「祈りとは愛である」女神の継承 天丼さんの映画レビュー(感想・評価)
祈りとは愛である
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祈りの先に救いがなくても私達は祈るしかない、なぜなら祈りは愛だから。
崇めている神は良いか悪いか、月日の流れで神の存在意義は変わるし儀式の意味も変わる。
呪詛でもそうだけど神は良い所と悪い所がある。だから崇めて鎮めて敬って良いところだけ享受出来るように儀式を行い依代を用意し手綱を握る。良いことも悪いことも全て神の采配となる。
最後のインタビューでニムは己が女神の存在を感じられない=自分に女神が継承されてないと嘆いたが、それは違うと思った。ニムに女神が継承されていなくても祈祷師としての能力や技術は持ち合わせていたし、女神をちゃんと愛していた。
ニムはノイによって巫女の役割を押し付けられていた事を知っており、それでも巫女の役目を果たそうとしていたが元からある自分の力への疑念が濃くなり神への信じる力=愛が揺らいだため、女神の御加護が弱まり悪霊たちにより亡くなってしまったのだと思う。
ラストの伏線回収。
とても良かったです。
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