ゴールデンカムイのレビュー・感想・評価
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原作ファンです。
そもそも僕は実写化の否定派ではありません。
そして公開前のビジュアル公開の時からもう成功の予感を感じていました。
そうなってくると、自分の高くなったハードルを如何に超えてくるかが懸念点ではありましたが、そんなモノ易々と超えてきました。最高の映画です。
山崎賢人さんが杉元役の時点で少し雲行きが怪しいかな?と思っていましたが、ただの杞憂でした。想像以上に杉元で、ギャグシーン等は大袈裟ではなく、凄く繊細に杉元を演じてらっしゃいました。
原作で1番好きなキャラは鶴見中尉なのですが、見た目は良いものの、少し実写では喋り方等に狂気さが足りないかな?とも思いましたが、解釈別の鶴見中尉と考えれば、凄くしっくり来ました。特に「蝋燭ボリボリしちゃおうか」のシーンは最高でした。鶴見中尉のふざけているのか定かでは無い狂気の演技は、周りの隊員の慣れた様な反応がシュールさを引き立てており、最高でした。
総じて言えることは、映画としても、ゴールデンカムイとしても感服です。最後の囚人達のカットが、早く続編が見たい!と思わせてくれる要素になっており、益々楽しみになりました。
面白いが、本気度が足りない
すず推しの俺なので山﨑賢人は気になる存在。いい歳のジジィなので嫉妬するというよりはすずの彼氏として相応しい活躍を願ってます(笑)
それはともかく“キングダム”が望外に面白かったので、大作っぽい本作も何となく期待をはしつつ観賞。
ところで、本作をこれから観る方は知った上で観て欲しい(俺は観るまで知らなかった)ので最初に書いてしまうけど、本作は完結しません。シリーズ化有りきの作品です。一応の区切りは付けてはいるけれど。
【物語】
日露戦争で203高地の壮絶な死闘を生き抜いた元陸軍兵・杉元佐一(山崎賢人)。 帰還後とある事情を抱えた彼は一攫千金、砂金を求めて北海道に渡る。川で砂金を探していたとき、居合わせた男からアイヌ民族から奪った大量の金が今も北海道のどこかに隠されたままだという話を聞く。アイヌを殺して金を奪った男は投獄された網走監獄の中で、金の隠し場所を示す入れ墨を24人の死刑囚の体に彫って彼らを脱獄させたのだという。 24人全員の入れ墨が揃って初めて隠し場所を示す暗号が構成されるとも。
その話を聞いた直後に杉元はヒグマに襲われる。 絶体絶命の瞬間にアイヌの少女アシリバ(山田杏奈)に救われる。杉元は聞いた話をアシリバにすると、金を奪った男に父親を殺されたと彼女に聞かされ、その話は真実なのだと確信する。
金を奪った男は金の在りかを知っているがために今も死刑は執行されずにいることをアシリバに説明し、金を見つければ死刑が執行され、父の敵討ちになるか手を組んで金を探そうとアシリバに持ちかける。アシリバは人を殺さないことを条件に提案を受け容れる。
杉元とアシリバは小樽で情報収集を始めるが、彼らと同じく金を探している陸軍の一部や(今は散り散りになっている)脱獄囚に命を狙われる。杉元とアシリバは何度も窮地を乗り越えながら絆を深めて行く。
【感想】
ストーリー展開は大ヒット作が原作ということだけあってかなり面白いと思う。
が、全体としての出来は「悪く無い」程度か。
ついついキングダムと比較してしまうが、制作陣の力の入れ方がキングダムほどでない。
「もう少し本気でやればな」と感じてしまう。 例えば雪山のシーン。 実際の雪山でもロケしているようだが、ぬるい。 どう見ても春の山だ。冬の厳しさが伝わって来ない。 ヒグマまで登場させて、厳しい蝦夷の自然との闘いも描きたいなら真冬の雪山で吹雪の中で撮れと言いたい。
それをやったのが約半世紀前に撮られた“八甲田山”だが、本当の真冬の雪山で撮ったからこその迫力が感じられる。15分でいいから本気の雪山シーンが挟まれていたら作品の迫力が全然違ったはず。
アイヌについても、エキストラで良いからホンモノのアイヌ民族の人達を使って欲しかった(それっぽい人も一人だけいたが)。こういうところにも本気を出して欲しかった。
アメリカ先住民と白人の関係を描いた“キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン”を見習って欲しい。
アシリバ役山田杏奈も笑えるほどアイヌっぽくない。アイヌって彫が深いし、肌の色が濃い。山田は真逆の感じ。「もう少し近い女優は居なかった?」と同世代女優の顔を思い浮かべたが、・・・
いない(笑) アイヌの人達からオーディションして抜擢しない限り無理か。
実質W主演キャストなので、それもなかなかそれも難しいか。
仕方ないとアイヌっぽくないことを忘れると、山田杏奈が段々可愛く見えて来た(笑)
アイヌっぽくはないけが、アイヌ装束は良く似合っている。
最後に、
いつも文句を書くのだけど、制作会社は本作のように1作で完結しない作品は観る人が分るように“前編”とか“〇〇”編とか明記しろと言いたい。最後まで観て「あれ完結しないのか」となるのは詐欺同然。俺の場合、中盤で「ああこれ絶対金を見つけるまで行かないな」と悟ったが、 それでも完結すると思って観始めたことが腹立た
面白い、のは面白いけども
期待し過ぎた感は否めない。
原作は既読、昨年末にも通しで読み直し復習済み。
制作時は原作信者から不安の声が相次いだのも知っていたため、蓋を開ければ評価高いのを見て、油断し過ぎたか?
