を伝えたいのか、考察やネタバレを見て照らし合わせたいと思います。
わたしの理解力が今回の作品は追いつきませんでした。
そのため3の評価ですが、考察、ネタバレを見た後にもしかしたら評価が上がる作品かなと思います。
パニック映画+α
・お父さんが空から降ってきたコインで死ぬ
・どうやら動いていない雲がある
・UFOは船じゃない、生き物だった
・スイカの種を吐き出すようにコインを吐き出している
・旗はそいつの気管につまる
未知との遭遇的なエイリアン映画や、ある種のパニック映画としては、まあ楽しい
ただめちゃくちゃ楽しいかというとそうでもない
よく分からないエピソードが入るし、パニック映画としてはテンポが悪いし最後の対決がパッとしない
なにより主人公たちの動機がなかなか難しい。
みんな死にたくないとか生き延びたい、じゃなくて、撮影したい!有名になりたい!という感情で動いている
・ハリウッドを裏から支えた馬の調教師
・初めて作られた映画だって馬の映画
・その騎士は黒人だったためか全く知られていない
・妹は馬の調教師じゃなく、女優などで有名になりたい
・撮影に囚われるようにして何人かは死んでいく
・最後も写真を撮ったことに対してハッピーエンド感を出している
などなどやたらと撮影する側としてのエピソードが多い
加えて撮られる側だったチンパンジーがブチ切れてキャストを惨殺する話も割とメインで語られる
撮る側の人間と撮られる側の動物(馬、チンパンジー、UFO)
かと思えば、人間だってチンパンジーに見られるし、UFOと目が合えば食べられてしまう
・・・とここまで色々考えたもののだから何?となる
うーん、前回2作の影響でやたらとメタファーを求めて見てしまうのも違う気はするものの、やはり求めてしまう
うーん、わからない
やはり映画はアイデアだ
低予算っぽいんだけど、なかなかおもしろかった。
いつも思うのだが、いいアイデアを思いつく人はお金や道具がなくてもちゃんとしたものを作ることができる。このあたりは自分でも、なにかをするときの言いわけにしないようにしたくて、いつも考えている。
プロットは単純で、牧場をいとなむ黒人兄妹と、近所でウエスタンのテーマパークを経営している中国人の元俳優がいる。
ある日、兄は空に浮いている雲がまったく動かないことに気がついた。実は、その中に未確認生命体が隠れていたのだ。黒人兄妹はそれを撮影しようとして防犯カメラを設置したりする。やがてその生命体が人を襲いはじめる。というもの。
冒頭、エドワード・マイブリッジが撮影した走る馬の映像が出てくる。そう、本作は「映画についての映画」なのだ。プロットは前述したとおりのものだが、納屋の壁が等間隔で隙間が空いていて、そこを移動する人物やものが、フィルムのコマのように見えたり、実際にフィルムカメラが登場したりと、映画にまつわるイメージが大量に出てくる。そういうところもうまくできていると思う。
ただ、ジョーダン・ピール監督は「アス」の時もそうだったけれど、物語の終わりかたが個人的には好きではない。それでもなかなかおもしろい作品を作る人だとは思う
UFO映画ではない
前半はホラー、グロ要素強め、後半はエイリアン。そしてクライマックスはアッサリ。以上と言った感じの映画でした。そして猿の暴走はなんだったんだろう?
緊張感のあるシーンに敢えてギャップなのか挿入歌で流れる ディオンヌ ワーウィックの walk on by がとても良い音だった🎵
プロモーションと実際の内容のギャップ
同作を鑑賞前後で印象が大分変わった。
この映画、一言で現すなら「ジョーズ」であり、パニックホラー系の一作だと思う。
プロモーションが神秘性とかジメジメした感じを演出していたので面食らった人多いんでは?
映画自体は王道パニックホラーなので頭空っぽで見れます。
映像の見せ方やモンスターのビジュアル、キャラクターの描き方は丁寧で良。
面白い or 面白くない、どっちなのか曖昧な感じで終わってしまった…
以前から、予告を見て気になっていた映画でやっと鑑賞することができた。
物語としては、田舎にある広大な敷地の牧場を経営している一家、ある日空から突然遺物が降り注ぐなか父親が致命傷を負い病院へ連れていくが亡くなってしまう所から始まり、その後父親の死と関係しているUFOの形をした飛行物体が雲の合間から現れ、それを目撃した兄妹が動画撮影して儲けようと挑むが、想像を絶する事態へと展開していく。
物語の途中、ドラマの撮影中にチンパンジーが大暴れして人を殺すシーンが必要だったのか、正直なところ自分には分かりませんでした(汗)
最初は招待が不明で、不気味な音が聞こえるなど怖さを感じたけど、後半でその正体が明らかになるのけど、あまりにも無機質的な感じで「なんだこりゃ?!」という心の声が上がり怖さも半減してしまった。
やられ方も、「え、そんなんで終わるんだ…」といったラストだったので、面白かったのか面白くなかったのか、自分でも曖昧なままに終わってしまった作品でした。
理解するには、1回だけでは無理なのかなと思ってしまった。
ドキドキ!
伏線が回収されてないと
思われる部分が
ちょこちょこあったけど
(ワタシが鈍いだけかも💦)
謎の飛行物体
なんなん?
ってとこで
ドキドキして
終始楽しく観ました〜
肝心なとこで
エンジンかからないとか
ギリギリで逃げれるとか
ちょいちょいベタでしたが、
ベタなとこで、
ベタにドキドキ(笑)
移動遊園地?で、
食された後、
家の上から、
不用品と赤い液体
ジャージャー降ってきたのは
オシッコうんちなのかな?
って思って
臭いんだろなぁって
想像しちゃいました😅
映画監督さん?
