「「神々のいただき」と両方見るのがおすすめ。」アルピニスト yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
「神々のいただき」と両方見るのがおすすめ。
今年204本目(合計480本目/今月(2022年7月度)16本目)。
こちらは参考作品と違い、明確に実在する人物を描いたドキュメンタリー映画なので、あることないことは書けない映画です。
日本ではコロナ事情もありますが、日本国内ではこのようなタイプのスポーツを楽しむという概念がないですし(富士山ですら、そういうスポーツを想定していない)、大半は(コロナ事情よりも前は)外国で活躍するのが当たり前だったようです。
本当に淡々と進むドキュメンタリー映画ですが、山岳の厳しさを見ることができた、という点で非常に良い作品だな…というタイプです(案外、こういう映画は数が少ないし、放映されても本数が極端に少なかったりする。大阪市でも1日3回放送)。本当に数が少ないので気になったらおすすめ、といったところです。
映画自体がドキュメンタリー映画に属する上に、生まれから偉業を成し遂げるまでずっと時系列的に物事が進むのでネタバレという概念が存在しにくい一方、あれこれ書き始めるとネタバレになりかねず、これまたレビューが難しいです。
ただ、「神々のいただき」と違い、いわゆる「高度恐怖症」の方にはみていてつらいかなぁ…というのは思いましたが、この手の映画は程度の差はあってもそうなるのは仕方がないし、そこは減点対象にはしづらいでしょう。
特に減点対象とする根拠はないのでフルスコアにしています。
もしみられるなら前日でもよいので、youtubeなどでこういうタイプの登山家の軌跡を描いた動画を1,2本見ていればだいぶ理解度は変わる(ただし、映画内では専門用語が連発されないように字幕上配慮されている)印象です。