まず、不安視されていた衣装のコスプレ感について
杉本!特にお前はあかんやろ!
二百三高地を生き抜いた先に、その小綺麗な軍服はどう解釈したら良いの?
先週作って、ちょっと汚しときました〜
が見え見えのまま、後処理で公開時にはリアリティを出しているのかと思いきや、撮影時の事前公開カットそのままやし。
最後の雪原シーン、役者さん2人の演技はとても良くて、感動のシーンなのに、制帽の黄色帯が綺麗に光って萎える。
素人でもすぐ目につく、最低限のリアリティは確保して欲しかった。
ただ、役者さん達は本当に頑張っていて、アシリパさんなんか本当にハマり役。橋本環奈だとコメディ感強過ぎたろうから、山田杏奈から感じる意志の強さと弱さや、天真爛漫さと儚さのバランスなど、非常によく表現されていたのでは無いジャろうか。
↑唐突なキャラ変
彼女のキャスティングは本当に正解。というか、この映画キャスティングがめちゃくちゃ素晴らしい!
そして、期待を上回って上官の指から団子から、主人公まで喰いまくる玉木宏!
脳汁はご愛嬌として、串刺しや、落馬直後に全力疾走するシーンの再現度よ。
特徴的な美声も、鶴見中尉の部下を洗脳する語り口調にハマりまくりまクリスティー!
ボキの蝋燭もボリボリして〜
そしてそして、出てきただけで空気を変える、往年の昭和銀幕スタァの輝きと昏さを纏った土方の立ち姿。
館だけに!←確実な蛇足
和泉守兼定の今後のご活躍を、期待せずにはおれん。
白石と牛山は、もちろん大好き❤
尾形もイイよ、銃剣の近接戦シーン良かった。月山も見せ場あって良かった。
そして谷垣!次回作ではもっと太ってて欲しい。
とイイとこ沢山あるんだけど、杉本なぁ。
山崎賢人は好きな役者さんだし、応援したいけど、どうしても信がチラつく。
長瀬君が居てくれたらなんて、無いものネダリしちゃう、抑えられないこの気持ち。誰かに届け❣️
といったキモい感想は置いても、日本映画の限界というか。
シリーズ化するなら余計に、数字持ってる俳優さん使わざるを得ないんでしょうけど。
新しい息吹きを感じたかったな、彼にはキングダムがあるじゃん。という、抑えられないこの気持ち。二回目
あと、個人的に1番残念だったのは、ヒグマ❗️
なんやあの、覆い被さってくる巨大なヌイグルミは⁉️
明らかに柔らかくて、軽いヌイグルミの下から這い出てくるコスプレした山崎賢人。
いきなりコント見せられても困るんよ。
あのシーンだけは撮り直しというか、CG後処理で何とかならないのかしら。流石にあれ編集時点で誰かSTOP掛けなかったの?どうなってんの?スタッフぅ〜
という、大まかな不満を吐き出した所で、ハタと気づく。
ハタ坊この映画好き❗️
山崎君もホントは好き❣️頑張って欲しい。
アラフィフの私もガンバ、ガンバ大阪⚽️
ガンバ大阪で終わるべきか2時間考えた末、冷静になると恥ずかしいので総評。
全体的には良くまとまっていて、アイヌ古潭や雪山、小樽市街のシーンなど、情景描写も秀逸な、とても良い映画体験でしたョ。
役者さん達もそれぞれハマっていて、ほぼ全員に見せ場のシーンがあり、マキタスポーツにも。
レタラには違和感ないのに、何で熊は、、とは思いつつも、原作信者も見て損なし!次回作もオラ絶対観ちゃう!
