劇場公開日 2024年1月19日

「日本の実写映画・山崎賢人を見直した」ゴールデンカムイ アッキーさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0日本の実写映画・山崎賢人を見直した

2024年1月23日
iPhoneアプリから投稿

まず、今作の感想を表すなら長年このアプリを使っているが滅多にコメントを書かない自分がこうして長々と感想を書いている程である。

私はあまり漫画原作の実写映画が好きでは無い(特にアクション)、そして数々の実写映画の主演を務めた山崎賢人も一時期嫌いになっていた。4年前の「ヲタクには恋は難しい」を想像以上に裏切られたのもあるからだ。(それ以降福田作品など一切見る事は無くなった)

しかし、山崎賢人はそこからキングダムで主演を務めたがおそらく世間の期待を良い意味で裏切り、結果として3作もできた程であろう。
私も少しばかりは気になったが、いかんせん原作に触れた事が無かったため、まだ見れていない。

今回のゴールデンカムイはアニメ・漫画に触れていたが
「また、山﨑賢人かよ」と思い最初見るつもりは無かった

ただ、公開されて4日での前評判がとても良かった。
表し方は悪いかもしれないが「騙されたつもりで見てみよう」と思い先程足を伸ばした。

結論として「日本の実写映画は捨てたもんじゃない」だった。

戦闘のシーン
 自分自身がちょうど考えていた「もう日本にアクションはあまり求めないようにしよう」それが覆された。
見る者を選んでしまうような過激なシーンがそこにはあったのだった。東宝配給と老若男女が比較的触れやすい作品には過激なシーンはもう出せないと考えていたため、過激を入れてもなおこの作品の魅力を全開に伝えていく製作陣の思いがとても感じ取れた。

コメディ要素
 先にも述べたが、自分が思う日本の実写映画は大抵
「コメディ要素を無くした暗い実写」もしくは大嫌いな福田雄一の「原作を馬鹿にした好き勝手な冷めたコメディ」の二極かと感じていた。
 序盤、山﨑が演じる杉本がクールなシーンが多かった為「うん?これはコメディ捨てたか?」と思ったが、山田演じるアシリパとの掛け合いの途中にて原作さながらのコメディを忠実に表すことができていて、私も何度も笑い転けてしまった。

このように私にとっては近年稀に見る日本での実写作品を見れたのでは無いかと考える。私が唯一好きな「るろうに剣心」を超えても良いのではないか。

最後に改めて私がトラウマレベルになった「ヲタクに恋は難しい」での主演を務めた山﨑と高畑充希が何か偶然なのか今作でも久しぶりに共演をしていた。あの2人の掛け合いがあった時に「あの作品で日本の実写映画を嫌いになり、今作で捨てたもんじゃ無い」と奇妙な偶然だと感じることがあった。

そして改めて山﨑賢人という俳優の作品への取り組みに大きく拍手をしたい。
最後に
時間が出来たら「キングダム」を見たいと思った。

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アッキー