「変化球過ぎて戸惑った」NOPE ノープ keytonさんの映画レビュー(感想・評価)
変化球過ぎて戸惑った
『ゲット・アウト』『Us』とシニカルなホラーで有名なジョーダン・ピール監督の三作目。
PVを見た感じはこれまでとは違った雰囲気で、UFO前面のSFチックなホラー映画になっていた。
そして待ちに待った公開日にIMAXで観賞して観て、私は映画監督という職業は本来自由に好きなものを撮っても許される職業なんだと改めて知りました。これまでの作品と比べて血や人種差別はやんわり程度で、私は恐怖感を味わうために期待しましたが予想とは大きく違っていて困惑しました。
「ジョーダン・ピールといえば...」と決めつけいた自分が悪かったんですが、過去作に縛られず自由な発想で今作を監督は作ったんだと思えば結構面白かったし、考えさせられる映画でした。
ストーリーは馬牧場経営に苦しんでいる兄妹の前にUFOが襲来し、馬や人々を吸い込んでいくのを目撃したその兄妹はそのUFOを自分たちで撮影して一攫千金を狙う、というシンプルな物語。
最後はスッキリ完全燃焼で幕を閉じ、これまでの作品と比べて後味の良い映画でした。
一番驚いたのが、某アニメの某使徒やキリンビール、そしてアキラのバイクスライドシーンなど日本のカルチャーが取り入れられていることにびっくりしました。
IMAX→通常版の二回観賞しました。UFOの大きさやアメリカの広大な荒野を味わいたいならIMAXがおすすめです。個人的には一回目通常版で全体を把握してから二回目IMAXで存分に味わうのもお勧めではないかと思います。
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