終わり
最高の実写化です
原作ファンは間違いなく楽しめるはず
素直に面白い。キャスティングもいい。ただ残念なのは……
アイヌの埋蔵金を巡るバトル!
日露戦争の激戦地で敵陣への突撃から負傷しながらも生還した「不死身」の杉元佐一。
戦後北海道の地で耳にしたアイヌの埋蔵金の秘密を網走刑務所の脱獄囚たちが握っていると知り、
埋蔵金を求める他の勢力との壮絶な戦いが幕を開ける――
(※漫画・アニメ未履修者の感想です。原作との差異に基づく評価ではありません)
野田サトルが週刊ヤングジャンプにおいて連載していた漫画の実写映画化。
既にテレビアニメ化も果たし人気を博している。
感心したのはとにかく北海道の先住民アイヌの文化・風習に対する詳細な描写に驚かされた。
自然を喰らい頂く者としての感謝や畏怖、ルールには自然と共に生きる人の知恵を垣間見た。
杉元が出会ったアイヌの少女アシリパの狩猟の民としての知恵がサバイバルバトルにおいて存分に活かされる。
主人公である杉元をはじめてとして脱獄囚やそれらを追う他の勢力など一癖も二癖もある登場人物が繰り広げる争奪戦が痛快でおもしろい。
莫大なアイヌの埋蔵金を狙いさまざまな勢力が参戦し、誰が一番先に埋蔵金を手にするのか。
次作以降も厳しい北の大地を舞台にした熾烈な争いが期待できる。
戦争体験のシリアスさ
原作マンガ未読、アニメが大好きな者です。
ハードな面と変態レベルのギャグの面を併せ持つ超個性的な世界観は、実写にするのは無理ではないかと心配していました。
が、とくに日露戦争シーンの銃撃・砲撃の迫力は実写ならではで、登場する男達が皆、なんだかんだ言いながらも日露・戊辰戦争を引きずって生きているんだと実感できました。
原作へのリスペクトは十分感じましたが、アニメほどギャグシーンが印象に残らず、
けっこう真剣な物語として見ごたえがありました。
ヒグマが怖かったです。気がついたらすぐそこにいるというのもリアルで、現在日本中でクマ被害のニュースを見聞きするので余計おそろしかったです。
あと、偶然最大寒波がきた日に観に行ったので、北海道の凍える寒さが想像できて、舞台の自然環境の過酷さを思いました。
出演者のキャラ再現度も高レベルで大満足です。が、鶴見中尉の声が私の頭の中では大塚芳忠さんで固まりすぎていて、切り替えるのが大変でした。
キャスティングはバッチリ!
原作、アニメともヒット作で、さあ実写は?と懐疑的でしたが、大変良く出来ています。
まずはキャスティングですね。舘ひろしの土方や、玉木宏の鶴見中尉、は想像通りの出来です。土方は次回作ぐらいが、もっと見せ場があるかな?
山崎賢人の杉本も、充分。やや童顔なので、もう少し頼りない不死身ですが、キングダムの「わらべ信」とは体が違いますね。
で、何より心配だった山田杏奈のアシリパちゃんは、見事にアシリパちゃんになっていました。この子の童顔っぷりたいしたものです。小柄ではないのですが、まあ顔とお目々が丸いこと、丸いこと。原作のイメージを損なうことなく演じていました。
個人的には、白石役の矢本悠馬を久しぶりに観ました。「ちはやふる」の西田くん、「君の膵臓を食べたい」のガム君、が私にとってはツボでした。その後、縁なく観ていなかったのですが、結構、青春ものに出ていたのですね。いや〜、白石役はピッタリです。
ともかくアシリパちゃんが大丈夫なので、この先も安心して観れます!とはいえ、山田杏奈も23歳か〜。長い連作になるでしょうが、今のままでいて欲しいですな。
作品自体は原作に忠実ですが、普通ですね。冒頭の二〇三高地のシーンが大人しく、グロに振っておかないと、このあとのエピソードが微妙だな〜と思っていたら、少し頑張っていました。二階堂の耳そぎはこの後だっけ?
