「評判は良いけれど、アイヌたちが佐一を信用し過ぎではないか」ゴールデンカムイ てつさんの映画レビュー(感想・評価)
評判は良いけれど、アイヌたちが佐一を信用し過ぎではないか
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原作を読んでいないけれど、ネット評の多くで再現性が高いを好評であるので、素晴らしいのだろう。残酷場面に凄味がある。馬橇での格闘場面は、「インディ・ジョーンズ」シリーズにも似た感じがした。
白狼が羆と闘い、人間を助けるというのは、映画『野性の呼び声』やテレビアニメ『不滅のあなたへ』に似た感じがした。
アシリパが佐一のことを助けて、そのまま信用して、コタンに連れて帰り、家族にも紹介し、家族たちも同様に佐一を信用し過ぎだと感じた。佐一の行方が探す標的にも、コタンがなり兼ねない危うさが考慮されているのかどうか、よくわからない。アシリパの父が殺されたことで、日本人全般への敵愾心が強くて当然ではないかと思う。佐一に対しても、警戒心を強く出して、アイヌ語で煙に巻くくらいの対応で良かった気がする。料理は監修付で、これも正確に再現されているのだろう。女性が主人公の物語としては、『ポカホンタス』よりも『ムーラン』に、より近いのであろう。
終盤で、幼馴染み3人の経緯が説明され、佐一の被差別的出自と、梅子の障がいの様子が描かれ、続編の展開が期待され、日露戦争の全編への強い影響も改めて感じた。
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