撮れ高求めすぎて
残念な事になるのは
土石流撮影班を彷彿して
なんだかなぁって
考えさせられました😭
B級映画として面白い
特に有名な役者も出てなくて、いかにもB級映画っぽい作りであるが、SFホラーとしては面白い方かな。
あのチンパンジーの惨劇ドラマと本題の関係は何なのかはよくわからなかった。
オープニングの不穏さが良い
※動物がひどい目に合うのが嫌な方は、鑑賞注意かもしれません。(馬、チンパンジー)
そこまで直接的に映っていなかったので、個人的にはどうにか大丈夫でした…
ジョーダン・ピール監督作品はネットの解説を読むことで背景にある歴史や小ネタが理解でき、作品の面白さが深まるというイメージでしたが、今作も同様でした。
普段から映画のストーリーに疑問をもって検索する習慣の無い人は、「?」を頭に浮かべつつ「UFO映画だったけど、あのチンパンジーは何?」で終えてしまうかもしれません。
不自然に直立した靴や血濡れのチンパンジーといった、視覚だけでもただならぬ雰囲気を感じることができるオープニングが非常に良い。
ラストシーンについて、主人公は生きているのか、それとも妹のイメージが映像化されているだけなのか、という二通りの考察があるようですが、個人的には生き残っている派を押したいです。今作に関しては、完全勝利のハッピーエンドであってほしいので…
不気味さに惹きつけられた!!
空から何が出てくるの?
この猿はなに!?
とハラハラ見てたら一気見してしまった
すごい楽しんで見てたのに、
見終わってから訳わからないことが多すぎた!
色んな人の色んな解釈を調べまくり
なるほど…
とある程度はわかった気に。
でも立ってる靴とか
勢い込んで出てって喰われたカメラマンとか
まだまだわからないことが多すぎる!
もう一回見て自分なりの解釈を見つけてみたいと切実におもいます
あと血が降り注ぐところはシャイニングを思い出した。普通にホラーだったもので、前情報なしで見たからびびりまくり!
「空の中」に棲むモノ
『ゲット・アウト』のジョーダン・ピール監督、SFXを駆使したモンスターホラー。
グロシーンありなのでご注意を!
【ストーリー】
動物タレントをテレビなどのメディアに出演させる牧場を営んでいるOJとエメの兄妹。
父が空から落ちてきたコインに当たるという謎の事故で死んでからは経営が上手くゆかず、隣にできた西部開拓時代のテーマパークに少しずつ動物を売りながら、どうにか牧場を延命させてきた。
牧場周辺では家畜が犠牲になる事件が増えており、夜にパトロールをしていると、いつのまにか厩舎を逃げ出した愛馬と、発光しながら雲間からのぞく巨大な飛行物体が。
——俺たちの頭の上に、何かが棲んでいる……!
空に異変があると勘づいた二人は、監視カメラを設置する。
その何かは、雲に隠れ、人や動物を喰う。
どうにかその生物をカメラに収め、助けを求め、あわよくば一攫千金につなげたい二人だが、そいつ「ジージャン」が近づくと全ての電子機器から電源が落ちる。
打てる手が尽きる中、「ジージャン」はついに本格的にその地の彼らを喰らい尽くす動きを見せる。
その最初の犠牲は、テーマパークのショーのキャストと、すべての観客だった。
「ジージャン」が食欲に狂乱し、牧場どころか家も出られない状況がおとずれる。
八方塞がりの中、兄妹とカメラの設置をした販売店店員のエンジェル、そして最初は撮影の要請を断ったが、信憑性高しと仲間に加わったホルストが、数少ない情報からその生態を分析し、手回しアナログフィルムカメラを使った決死の撮影計画を練るが——!
空に棲むUFOが異星人の超科学宇宙船ではなく、巨大な生物というアイデアは『図書館戦争』の有川浩のデビュー第二作目の『空の中』を思わせます。
あちらは不可視の超巨大知的生物でしたが、こちらも負けずに不気味な巨大生命体です。
その姿はアダムスキー型UFOに似て異様で、習性は貪欲にして狡猾、非常に厄介な生物です。
巨大生物でホラーを撮ると、某連作シャーク映画のように出オチになりがちですが、そこをストーリーテリングと演出で支えるのはさすがの力量。
一気に全容を見せず、徐々にその生態を明らかにしつつ、恐怖をあおります。
本格的に主人公たちをターゲットにすると、開放的なはずの広大な土地と空が、恐るべきジージャンの、逃げ場のない狩場であることをくり返し観客に突きつけてきます。
対するOJたちは、地形や設備を利用して謎の生物の攻撃を何度もかわし、ついに生き残るために反撃を決意。
クライマックス、何度も心を折られながら、4人がお互いを囮にして「ジージャン」を翻弄し、全力で戦う姿が熱く心に迫ります。
すべてが終わって、廃墟となった我が家と人の消えたウェスタン・テーマパーク、時間の止まった美しき風景が、安堵と失ったものの大きさを突きつけてきます。
役者陣も実力派を取りそろえ、なかでもウォーキングデッドのグレン・リー役のスティーヴン・ユァンがテーマパークのオーナーとして出てきたときにはテンションプチ上がりました。
あと子役時代の子、ユァンに激似。
あっと驚くアイデアと、幾重にも伏線が張り巡らされたストーリーの、非常に完成度の高いホラー・エンターテインメント映画です。
社会風刺の詰め込み映画
鑑賞後の気持ち
風刺の仕方や演出は面白いと思ったが、一本の映画としての出来は悪いと感じた。
鑑賞後の心の変化
動物は大切にしよう
鑑賞後の行動の変化
映画のレビューを見るのはやめよう
好きなシーン
チンパンジーが暴れてるシーン
嫌いなシーン
チンパンジーが射殺されるシーン
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