「主演女優勝ち」女神の継承 soleilヾ(´ε`○)さんの映画レビュー(感想・評価)
主演女優勝ち
ドキュメンタリー仕様。
タイ奥地の巫女の姪っ子(ミン)が「女神(バヤン)」の巫女を継承すべく通過儀礼の体調不良になったのかと思いきや、話が進むにつれて、別の何かに取り憑かれていることがわかる。
邪悪なソレは、巫女の姉が結婚した旦那の先祖が首を刎ねまくった者たちの恨みが積み重なったモノで、姉はなんと巫女を拒んだから、
母はバヤンから
父は首を刎ねられて殺された者達から
子孫がみんな不幸になるようにとものすごい恨まれてミンが犠牲になっちゃう、最大級のとばっちり物語。
んで、邪悪なヤツを退治すべく一致団結するも結局巫女は儀式直前に不審死&占いに参加した人達&家族&撮影クルーも1人残らず死んで終わり。
いや、ミンは生きてるのか、あれ生きてるって言うの?
ラストシーンは、巫女が「バヤンを感じたことない」っていう衝撃の告白で終わる。
継承したものなど、なにもなかったんじゃん。こわ!!
ドキュメンタリー仕様で進むので飽きずに見れるけど儀式前の何日間は長くない?てか、あんなに奇行繰り返してるんだからガッチリ体固定すればいいのに。
無防備すぎない???
みなさま書かれてるように、いろんな作品の手法がごちゃ混ぜだけど取り憑かれたミンの演技は素晴らしい。最初の真面目なほんわかお姉さんからの変貌がすごい。
なんだかんだでクライマックスまでは引き込まれたけど、儀式の途中で家に閉じ込めてるミンの部屋から赤ちゃんの声がする!ドアを開けて!っていうパン(ミンの義叔母)がベットをろくに確認せず、撮影クルーもはよ目視確認すればいいのに撮影ばっかしててドア開けてさっくり殺されちゃうところくらいから、
「え?そんなことあります?てかバカすぎない???」
「儀式の時、なんで撮影クルーだけおかしくならないの?電気消えたならすぐカメラのライトつけるだろ?」
「命からがら逃げてるのに撮影にこだわりすぎじゃね?カメラ放り出して逃げるだろ!」
とか、ツッコミどころが多すぎて興醒めしちゃったなー。
そんでもって撮影クルーの人数多すぎじゃない?