「個人的に失敗してしまいました」女神の継承 nakadakanさんの映画レビュー(感想・評価)
個人的に失敗してしまいました
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庶民的な中年女性祈祷師の日常を追うドキュメンタリー。
という体で、日常と非日常が混沌と混ざり合っている、日常の中に不穏さや邪悪さが色濃くなってゆく様子が印象的でした
やはり俳優陣のリアリティある演技も合わせ、緊迫感があり良かったです。
とは言え個人的には、自分が酔いやすい体質であることを忘れて観てしまい、失敗したなと。
POV手法とは知っていたものの、「哭声」からの企画ということで興味を持っていたこともあり、観に行ってしまいました。
カメラの手ブレのため、後半は酔って気分が悪く、怖いも何もありませんでした。
後半は怖さはともかく、意外に何でもありなアグレッシブな、どこかで見たようなホラー展開だと思いました。
しかし、得体の知れない不気味さや、信仰の曖昧さなど、いい意味でモヤモヤはさせられました。
女神の存在についての考察なども、ネットの考察サイトを見たりもして、楽しめました。
途中まで、ミンに憑こうとするもの=悪霊=女神かなと思いながら観ましたが、呪いの悪霊と女神は別物、しかし女神も実は悪霊と同じようなものなのか、と解釈しています。
酔っていない状態なら、もっと怖く面白く観られただろうにと思います。
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