「心臓止まるかと思った」女神の継承 keytonさんの映画レビュー(感想・評価)
心臓止まるかと思った
國村準さんがナレーションしているのを見て、おもしろそうだったので鑑賞しました。結果、あるシーンで映画館の席をのぞけりました(笑)暗闇の中の定点カメラの下りは怖すぎた。前半の女神バヤンの巫女二ムさんの流れはほぼドキュメンタリーで、思ったより怖くないなぁ~なんて思っていたら姪のミンが悪霊に憑りつかれるのを機に一気にホラー(ホラーと呼んでいいのかわかりませんが)演出満載で正直「勘弁してくれー」と思わせる内容でした。
フィクションでありながらタイの民族信仰を深く研究して映像化した映画で、特に現地の音楽団と協力して女神バヤンを祭る歌を創り出したのはすごい。しかし、何といってもミンを演じたナリルヤ・グルモンコルぺチさんの狂気的演技は圧巻。首はカクカク動くし、類人猿を思わせるような歩行は脳裏に焼き付くほど怖かった。
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