「何かに打ち込む姿はカッコ良い」雄獅少年 ライオン少年 ゆり。さんの映画レビュー(感想・評価)
何かに打ち込む姿はカッコ良い
私はお祭りに命を懸けるとかお神輿を担ぎにあちこちへ出向く人の気持ちが分からないタチなので、本作もストーリーには期待せず、ポスターの絵が綺麗なので観ることにしました。が、映画館で観ないのはもったいない作品でした。
獅子の動きは緩急があってアジア人ならではのキレの良さがちゃんと表現されていてすごくカッコいいです(ディズニーに出てくるアジア人は動きがひらひらしてたりしますから)
修行する様子はジャッキーチェンの映画みたいです。獅子舞の競技会はサスケみたいで胸アツでした。
また、社会の厳しさや挫折、青春のほろ苦さなんかもあります。
おばさんになると、この作品、地方で貧困から抜け出せずにくすぶってる若者のガス抜きに利用してるんじゃないでしょうね、とか勘ぐりたくなるんですが、題材は昔からの伝統行事なので、余計な事は考えずに楽しんで観るのが正解だと思います。正直、悔しいけど、中国アニメ凄いです。
ストーリーも面白いし、アニメーションもディズニーに負けていないので、もっとたくさんの人に観てもらいたいです。のんのジュディマリみたいな主題歌も良い感じなので、最後まで観てください。
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もりのいぶきさんのコメント
2023年6月18日
ゆり。さん、コメントありがとうございます。
少年チュンの挑戦を後押ししようと、一人また一人と
他チームの応援の太鼓の数が増えていく最後の場面。
気がついたら、太鼓に合わせて 足がリズムを刻んでました。
今思い出しても胸が熱くなるシーンです。
観客賞。いいですね。あげたいです。