「ぐいぐい。」ノースマン 導かれし復讐者 masayasamaさんの映画レビュー(感想・評価)
ぐいぐい。
歴史、ファンタジー物の弱点は話が大体初めに予想付く事と、ちんたらしちゃう事なんだが、、、エガースはテンポ良く、強力な絵力とリアリズム、たまに入る幻想的なカットで137分振り抜いた。まったく眠くならなかったよ。
彼の映画は考証を徹底的にやるので、アシスタントやスタッフがたいへんだと言う話はよく聞くが、今回は更にこの規模の大きな撮影をワンカメでフィルムで撮るという、ハリウッド産業合理主義に真っ向から対立したやり方をとったらしくww。色々な監督がいて映画は楽しいなぁ。
本作はエガースの長編3作目だけどニコールキッドマン絡んでていい仕事してます。彼女は若手監督先物買の鼻が効く人で、ラースフォントリァやヨロゴスなどメジャーへの橋渡しを積極的にやってるように見えます。
凄く映画すきで若手の映画たくさん見て、ラブコール送ってるんだろうなぁ。
アーニャもデビューがエガースのThe VVitchで、信頼関係は良好。あっという間にスケジュール取れないメジャー俳優になってしまったが、今回の役は彼女のために書いた、、、とか言われたら出ない訳にはいかない。
制作にも絡んでる主役のスカルスガルトも含めて首脳部の結束は硬い。「役の名前が熊だから熊になる様に演技した」そうです。いい人そうで草、、、あの盛り上がった猫背はそんなイメージか。
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