大成功!
この映画の制作に際し、動物への危害は加えられておりません
原作既読(うろ覚え)
キングダムに加えて、ゴールデンカムイシリーズも受け持つなんて、山崎賢人くん身体張りすぎ。
たぶん無いだろうけど実写ジョジョの続きも私は待ってるよ…
実写化の話を聞いた時はどうなるかと思ったけど、いざ見てみると悪くなかった。
アクションも良かったし、アイヌ語をテロップで補足してくれるのも助かる。レタラかわいい。
キャスティングも無理なく原作に寄せてて好印象。鶴見や二階堂は完璧だし、配役知らずにポスター見て「オイ、お前白石だろ」って思ちゃうほど矢本悠馬も良かった。欲を言えば土方役は田中泯さんが理想だったけど…館さんも十分お似合いでした。
ただ、シリーズものの一作目感が強くて1本の映画として見ると少し物足りなさはあるかも。舞台の説明とメインキャラクターの紹介で終わってしまった印象。
分かりやすくまとまって良く出来てたけど、実写にしたことでの加点はないかな。。
続編の制作も当然あるんだろうけど、ここからキャラも増えるし人間関係もストーリーも複雑になって面白くなる分、作り手の難しさも増すだろから今後に期待。
アシㇼパさんそのまんま!
味噌
2024年劇場鑑賞4本目 佳作 59点
原作未読、作品の存在は認識していたのと猫のようなバブみが強い山田杏奈目当てで鑑賞
各映画サイトの好評価と巷でキングダムを超えたと謳われていたので足を運びましたが、うぅ〜ん、、、振り返ると個人的には無しかなぁ
権力のある囚人が脱走する囚人の背中に金の在処を記して逃がし、生かさないと地図が完成しないという設定はよく考えたなぁと思ったけど、このテーマを映画に落とし込んだ時に一話完結ものでは不可能だし、続編にしても代わり映えがないというか、キングダムに比べて主人公の成長や物語としての盛り上がり方が難しいなと思った
この先の展開は勿論知らないし、正直続編ありきの作り方だけど個人的にはもう見ないかなぁ
後は随所に笑いを誘っているような演出が、もうずっと寒かった、普通に幼稚だし詰まらない
続編ありきだったり、アイヌの文化の説明を盛り込まないといけない点などから、作品の前置きやそのアイヌについての説明がくどくて、はいはいつまんないですと聞いていた
せめて実写ドラマ向きじゃないかな、ネトフリで予算もらってドラマにすれば良かったのに、、と思います
漫画だとキャラが怖くて気持ち悪いだけなので、よかった。特に山崎君は...
漫画だとキャラが怖くて気持ち悪いだけなので、よかった。特に山崎君はいい。アイヌの子もぽっちゃりしてて、男性的でいい。矢本くんも。
アクションがすごかった。
原作の独特な、倒錯的要素も、アイヌから見える自然の美しさも、物語がもともとしっかりできているので、映画としてしっかり肉付けされていてよかった。
あの壮大な物語とクセが強すぎる登場人物たちをどう力技でまとめあげる...
アクションシーンキレッキレ
原作は本誌で追っていました。
最終話まで読了済みです。
なので実写映画と聞いた時には不安の方が勝ちました。
あれだけ癖強なキャラばかりの作品を生身の人間が演じられるものか?
コスプレ感の溢れる残念仕様になるのでは?
戦々恐々として映画館に行きましたが、冒頭5分でそんな不安は吹き飛びました。
面白かった!!!!
北野武の「首」を始め、近頃の邦画は汚れることを厭いません。泥だらけ血まみれになりながらもがくシーンをこれでもかとぶち込んでくれました。
ゴールデンカムイはアクションも見どころのひとつなので、そこが損なわれることなく演じられたことに大変な満足感を得られました。
玉木宏演じる鶴見中尉。
舘ひろし演じる土方歳三。
この2人がもう素晴らしくて。
特に玉木宏は悪役を演じることが多かった時代のゲイリーオールドマンとジョニーデップを足して2で割ったような色気と怖気があり、本当に眼福でした。
ストーリー的にはコミックスの4巻辺りまでを忠実になぞっていますので、原作派の人はもちろん初見の人も楽しめると思います。
続編が楽しみです。
飛び出してくるようなエネルギーが満載❣
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