「ブルーゴールドは蛇足だったかな」七人の秘書 THE MOVIE 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)
ブルーゴールドは蛇足だったかな
2022年映画館鑑賞57作品目
10月31日(月)イオンシネマ石巻
ハッピーマンデー1100円
テレビドラマ未鑑賞
監督はテレビドラマ版も演出した田村直己で映画監督は初めてのようだ
『サラリーマン金太郎』や『ドクターX ~外科医・大門未知子~』などを手掛けたテレビ朝日の演出家
脚本は『東京タワー(2004年)』の中園ミホ
テレビドラマでは『ハケンの品格』『花子とアン』『ドクターX ~外科医・大門未知子~』
今回からの舞台は信州
牧場やステーキハウスなども手掛けるリゾート開発企業アルプス雷鳥グループ
メンバーの一人がここの次男と結婚することになったが雷鳥グループお屋敷での結婚披露宴当日に牧場で火災があり次男は行方不明になる
影の秘書軍団
正義感に燃えるエージェント
七人の秘書が悪者をやっつける痛快活劇
女六人に男一人
男が年長者でリーダー格
女六人に一人はおばさんだがあとの五人は比較的若い
女六人は多い気がする
『チャーリーズエンジェル』みたいに三人くらいがちょうど良い
『女子ーズ』は五人だがああいう話だからまあいいさ
『七人の侍』『荒野の七人』はみんな男だし『七人のオタク』七人中五人が男
SODやアリスJAPANなどAVの企画モノで女優七ないし六人は贅沢な気もするが実際観ると多過ぎて食傷気味になる
乃木坂46全員でステージとなるともはや気持ち悪くそんなときは推しメンの秋元真夏しか頭に入れないことにしている
テレビドラマは全く観ていないのでこの七人のことはよく知らない
秘書だが秘書である必要があるだろうか
普段は秘書でなくラーメン屋の客ではないか
秘書という仮の姿だけでなくクラブのホステスとかマスコミ関係にも扮して諜報活動
おばさんは秘書でなくメイドだ
サスペンスとかミステリーにジャンルづけされるのかもしれないが謎解きの要素は乏しい
かまびすしい女子たちのやりとりはあるがコメディー要素は乏しい
彼女たちのアクションはクライマックスにあるが岡田のアクションを観たあとだとかなり薄い感じ
ハイキックは見栄えがいいが実用的ではない
初代タイガーマスクはローキックやミドルキックだ
ハイキックで笑いが取れるのは円楽師匠が出演した「気持ちよか」のCMくらいだろう
ここ数年というより今世紀に入ってからかもしれないがテレビドラマの劇場版が多く制作されている
映画会社だけでは映画が作ることは難しくテレビ局とかが関わらないとダメなのが影響しているのかもしれない
テレビドラマの映画化といえば古くは『フーテンの寅さん』『私は貝になりたい』だが昔は今ほど無かった気がする
たぶんテレビドラマの方は劇場版より面白いんだろう
キン肉マンも映画の方はどれもこれもいまいちだった
七菜は千代を先輩と呼ぶ
千代さんではなく望月さんではなく先輩
高校や大学じゃあるまいし社会人になっても歳上を先輩と呼ぶ人は嫌いだ
体操着にブルマ姿のコスプレで若い女に「先輩」と呼ばれると興奮する男もいるかもしれないが甘えられるより甘えたい自分はうざく感じてしまう
ウルトラQで万城目を先輩と呼ぶ戸川一平を思い出した
途中まではまあ星3かな思ったがブルーゴールドあたりがあれあれって感じになった
実績がある脚本家にしては下手くそだなと
バリバリ働きすぎで疲れちゃったのかな
影の秘書軍団の一人で元銀座のホステスの望月千代に木村文乃
影の秘書軍団の一人で秋田県出身の照井七菜に広瀬アリス
影の秘書軍団の一人で空手の有段者で子持ちの長谷不二子に菜々緒
影の秘書軍団の一人で日本人と韓国人のハーフでハッカー担当の朴四朗(パク・サラン)にシム・ウンギョン
影の秘書軍団の一人で剣道の有段者で裕福な家庭で育った風間三和に大島優子
影の秘書軍団の一人で家政婦の鰐淵五月に室井滋
影の秘書軍団の一人でラーメン屋「萬」の店主の萬敬太郎に江口洋介
信州のラーメン屋「味噌いち」の経営者で九十九ファミリーから離れた道山の長男で今回の依頼主の緒方航一に玉木宏
雷鳥牧場を経営している九十九ファミリーの次男・九十九二郎に濱田岳
九十九ファミリーの養女でアルプス雷鳥グループの顧問弁護士・九十九美都子に吉瀬美智子
九十九ファミリーのドンでアルプス雷鳥グループのCEO九十九道山に笑福亭鶴瓶
九十九ファミリーの三男でステーキハウス経営者の九十九三郎に内村遥
九十九ファミリーの四男でグループ会社経営者の九十九四郎に岐洲匠
九十九ファミリーの五男でまだ幼い子どもの九十九五郎丸に川原瑛都
牧場の労働者に中本賢
医師に野間口徹
長野県知事に半海一晃
代議士に光石研
元財務大臣の粟田口十三に岸辺一徳
ナレーションに岩下志麻
あと赤青黄色ってサンバルカンかよ